ロングツーリングをあきらめない
荷室と航続距離が自慢のBEV「bZ4X Touring」誕生

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文/善福寺正文 写真/トヨタ自動車

環境への優しさや静かな走り、そして先進的なイメージ。そんな魅力に惹かれ、「次は電気自動車(BEV)に」と考える人が増えている。しかしいざ実際に検討を始めると、「長距離ドライブでバッテリーはもつだろうか」「効率優先で荷室が狭いのでは?」といった懸念に直面することも少なくない。特にロングツーリングを愛するアクティブな層にとってこれまでのBEVは、「何らかの我慢を強いる乗り物」という側面があったかもしれない。

だが2026年2月25日(水)、そんなBEVに対する先入観を鮮やかに塗り替える一台、「トヨタ bZ4X Touring」が登場した。
圧倒的な積載量と、一度の充電で驚くほどの距離を走り抜ける「航続距離の長さ」。さらに補助金を活用すれば、意外なほど身近な存在となるこの新星は、BEVの常識をどう変えていくのか?自由な旅の新しい形を提案する「bZ4X Touring」の実力に迫る。

BEVオーナーを悩ませるロングドライブ

モーター駆動ならではの力強い加速と静粛性、クリーンさや先進性といった面から、昨今はエンジン車からBEVへ乗り換える自動車ユーザーも増えつつある。

とはいえ、BEVにも不安がないわけではない。とりわけロングドライブを愛する方々にとって、BEVの航続距離や積載性は悩みの種になりがちだった。

初代トヨタ bZ4Xプロトタイプの透視図。BEVには内燃機関とは異なるパッケージングが求められる。

例えば燃費が18km/Lで、燃料タンク容量60Lのエンジン車であれば、満タン状態から一度も給油することなく、およそ1,000kmを走ることができる。しかし同様の「航続距離の長さ」をBEVに期待することは、一般的には難しい。長距離を走るとなれば途中での充電ポイントや所要時間を考慮したドライブプランを立てる必要がある。

もうひとつ、これまでのBEVは意外と荷室に無頓着だった。床下に大量のバッテリーを敷きつめたり、リヤモーターを搭載したりする構造的な事情もあり、大人数のロングドライブに必要な荷物や道具が入りきらない――という事態が起こり得たのだ。

はたしてBEVとロングドライブは相性が悪いのか。そんな悩みに応えるクルマが、トヨタ自動車から発売された。それが「bZ4X Touring」である。

「走り」と「広さ」にこだわったバッテリーEVの新型車「トヨタ bZ4X Touring」。

5名乗車時でもゴルフバッグ4個を収容可能

bZ4X Touringは、SUVタイプのバッテリーEVとして人気を博している「トヨタ bZ4X」の特長を継承しつつ、そのラゲージを延長し、膨大な量の荷物を飲み込むことを可能とした新型バッテリーEVだ。

流麗なスタイリングの中に用意されるラゲッジスペースは、6:4分割可倒式のリヤシートを使用しているときでも荷室長1,092mmと荷室高850mmという十分な寸法を確保。その際の荷室容量はbZ4Xの約1.4倍にあたる619Lとなり、リヤシートを倒さずとも、一般的なサイズのゴルフバッグ4セットを積載できる。

こちらがトヨタ bZ4X Touring。全長4,830mm×全幅1,860mm×全高1,675mmでホイールベース2,850mmという、家族や仲間との移動にちょうど良いサイズを実現している。
流麗なスタイリングでありながら、113mmのゆとりある後席ヘッドクリアランスや、1,000mmもの前後カップルディスタンス(前席と後席の距離)を可能とし、広く快適な室内空間を実現。
インテリアはこのようなデザイン。2種類のインテリアカラーが用意され、上質な室内空間を演出する写真上の「ブラック」を標準色としつつ、モダンな空間にアウトドアテイストを添える「カーキ」も選択可能となる。
荷室は後席利用時でも十分に広大で、使い勝手も良好。アクティブなユーザーの行動範囲を広げる619Lという容量は、従来型bZ4Xの約1.4倍に相当する。

さらにリヤシートを格納した際の荷室容量は、大柄なミニバンであるトヨタ アルファードの3列目シートを格納した容積に相当する1,240L。bZ4X Touringは、大量の旅支度や大きめなアウトドアギアなどもめいっぱい飲み込んでくれる、ロングドライブ対応型のバッテリーEVなのだ。

また荷物を固定するラゲージフック4個や、エコバッグを掛けるお買い物フック4個に加え、バックドア側からリヤシートの可倒操作ができる遠隔操作レバーも2個設定。ただ荷室が広大なだけではなく「荷物の形や大きさに応じた使い方」ができるように配慮されている点も、bZ4X Touringの好ましい特徴といえる。

