New style snow activity冬本番! 親子で楽しむ
ニュースタイル・スノーアクティビティ
絶好のスノーレジャーシーズンが訪れました。この時期にドライブ旅とともに楽しみたいのがスキーやスノーボード。日本は積雪量、さらさらのパウダースノーの雪質ともに世界トップレベルを誇り、各地に魅力的なゲレンデがあります。そこで、スキーやスノーボードだけではなく、ノンスキーヤーやファミリーで楽しめる、ニュースタイル・スノーアクティビティが充実したスキー場を厳選して紹介します。
スキー・スノーボードだけじゃない!
多彩なレジャー体験できるゲレンデ5選
国土の約70%を山地で占める日本には、全国各地にスキー場やゲレンデが点在しています。その降雪量は世界でもトップクラス。1月頃からはじまるハイシーズンに降る水分量が少ないふわふわのパウダースノーの素晴らしさは“JAPOW”(Japan Powder)と称され、国内だけではなく世界中からスキーヤーやスノーボーダーが訪れます。
そんな最高の環境で楽しむスノーレジャーの定番はスキーやスノーボードですが、せっかくゲレンデを訪れたらなら、ほかのアクティビティも満喫したいところ。そこで、スノーモービルやスノースクート、エアボードといったユニークなスノースポーツから、スノートレイル、風光明媚な雪山を羽ばたくように駆け下りるジップラインまで、多彩なスノースポーツ・アクティビティにチャレンジできるゲレンデを紹介します。
■安比高原スキー場(岩手県)
アメリカのアスペンやオーストリアのアールベルクなど世界を代表するスキーエリアと同じ北緯40度に位置する国内屈指のスノーリゾート地。極上の雪質と名高いゲレンデは、総滑走距離43,100メートル、ロングコース主体の全21コースというビッグスケールで、恵まれた環境の北向き斜面のため、安定したコンディションでビギナーから上級者まで幅広く楽しめるのが魅力です。
多彩なコースだけではなく、ファミリーに人気なのが「雪遊びランド」。スノーエスカレーターで快適に斜面を登ったあと、バイク感覚のスノーレーサーや新感覚のプラスチックソリ「ジプフィー」、スノーモービルに引かれて雪の森を周遊するスノーラフティングなど、大人も楽しいアクティビティが充実。ほかにもスノーシューで安比・八幡平の秘境を巡るガイドツアーなども人気です。
●スポットDATA
所在地:岩手県八幡平市安比高原117
アクセス:東北自動車道「松尾八幡平IC」「安比IC」から車で約15分
2023-2024ウインター営業期間:2023年12月2日(土)~2024年5月6日(月・祝)
https://www.appi.co.jp/snow-mountain-resort/
■雫石スキー場(岩手県)
1993年にアルペンスキー世界選手権盛岡・雫石大会の会場となったスキー場。雄大な岩手山に抱かれたゲレンデは、急斜面、緩斜面、中斜面と変化に富む全長2,648メートルのダウンヒルコースをはじめ、ビギナーから上級者まで楽しめます。2023-2024シーズンはパークエリアが拡大され、さらにスケールアップ。地形を活かしたバンクやロールなど3D感覚を身に付ける練習に最適なアトラクションアイテムも揃っています。
そのなかでも、ファミリーで楽しみたいエリアが「Shizukuishiスノーランド」。スリル満点のスノーチューブやソリ、スノーストライダー、かまくら体験など小さい子どもでも満喫できるのがうれしいところ。また、この冬におすすめなのが星空観察ツアーの「雫石銀河ロープウェー~Winter Version」。ナイトロープウェーで星空の案内人による冬の星空解説を聞きながら、雫石の幻想的な夜空を鑑賞するひとときは、忘れられない思い出になるでしょう。
●スポットDATA
所在地:岩手県岩手郡雫石町高倉温泉
アクセス:東北自動車道「盛岡IC」から車で約130分
2023-2024ウインター営業期間:2023年12月23日(土)~2024年3月24日(日)
https://www.princehotels.co.jp/ski/shizukuishi/winter/
■ニュー・グリーンピア津南スキー場(新潟県)
リゾートホテル「ニュー・グリーンピア津南」に併設されたスキー場。雄大な苗場山麓の津南高原に広がるゲレンデには、山頂から目の前を遮るものがないパノラマの銀世界が楽しめる中・上級者向けコース「コスミックBゲレンデ」や初心者でも安心のなだらかな「スターダストゲレンデ」など、レベルごとに楽しめる変化に富んだ5コースが整備されています。
