クルマで巡る伊豆半島海を眺め、金目鯛を味わう〜東伊豆から南伊豆までを走る、大人の1泊2日旅〜

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写真提供:下田市観光協会

海沿いを走り、その土地の味覚を楽しみ、温泉宿でゆったりと過ごす。そんな休日を叶えてくれるのが伊豆です。東京・名古屋のどちらからもアクセスしやすい伊豆半島は、海岸線の絶景、美食、名湯がそろう人気のドライブエリア。今回は、熱海から東伊豆、そして下田までを巡る1泊2日の旅をご紹介します。今度の週末は、海風を感じながら、大人の伊豆ドライブへでかけてみませんか。

Text:Reico Watanabe
Edit:Yasumasa Akashi(pad inc.)

DAY1:相模湾に沿って東伊豆へ

国道135号沿いに広がる熱川YOU湯ビーチ。どこまでも続く青い海が、これから始まる伊豆の1泊2日の旅へと期待を膨らませてくれます。写真提供:東伊豆町観光協会

東伊豆を走る国道135号は相模湾に沿って南へ続きます。フロントガラスの先には、陽光を受けてきらめく海とゆるやかに弧を描く海岸線。窓を少し開ければ潮風が流れ込み、目的地へ向かう時間そのものが、旅の始まりを感じさせてくれます。

気になる景色があればクルマを停め、地元の店を見つければ立ち寄ってみる。そんな自由な時間の使い方ができるのも、ドライブ旅の魅力です。まずは、旅のスタートにふさわしい絶景スパへ向かいます。


■海と空が溶け合う至福の湯浴み「オーシャンスパ Fuua」

空と海と湯の境目が曖昧になった「オーシャンスパ Fuua」の露天立ち湯。

ATAMI BAY RESORT KORAKUENにある「オーシャンスパ Fuua」は、相模灘と空が溶け合うような景色に包まれる日帰り温泉施設です。午前中は比較的ゆったり過ごせることが多く、ラウンジから移りゆく景色を楽しむ時間もおすすめです。全長約25メートルの露天立ち湯に身を預けると、視界いっぱいに広がるのは、水平線まで続く青い海。空と湯船、そして海がひとつにつながるような開放感に、自然と肩の力が抜けていきます。

湯上がりは、ラウンジでゆったりとひと息。相模灘を眺めながら過ごす時間は、旅の贅沢な余白です。

オーシャンスパ Fuua

住所:静岡県熱海市和田浜南町10-1
アクセス:真鶴道路・湯河原福浦I.C.から約20分
営業時間:10時~22時(最終入館21時)
駐車場:あり(ATAMI BAY RESORT KORAKUEN駐車場)※有料。詳細は公式WEBサイトにてご確認ください。
公式WEBサイト:https://www.atamibayresort.com/fuua/
写真提供:オーシャンスパ Fuua


■伊豆の味覚を楽しむ、海辺のランチタイム 「道の駅 伊東マリンタウン」

「道の駅 伊東マリンタウン」は、週末のランチタイムは混み合うことも。少し時間をずらせば、マリーナを行き交う船を眺めながらゆったりと食事を楽しめます。

リフレッシュしたあとは、再び国道135号へ。海沿いの景色を楽しみながらクルマを走らせると、「道の駅 伊東マリンタウン」に到着します。マリーナに面した施設には、海鮮レストランやカフェ、特産品ショップが並び、旅人たちでにぎわいます。

関東最大級を誇る無料の温泉足湯「あったまり〜な」。海を眺めながら源泉かけ流しの湯に足を浸し、ドライブの合間にほっとひと息。

ランチに選びたいのは、新鮮な魚介を使った海鮮丼や、伊豆名物・金目鯛の料理。潮の香りを感じる港町で味わう一皿は、海への旅ならではの美味しさです。食後はショップへ。干物やわさび漬け、地酒など、伊豆らしい味覚が並び、お土産選びの時間も自然と弾みます。

