Harmony TRIP スペインスペイン～情熱と歴史を巡るオーレエスパーニャの旅～

幾多の歴史は、情熱的なストーリーとして今に伝わります。ときに支配のため、ときに自由のために戦が行われ、それぞれの時代の文化や宗教、生きざまが今も残る国、スペイン。今回は、そんなスペインの魅力、見どころをお届けします。

• 世界遺産が伝える文化と歴史
• バロック期に花開いたスペイン美術
• 自然の恵みがもたらす本格スペイン料理
• 中世の趣に満ちたパラドールへ
• ルックJTB スペインツアー オーレエスパーニャ 8日間

スペインは、かの有名な旅行ガイドブック「ロンリープラネット」が発表した、「ベスト・イン・トラベル2 0 2 4」の持続可能な場所ランキングでトップに輝いた世界的観光地。瑠璃色の空。色鮮やかな街並み。地中海特有の温暖な気候。ときに“情熱の国”と呼ばれ、多様な文化や歴史、数々の世界遺産が世界中の人々を魅了しつづける国です。

バルセロナにあるカトリック教会「サグラダ・ファミリア」は、“未完の世界遺産”として知られていますが、これを設計した天才建築家アントニ・ガウディの没後100年に当たる2026年に完成を予定し、今再注目されています。アントニ・ガウディは、かつてこんな言葉を残しています。

「世の中に新しい創造などない。あるのはただ発見である」

新しいモノやコトに囲まれながらもどこか満たされない日常とは対極の世界がそこにあり、発見できるのがスペインなのでしょう。世界遺産、アート、グルメ、パラドール・・・先人たちの情熱と歴史に想いを馳せ、知らなかったことや忘れていた何かを発見したとき、言葉にならない感動に出合えるはずです。

マドリードを起点に各主要都市を結ぶ、スペイン国内の移動に欠かせない高速列車、AVE。スペイン語で「鳥」を意味し、最高速度は約310km/h。車内Wi-Fiやカフェなどサービスが充実しているほか、ファーストクラスも用意しています。

世界遺産が伝える文化と歴史

2023年現在、スペインの世界遺産登録数は世界で5番目に多い50件。文化遺産44件、自然遺産4件、複合遺産2件という内訳からもわかるとおり、多様な文化遺産や自然遺産が含まれているのが特徴です。

冒頭で紹介した代表例「サグラダ・ファミリア」だけでなく、イスラム文化の影響を受けた建築物、ローマ時代の遺跡や中世の城壁都市など、古代から現代に至るまでのさまざまな歴史的遺産にあふれています。

グラナダのアルハンブラ宮殿

中でも特に有名なのが、ロマンチックな雰囲気を醸す「グラナダのアルハンブラ宮殿」。アラビア語で“赤い城”を意味するこの宮殿は、13世紀初頭にナスル朝の君主ムハンマド1世によってつくられ始めました。イスラム建築の美しい彫刻や装飾、幾何学的な模様、アーチやドームなどが見どころである一方、スペインにおけるイスラム文化、キリスト教の支配、数々の戦乱といった歴史を物語る重要な世界遺産です。

ヘネラリーフェ庭園

アルハンブラ宮殿から徒歩約10分の距離にある「ヘネラリーフェ庭園」も必見。ネバダ山脈の雪解け水が引かれた離宮は“水の宮殿”ともいわれ、土地の高低差を利用してつくられた池や水路、泉水が数多くある美しい庭園が魅力です。

メスキータ

イスラム建築の最高傑作と称される、コルドバ歴史地区の「メスキータ」も必見です。内部はイスラム教のモスク、外部はキリスト教の教会という、両宗教の特徴を取り入れた特異な建築物として知られています。

セビリア大聖堂

アンダルシア地方のセビリアに位置する「セビリア大聖堂」も見逃せません。天を突くような高い尖塔や美しい彫刻の数々が見るものを圧倒する、世界最大のゴシック様式の大聖堂です。中心にそびえるヒラルダ塔は、イスラム時代のミナレット（礼拝塔）を改築したものであり、大聖堂のシンボルとして知られています。また、ルネサンス期やバロック期の宗教的な美術作品を多数収蔵しており、新大陸を発見したといわれる探検家クリストファー・コロンブスの墓もあります。

グエル公園

「アントニ・ガウディの作品群」のひとつであるグエル公園は、実業家でありガウディのパトロンでもあったエウセビ・グエル氏がガウディに設計を依頼してつくられました。19 世紀にできたイギリスの田園都市のような分譲住宅地をイメージしたといわれ、その独特かつ奇抜な色彩、美しい造形は多くの人を魅了します。