スキーヤー、スノーボーダーから「一度体験したら忘れられない」と絶賛されるパウダースノーのゲレンデは雪遊びも充実。スノーラフティングをはじめスノーチューブ、エアボード、ソリなど各種アクティビティは、子どもから大人まで夢中になれる楽しさにあふれています。また、冬の風物詩として人気なのが、願い事を書いたランタンを夜空に打ち上げる「津南ランタン体験」。シーズン中は毎日開催され、毎週土曜には冬花火と同時に空に舞う幻想的な光の饗宴が楽しめます。
●スポットDATA
所在地:新潟県中魚沼郡津南町秋成12300
アクセス:関越自動車道「塩沢石打IC」から車で約50分
2023-2024ウインター営業期間:2023年12月23日(土)~2024年3月31日(日)※予定
https://new-greenpia.com/category/ski/
■石打丸山スキー場(新潟県)
1949年の開業以来、70年余の歴史を誇る新潟を代表する老舗スキー場。総面積122ヘクタールの広大なゲレンデは上越エリア最大級で、南魚沼平野と越後三山を望むロケーションは圧巻。雪質、積雪量も豊富で、バラエティに富んだ全23コースが楽しめます。ほかにはない滑りごたえは言わずもがな、特筆すべきは昨シーズン、ゴンドラ山頂の展望エリアにオープンした新スポット「ザ・ヴェランダ石打丸山」です。
ファーストクラスの乗り心地を実現した「サンライズエクスプレス」を降りて目の前に広がるのは、遮るもののないダイナミックな銀世界。その大自然と一体化できる快適なプライベート空間のドームテントをはじめ、大パノラマの絶景に抱かれるスノーテラス、落ち着いた雰囲気のなか、フォトジェニックな美食が味わえるカフェでのひととき……。そしてスノーシューやスノーレーサー、スノーチューブ、エアボードなどのアクティビティまで、ノンスキーヤーでもさまざまなスタイルで雪山の魅力を存分に楽しめる体験をぜひ。
●スポットDATA
所在地:新潟県南魚沼市石打1655
アクセス:関越自動車道「塩沢石打IC」から車で約5分
2023-2024ウインター営業期間:2023年12月15日(金)~2024年4月7日(日)
https://ishiuchi.or.jp/
■草津温泉スキー場(群馬県)
温泉の自然湧出量日本一を誇る名湯地、草津温泉すぐの場所にあるスキー場。前身の「草津国際スキー場」を含めると100年以上の歴史を誇り、日本で初めてリフトが設置された、まさにスキー場の草分け的存在です。5本のコースのほかに開放感抜群の5つのゲレンデ、1本のスノーシュー用のコースが楽しめます。
2023-2024シーズンに注目したいのが天狗山ゲレンデに完成した「パルスゴンドラ天狗」です。ファミリーやノンスキーヤーでも山頂エリアの散策を楽しめ、絶叫体験で人気の山頂ブランコ「スカイスウィング」も気軽に満喫できます。
さらに、通年で開催されているアトラクション「BanZip TENGU」も見逃せません。標高1,370メートルの天狗山山頂から、空中に架線したワイヤーロープを専用の滑車とハーネスで滑空する時間は、何ものにもかえがたくスリリングな体験です。雪山の絶景のなかを浮遊できるのはウィンターシーズンだけなので、ぜひチャレンジしてみてください。
●スポットDATA
所在地:群馬県吾妻郡草津町大字草津字白根国有林158林班
アクセス:関越自動車道「渋川伊香保IC」から車で約80分
2023-2024ウインター営業期間:2023年12月16日(土)~2024年4月7日(日)
https://www.932-onsen.com/winter/index
スノーリゾートに車で出かける際の注意点
車でスノーリゾート地を訪れる際は、必ずスタッドレスタイヤに交換しましょう。真冬の道路は凍結していることが多いので、タイヤチェーンの準備も必須です。高速道路によってはチェーン装着規制を実施している時期もあるので、出かける前に混雑状況も含めてチェックするのがベター。そして、雪山ではバッテリーが上がりやすいため、ブースターケーブルも携行すればより安心です。
また、多くのスキー場にはレンタルサービスがあるので手ぶらでも楽しめますが、各種防寒具はもちろん、忘れがちなのが日焼け止めです。晴れた日のゲレンデでは太陽の光の約80%程度が反射し、気が付かないうちに雪焼けをしていることも多いので、スキーウェアのなかに入れておくことをおすすめします。
ドライブとともに冬ならではの多彩なスノーレジャーをぜひ楽しんでください。