道の駅 伊東マリンタウン

住所:静岡県伊東市湯川571-19
アクセス:東名高速道路・厚木I.C.から約1時間30分
営業時間:店舗により異なる。
駐車場:あり(無料)
公式WEBサイト:https://ito-marinetown.co.jp/
写真提供:道の駅 伊東マリンタウン


■荒々しい自然がつくり出した絶景へ「城ヶ崎海岸」

「城ヶ崎海岸」の門脇つり橋。約4,000年前、大室山の噴火で流れ出た溶岩が海へ達し、長い年月をかけて生まれた断崖絶壁は、東伊豆を代表する景勝地です。

ランチのあとは、さらに南へクルマを走らせ、「城ヶ崎海岸」へ。門脇つり橋から見下ろせば、黒々とした岩肌に白波が砕け、目の前には雄大な水平線が広がります。その力強い景色は、穏やかな港町とはまた違う、伊豆のもうひとつの表情を見せてくれます。潮風を感じながら遊歩道を歩いていると、耳に届くのは波の音だけ。ゆっくりと流れる時間に身を委ねれば、旅の慌ただしさもいつしか遠ざかっていきます。

門脇つり橋までは歩きやすい靴がおすすめ。時間に余裕があれば海岸沿いの遊歩道「ピクニカルコース」を散策してみましょう。

城ヶ崎海岸

住所:静岡県伊東市富戸
アクセス:東名高速道路・厚木I.C.から約2時間
駐車場:あり(伊東市門脇駐車場)※有料(15分まで無料)。詳細は公式WEBサイトにてご確認ください。
公式WEBサイト:https://itospa.com/spot/detail_54002.html
写真提供:静岡県観光協会


■東伊豆を代表する名宿のひとつで穏やかな時間に浸る「稲取銀水荘」

夕暮れ前のチェックインがおすすめ。ラウンジや客室から、夕景から夜景へと移り変わる相模灘の景色をゆっくりと楽しめます。

城ヶ崎海岸をあとにして、宿のある稲取へ。「稲取銀水荘」のロビーに足を踏み入れると、大きな窓の向こうには相模灘が穏やかに広がります。湯けむりに包まれながら露天風呂でくつろぎ、夕暮れを待つ時間も、この宿にある贅沢のひとつです。

相模灘を望む露天風呂。潮風を感じながら、稲取温泉の湯を楽しめます。

そして旅の楽しみは、やはり夕食。伊豆近海で水揚げされた新鮮な魚介をはじめ、名物の金目鯛など、季節の恵みを活かした会席料理が並びます。一品一品を味わいながら、その土地の食文化に触れる時間は、旅の醍醐味といえるでしょう。

火を入れた金目鯛に200度の高温の油をかけて鱗までパリパリの触感に仕上げた「金目鯛銀鱗焼き」(左)。伊豆を訪れたら一度は味わいたい名物料理「金目鯛の煮付け」も別料金(時価)で注文可能です。
翌朝は少しだけ早起きを。朝日に照らされて輝く相模灘を眺めながらいただく朝食も、この旅を象徴する忘れられないひとときになるはずです。

稲取銀水荘

住所:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1624-1(カーナビ設定は電話番号入力推奨 0557-95-2211)
アクセス:東名高速道路・厚木I.C.から約2時間30分
駐車場:あり(無料)
公式WEBサイト:https://www.inatori-ginsuiso.jp
写真提供:稲取銀水荘


DAY2:海を見下ろす高原から、港町・下田へ

2日目は、昨日とは少し違う景色に出合いに海沿いの道を離れ、クルマを自然豊かな丘陵地へ。海のイメージが強い伊豆ですが、少し標高の高いエリアに行くと、目の前には広々とした草原が広がります。景色が変わるたびに、旅の表情もまた少しずつ変わっていきます。