加えて見逃せないのが航続距離の長さだ。

これまでのバッテリーEVは航続距離に若干の不満を覚えるケースもあったが、改良型bZ4Xと、今回登場したbZ4X Touringは、その点で不満に感じることはまずないだろう。

bZ4X Touringの一充電航続距離は、売れ筋になると思われるZグレード(FWD)の場合で734kmという圧巻の数字。これだけの航続距離であれば、多くのユーザーは1日のドライブを無充電で、つまり旅の途中で面倒な急速充電を一度も行うことなく堪能できるはず。このクルマがあれば、「BEVもいいけど、高速道路のSA/PAなどで行う急速充電が面倒なんだよなぁ・・・」という思いは、もうしなくて済むのだ。

もちろんbZ4X Touringには4WDモデルも設定されている。スノーレジャーやキャンプなどのシーンにおいても、大活躍すること間違いなしだろう。

4WDモデルには、各タイヤの状況に応じて前後の駆動力を最適に配分する新たな4WD制御を採用。雪道やオフロードでも安定した旋回走行が可能になる。またドライブモードセレクトには新たに「X-MODE」を設定。駆動力とブレーキの協調制御を最適化することで、悪路での走行安定性と操縦性が十分に確保される。

各種補助金を活用すれば、車両価格はハイブリッド車並みに

そんなbZ4X Touringのメーカー希望小売価格は、ZグレードのFWDモデルが575万円で、4WDモデルが640万円。もちろん決して安価ではないが、BEVの購入に伴う各種補助金を計算に入れると、bZ4X Touringは、実は一般的なハイブリッドSUVより安価な支払総額にもなり得る。

「バッテリーEVは高い」という先入観があるかもしれないが、国や自治体から出る補助金も計算に入れると、実は決して割高ではなかったりする。

bZ4X Touringは、車両購入費用を国が補助する「CEV補助金」の対象となるため、まずは130万円が国から補助される。そして地域によってはさらに「地方自治体の補助金」が受けられる場合があり、例えば東京都にお住まいであれば、ケースに応じて60万~100万円の補助金が適用されることになる。(※補助金額などの情報は、2026年3月現在のものです。)

2種類の補助金の合計金額が仮に200万円だとすると、bZ4X Touring ZグレードFWDモデルの実質的な車両価格は「575万円−200万円」で375万円。単純な比較でいえば、車両価格490万円である「トヨタ RAV4 Z(ハイブリッド)」よりも、BEVであるbZ4X Touringのほうが、実質的な車両価格は断然安価だったりもするのだ。

さらにbZ4X Touringの場合は2026年3月現在、自宅用の充電環境をさらに快適にする「トヨタ6kW充電器」の本体購入費用に対し、TOYOTA Wallet QUICPay残高10万円分を還元するキャンペーンも行われている*。そして前述日現在、bZ4X Touringを購入すれば「TEEMO充電器の充電料金が1年間無料になる」というキャンペーンも実施中だ*。

販売店装着オプションのトヨタ6kW普通充電器(写真上)は充電ケーブル一体型。快適でスムーズな充電体験を提供し、BEVの利便性をさらに高めてくれる。また2026年3月現在、「トヨタ6kW充電器」の本体購入費用に対してTOYOTA Wallet QUICPay残高10万円分が還元されるキャンペーンも実施中だ。

以上の事柄、つまり「ロングドライブに関する不安や不満はほぼない」「補助金を計算に入れれば、実質的な車両価格はハイブリッド車並みか、それ以下である」「購入後の充電環境構築や充電も、割安に行える」という事実を踏まえれば、bZ4X Touringは、バッテリーEVだからといって特別視するべきものではなく、「多種多様に存在する素敵な選択肢のひとつ」として、あくまでもフラットな目線で検討すべき一台であると考えられる。

そして改めてフラットな目線でトヨタ bZ4X Touringを眺めてみれば――なるほど確かに、それは大いに魅力的なロングツアラーであると感じ入るほかない。

BEV(バッテリーEV)への乗り替えを躊躇していた人にとって、今回登場したトヨタ bZ4X Touringは、大きなきっかけのひとつになるかもしれない。

*「TOYOTA Wallet QUICPay残高10万円分プレゼントキャンペーン」「トヨタのお店で充電料金1年間無料キャンペーン」は、予告なく条件変更あるいは終了する場合があります。

■トヨタ bZ4X Touring
https://toyota.jp/bz4xtouring/
■bZ4Xツーリングをもっと買いやすく、充電をもっと身近に。3つの嬉しいNEWS!
https://toyota.jp/info/bz4x/cp/


*画像は一部イメージです。

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