Harmony 2017年5/6月号
バラエティ自動車ジャーナリスト 小沢コージの

「C-HR」ここがポイント!

やはり圧巻は思い切ったダイナミックなデザイン。最近、スタイリッシュなSUVが多いなかでも
それは際立っていて、マッチョなスポーツカー顔負けだ。

ワイルドになったSUV風「プリウス」?

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やはり圧巻は思い切ったダイナミックなデザイン。最近、スタイリッシュなSUVが多いなかでもそれは際立っていて、マッチョなスポーツカー顔負けだ。

特徴的な大径タイヤは、ボディの高さのほぼ半分を占め、逆にキャビンは非常にコンパクト。なかでもリアのウエストあたりの絞り具合は、中身のTNGAプラットフォームを途中で設計変更してまで追究したとか。これぞ今蘇ったコークボトルラインだ。

インテリアはエクステリアほど大胆なデザインではないものの非常に質感が高く、大きめで座り心地のよいフロントシートが嬉しい。かたやリアシートはかなり割り切ってつくられており、座り心地そのものは悪くないが、リクライニング機能は省かれているし、スペースも狭め。ラゲッジ容量も318Lと、全長4.3メートル超のSUVとしては小さめだ。明らかにスタイル優先でつくられているのが分かる。

その一方で、走りの上質感、安心感はピカイチだ。アクセルを踏んだ瞬間、高級サルーンのようなしっとりした乗り心地や滑らかなステアリングフィールを感じ、とてもコンパクトSUVとは思えないレベル。

パワートレインは「プリウス」譲りの1.8L直4ハイブリッドか「オーリス」譲りの1.2Lダウンサイジングターボが選べ、速さ自体は特別驚くほどではない。

しかし、これまたアクセルペダルの動きに忠実な加速と燃費のよさが圧巻。モード燃費はハイブリッド最良モデルで30.2km/L、1.2Lターボで15.4km/L。「プリウス」に比べると大したことないようだがハイブリッド仕様は高速実燃費で20km/Lを超えてくる。

実質、外観がワイルドなSUV風になった「プリウス」と言えなくもない。売れる理由はそこにあるのかもしれない……とも思う。「プリウス」でもいいんだけど、みんなと同じはどうしてもイヤだというような人に。

CH-Rの詳しい情報・お問い合わせは、toyota.jp へ。

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おざわ こーじ◎バラエティ自動車ジャーナリスト。
1966年神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、某自動車メーカーに就職するも半年後に退職。「NAVI」編集部を経て、フリーに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『ドライブ上達読本』『クルマ界のすごい12人』など多数。