Harmony 2016年7/8月号
バラエティ自動車ジャーナリスト 小沢コージの

ウィングレット ここがポイント!

「ウィングレット」に乗った直後に思ったのは、「本当にもったいない!」だ。単純に楽しい。操作感がメチャクチャ感覚的で、同時に地球ゴマを手のひらに載せてバランスを取るような面白さもある。

スポーツやエンターテインメントでもっと使えばいいのに!

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「ウィングレット」に乗った直後に思ったのは、「本当にもったいない!」だ。単純に楽しい。すっごく楽しいのだ。これを仕事や歩行者補助だけに使うなんてもったいない。もっとエンターテインメントな方向にもって行けばいいのに!

こればかりは実際に乗っていただかないと、その楽しさは伝わりにくいと思うが、まさにスキーやスケートボードを電動化した感じだ。しかもその操作感がメチャクチャ感覚的で、同時に地球ゴマを手のひらに載せてバランスを取るような面白さもある。

具体的な操作は、スイッチを入れて両足で乗り、背筋をピンとして立つと真っ直ぐの状態で止まる。そこからつま先に体重を乗せると前に進み、かかとに体重を乗せると後ろに進む。さらにハンドルを右に倒すと右に、左に倒すと左に進む。左足に体重をかけると時計回りに回り、右足に体重をかけると反時計回りに回る。理屈でいうとそんな感じだ。

でも誰だってスキーやるのにそんな理屈考えないでしょう? 慣れれば本当に歩くように進むし、それはスキーで雪面を滑るように非常にスムーズだ。これでレースをしたり、椅子取りゲームをしたり、あるいは可愛いメイドさんに使ってもらって、アキバに「移動式メイドカフェ」でも作ったりしてもいいでしょう。

もちろん、できれば今すぐにでも歩行用に使いたいし、足腰が弱った高齢の方に使ってほしい。でも、歩行者とすれ違うことや自転車と併走することを考えると、周囲と折り合いを付けるのが大変すぎるのだ。実際、「ウィングレット」の初代モデルが出てからもう8年が経とうとしている。でもみんな「こういうのあったよね?」と思いつつも試乗すら自由にできない。理想的には数万円でもっとシンプルで壊れにくいものを売り出し、ゲーム用、あるいは商業用として普及させたらすごく楽しいと小沢は思う。

聞けば中身は小さなタイヤ2つとモーター2つとアシストサイクル並みのバッテリーと加速度&ジャイロセンサー。すでに面白いものができてます。これを使った「小沢コージカフェ」、今すぐに開店したいですわ(笑)。

ウィングレットの詳しい情報・お問い合わせは、toyota.jp へ。

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おざわ こーじ◎バラエティ自動車ジャーナリスト。
1966年神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、某自動車メーカーに就職するも半年後に退職。「NAVI」編集部を経て、フリーに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『ドライブ上達読本』『クルマ界のすごい12人』など多数。