街で映えるピックアップトラック。
新型ハイラックスは“自分流”に育てる
文/善福寺正文 写真/トヨタ自動車
2026年5月28日(木)にフルモデルチェンジを受けて登場したトヨタの新型ハイラックス。キャビン後方に開放型の荷台を備える「ピックアップトラック」であり、本格的なパートタイム4WDシステムも備えているということで、アウトドアからビジネスまで、幅広い用途に活躍が期待できる一台である。
だが新型ハイラックスは、きわめてタフな走行性能とユーティリティ性を持ち合わせながら、実は日常の街乗りにおいても“自分らしさ”を映し出すことができる一台だ。特に、トヨタの販売店で取り扱われるカスタマイズパーツである「GR PARTS」と組み合わせることで、フロントまわりの迫力やサイドビューの存在感、そして荷台まわりの実用性まで、自分の感性や使い方に合わせて“磨き込む楽しみ”を広げることも可能なのだ。
「走破性に優れるタフなピックアップトラック」という、新型ハイラックスの広く知られた特徴とは若干異なる、このクルマの知られざる魅力を紹介しよう。
街という洗練された舞台でも輝く異例のオフローダー
都市の風景の中で、周囲とは明らかに異なるオーラを放つクルマがある。機能美にあふれたフォルムと、広大な荷台を背負ったシルエット。2026年5月28日(木)に発売されたトヨタのピックアップトラック、新型ハイラックスだ。
ピックアップトラック、つまりキャビンの後方に開放式の荷台を有するモデルは日本国内では希少なせいか、新型ハイラックスは「アウトドアに特化した、趣味人のためのクルマ」と思われがちだ。だが新型ハイラックスは、山や海だけでなく「洗練された都市の街並み」の中でも存在感のあるスタイリングを持つ。そして純正オプションパーツやGR PARTSを組み合わせることで、自分流のスタイルへ「育てる」ことができる選択肢でもある。
そもそも新型ハイラックスとは何か
新型ハイラックスは、日常の街乗りから週末のアウトドアまでをシームレスにつなぐピックアップトラック。全長5,325mm×全幅1,885mm×全高1,865mmのボディに、キャビンから独立したデッキスペースを設定。最大500kgのゆとりある積載量とフラットな床面を誇るこのデッキスペースは、大柄な荷物も自由な感覚で積載できる“余白”として、オーナーのライフスタイルを確実に拡張してくれる。
パワーユニットは最高出力204PS/最大トルク500N・mを発生する2.8L直噴クリーンディーゼルで、「6 Super ECT」という6速ATとの組み合わせにより、低燃費と力強い加速を実現。また切り替えスイッチの操作のみで駆動方式を選択できるパートタイム4WDシステムと、最適な走行支援モードを選択可能な「マルチテレインセレクト」および見えにくい車両周囲の状況確認をサポートする「マルチテレインモニター」を標準装備することで、さまざまな路面状況における高い走破性も確保されている。
そして日常の移動からアウトドアまで、さまざまなシーンで使われるクルマだからこそ、安全・安心装備や先進のコネクティッド機能も充実している。一般道におけるドライバーのステアリング操作とブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」などを含む、先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」は標準装備で、センターと常時接続することで、最新の地図や交通情報を活用できる12.3インチのディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusなども全車標準装備だ。
「Z“Adventure”」が提示する新たなタフネスと洗練
そんな新型ハイラックスのなかでも最注目グレードともいえるのが、専用装備が魅力の「Z“Adventure”」だ。
専用のフロントロアバンパーガーニッシュやフロントバンパーサイドベゼル、そして専用デザイン×マットグレー塗装の武骨な18インチアルミホイールなどを身にまとったその姿は、きわめてアグレッシブでありながらも、ディテールに宿る上質感が、全体の印象を知的に引き締めている。
そしてインテリアのカラーコーディネートも、標準グレードである「Z」はブラック系で統一されているが、「Z“Adventure”」は、ミネラルと呼ばれる濃いグリーン系のシート表皮にイエローのステッチを施したアウトドアテイストあふれるものを採用。またデッキスペースに標準装着されているベッドライナー(荷台部分に装着される保護カバー)と、「スポーツバー」と呼ばれる黒いフレームも、Z“Adventure”のデッキスペースに力強いアクセントを加えている重要パーツだ。
そのポテンシャルを開花させる「GR PARTS」
新型ハイラックスの実用性とデザイン性をさらに高めてくれるのが、充実した純正オプションパーツの数々。そのなかでも、トヨタ自動車が誇るモータースポーツのDNAを注ぎ込んだ「GR PARTS」には、特に注目したいところだ。
まず、クルマの“顔”に相当するフロントまわりの迫力を高めてくれるのが「GRフロントグリル」。Z“Adventure”グレードがそもそも有している力強さに、モータースポーツ由来の精悍な表情が加わることで、フロントマスク全体の立体感とワイド感をより強調してくれるパーツだ。前走車のミラーに映るこのクルマの姿は、一目でそれとわかる強烈な個性を放つだろう。
また、テールエンド径100mmとなる大径2本出しの「GRドレスアップマフラー」と、標準装備されているマッドガードと交換装着する「GRマッドフラップ」も、新型ハイラックスのタフで本格派なイメージをより増強するための大きな一助となるはずだ。
そして新型ハイラックスのビジュアルだけでなく、「乗り味」の部分まで踏み込んだカスタマイズを行いたい場合は、GR「パフォーマンスダンパー(R)」セットにも注目したい。これはボディ前後に取りつける専用設計のダンパーで、走行中に感じる不快な振動や騒音を減衰し、乗車時の快適性をアップさせるパーツ。また操縦安定性などのドライバビリティも高め、上質な走りを実現してくれる。
そしてさらにカスタムの世界へ踏み込んでみたい場合は、ドアのストライカー部分の隙にスペーサーを入れ、隙間を埋めることで、ステアリング操作時の車両の応答遅れを低減し、クイックなレスポンスを追求する「GRドアスタビライザー」や、バイザー前後にフィン形状を織り込むことで、操縦安定性を向上させる効果が期待できる「GRスポーツサイドバイザー」にも注目してみることをおすすめしたい。
「自分流に育てる」という贅沢
フルノーマルの新型ハイラックスに乗りつづけるのも、一つの選択ではある。だが乗りながら、自分の感性やライフスタイルの変化に合わせて少しずつパーツを足し、「自分だけの1台」へ育てていくというのも、新型ハイラックスというクルマが提供してくれる贅沢な時間なのだ。
力強い走破性という揺るぎない本質を持ちながら、オーナーの感性に応じて、アウトドアでも都市部でも、無限の表情を見せてくれる新型ハイラックス。そんな新型ハイラックスという“キャンバス”を、あなたならばどう仕立て、どう育てていくだろうか?
自分らしさを表現できるこの特別な1台とともに、新しいカーライフの扉を開いてみることを、強くおすすめしたい。
■トヨタ ハイラックス
https://toyota.jp/hilux/