Harmony 2016年1/2月号
バラエティ自動車ジャーナリスト 小沢コージの

クラウン アスリート ここがイイ!

前回、ビックリするくらいのビッグチェンジを果たした純国産高級車「クラウン」。これだけやっちゃうと、今後のモデルチェンジがツラいなと思っていたら、予想以上にやることがまだまだあった。

走りのターボか、燃費のハイブリッドか。それが問題だ!

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前回、ビックリするくらいのビッグチェンジを果たした日本が生んだ純国産高級車「クラウン」。アニメのキャラクターに例えられるほど大胆な稲妻グリルを纏い、ついでにショッキングなピンククラウンを限定発売!……と、これだけやっちゃうと、今後のモデルチェンジがツラいなと思っていたら、予想以上にやることがまだまだあった。

まずは見た目がさらに刺激的に。前回バンパーをぶち抜いたグリルは、今回バンパー下限スレスレまで伸びてサイズ拡大! 稲妻フォルムは大胆にエッジ感を増し、新色の「天空(ソラ)」や、「茜色(アカネイロ)」、「紺碧(アオ)」などを含む、ボデーカラー12色を用意。中でも“天空”はピンククラウンほどではないが、ビックリするほどハデ。こちらも予想外にインパクト大だ。

そして新設定されたダウンサイジングのターボモデルがやっぱりキモチいい。「レクサス NX」に投入されたエンジンを熟成させたものだが、ことさら低回転トルクを強調せずに、下からスムーズに伸びて久々にエンジンを回す楽しさが味わえる。ハイブリッドもたしかにいいのだが、これに乗ると「やっぱり『クラウン』はターボエンジンがいいのかもしれない……」と、思えてくる。

同時にターボモデルのほうが、明らかにハンドリングはシャープ。全体のボデー剛性アップと同時に足回りをやり直しているからステアリングの利きがいいし、乗り心地もより締まったものに。さらに特筆すべきはブレーキだ。「クラウン ハイブリッド」も「プリウス」などに比べるとかなりダイレクト感があるとは言え、エネルギー回生機能の付かないターボのブレーキのほうがタッチがよりソリッドで踏みごたえもある。クルマ好きならやっぱりコッチか。

ところで、ターボの燃費はJC08モードで最良13.4km/L。悪くはないが、20km/Lを超えるハイブリッドに比べるとまだまだ。今後の「クラウン」はやはり燃費のよいハイブリッドをメインに、2リッターターボモデルとの二刀流になるに違いない。

「クラウン アスリート」のみのメーカーパッケージオプション。

クラウンの詳しい情報・お問い合わせは、toyota.jp へ。

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おざわ こーじ◎バラエティ自動車ジャーナリスト。
1966年神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、某自動車メーカーに就職するも半年後に退職。「NAVI」編集部を経て、フリーに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『ドライブ上達読本』『クルマ界のすごい12人』など多数。