標高約400〜800メートルに広がる「稲取細野高原」。海と草原が織りなす開放的な風景が広がり、季節ごとに異なる表情を楽しめます。

空と草原、そして海がつながる場所「稲取細野高原」は、秋には一面がススキ野原となり、多くの人が訪れる人気スポットです。なだらかな草原を渡る風に耳を澄ませると、聞こえてくるのは鳥のさえずりと風の音が聞こえてきます。眼下には相模湾がゆったりと広がり、天気のよい日には伊豆諸島まで見渡すことができます。

海岸線を走る爽快感とはまた違う、ゆるやかな時間が流れる場所。景色を眺めているだけで、心まで軽くなっていくようです。

稲取細野高原

住所:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3150-3(カーナビ入力推奨地点)
アクセス:東名高速道路・厚木I.C.から約2時間40分
駐車場:あり(無料)※イベント期間中は有料。
公式WEBサイト:https://www.hosonokougen.net/
写真提供:東伊豆町観光協会


■海岸線が続く、伊豆屈指のシーサイドルート 河津〜下田ドライブ

国道135号、尾ヶ崎ウイングからは海岸線を一望できる、伊豆屈指のビュースポットです。写真提供:下田市観光協会

高原をあとにしたら、再び海沿いの道へ。国道135号をさらに南へ走ると、車窓には再び青い海が姿を現します。カーブを曲がるたびに景色が変わり、小さな漁港やヤシの木が揺れる海辺の町が現れるこのルートは、伊豆でも屈指のドライブコース。急がず、自分のペースで景色を楽しみながら走りたい道です。

白浜海岸周辺には駐車場が点在しています。天気のいい日は海と空の青さがいっそう際立ち、写真撮影にもおすすめです。写真提供:下田市観光協会

途中、時間が許せば白浜海岸にも立ち寄ってみましょう。真っ白な砂浜と透明度の高い海が広がる白浜海岸は、まるで南国の離島を訪れたような雰囲気。波打ち際を少し歩くだけでも、旅の気分をさらに盛り上げてくれます。時間に追われず、気になる景色があればクルマを停める。そんな自由な時間が、この旅をより豊かなものにしてくれます。


■港町で味わう、旅の締めくくり「道の駅 開国下田みなと」

港町・下田の魅力が詰まった「道の駅 開国下田みなと」。海の幸や特産品との出合いが旅の楽しみを広げてくれます。

旅の最後は、港町・下田へ。「道の駅 開国下田みなと」は、下田港を望むウォーターフロントにある人気スポットです。館内には、新鮮な魚介を味わえる食事処や特産品店が並び、港町らしい活気に包まれています。名物の金目鯛を活かしたレシピや新鮮な海鮮丼は、この土地だからこそ味わえるごちそうです。

カリッと揚げた金目鯛ととろけるカマンベールが織りなす味わいで人気の「Cafe & Hamburger Ra-maru」の「下田バーガー(金目鯛)」。気軽に味わえるご当地グルメは、ドライブ途中のランチにもぴったりです。

帰りには、旅の思い出と一緒に持ち帰りたいお土産を買うのも忘れずに。旅先で出合った味が、自宅へ帰ってからも伊豆を思い出させてくれるはずです。

道の駅 開国下田みなと

住所:静岡県下田市外ヶ岡1-1
アクセス:東名高速道路・沼津I.C.から約2時間
駐車場:あり(無料)
営業時間:店舗・施設によって異なる。
公式WEBサイト:https://www.kaikokushimodaminato.co.jp/
写真提供:下田市観光協会


心に残るのは、景色だけではなく、その時間

旅を終えて振り返ったとき、思い出すのは、美しい景色だけではありません。潮風を感じながら走った海岸線、温泉で肩の力を抜いたひととき、土地の恵みを味わった食卓・・・。その一つひとつが重なり、心地よい旅の記憶になります。

肩肘張らずにでかけられ、それでいて満ち足りた時間を過ごせる伊豆へ。次の休日は、大人の1泊2日のドライブ旅でリフレッシュしませんか。


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