ミハス

スペインでもっとも美しい村といわれる「ミハス」。まるで絵画のような白い街並みは、一度は目にしたい絶景です。どこを切り取っても、絶好のフォトスポットになるでしょう。

ヌエボ橋

スペイン語で“新しい橋”を意味する「ヌエボ橋」は、グアダレビン川に架かるロンダの代表的な観光名所。18世紀につくられ、旧市街と新市街を結んでいます。谷底からの高さは約98ｍ、断崖絶壁にかかるその姿はまさに絶景です。

バロック期に花開いたスペイン美術

スペインのさまざまな歴史は、それぞれの時代を生きる人々をとおして「芸術」へと昇華していきました。ゴシック様式に影響を受けた中世の壁画や彫刻、宗教建造物もそうであったし、近代以降は、ピカソやダリによってキュビスムやシュルレアリスムといった新たな様式も誕生しています。

そうしたスペイン美術を語るうえで欠かせない人物のひとりが、エル・グレコ。イタリアのルネサンス美術に影響を受けながら人文主義的な芸術を花開いた、ルネサンス期（14世紀から16世紀）の代表的画家です。その後のバロック期（16世紀から18世紀）はスペイン美術の黄金期とも呼ばれており、フランシスコ・デ・ゴヤやディエゴ・ベラスケスなどの画家が活躍。戦争や政治に対する不安を作品にするなど、今なお多くの人々に影響を与えつづけています。

スペインを旅するなら、プラド美術館やソフィア王妃芸術センターで、彼らの作品をその目で見てください。作品が描かれた背景や作者の思いを知ることで、芸術の果てしない魅力に気付くことができるでしょう。

プラド美術館

スペインの首都・マドリードに位置し、歴代のスペイン王室が集めた多数の美術作品をコレクションする世界有数の美術館。主にルネサンス期、バロック期、ロココ期、ロマン主義期のスペイン絵画を豊富にコレクションしており、定期的に特別展示を開催しています。

エル・グレコ『受胎告知』

大天使ガブリエルが聖母マリアにイエス・キリストの受胎を告げる場面を、奇抜かつ劇的な構図と独特の表現技法で描いたエル・グレコの代表作。その才能と宗教的深さから高く評価されています。

ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス』

『ラス・メニーナス』は、スペイン王室の権威と富を表現したといわれる一方、当時の社会的階層や権力関係を反映したという声もある作品です。

ソフィア王妃芸術センター

マドリードに位置し、プラド美術館から徒歩圏内にある現代美術館。ダリやミロなど、20世紀以降の現代美術作品を多数コレクション。ガイドツアーも開催しています。

サルバドール・ダリ『ミレーの建築学的晩鐘』

ダリはフランスの画家ミレーの名画『晩鐘』に影響を受けて、いくつもの晩鐘を描きました。

スペイン旅やツアーのご予約・ご相談はトヨタファイナンス トラベルデスクまで。

自然の恵みがもたらす本格スペイン料理

大西洋と地中海に挟まれ、内陸には山岳地帯をもつイベリア半島に位置するスペインは、温暖な地中海性気候や独特な地形、そして長い歴史によって、地域ごとにさまざまな料理が生まれてきました。コロンブスがアメリカ大陸を発見して以降は、新しい食材が流通し、さらに独自の「スパニッシュ（スペイン料理）」へと発展していきます。

日本でも人気が高い「パエリア」は、米をベースとしたバレンシア地方の伝統料理。本場スペインでは、海鮮や肉、野菜を入れるなど、そのバリエーションは豊富で、家庭でもレストランでも親しまれている定番です。また、お土産としても人気なのがオリーブオイル。長きにわたってオリーブの多様な品種を栽培してきたスペインは、世界最大級のオリーブオイル生産国として知られ、その品質は国際的にも高く評価されています。

ほかにも、バスク地方を中心に愛されるピンチョスなども有名ですが、こうしたスパニッシュに合うお酒として外せないのが、風味豊かな「ワイン」。スペインは世界有数のワイン生産国でもあり、リオハやリベラ・デル・ドゥエロといった産地名は、耳にしたことがある人も多いでしょう。またカタルーニャ地方を中心に、シャンパンと同じ伝統的製法で生産されるスパークリングワイン「カヴァ」も味わいたいものです。

スペインの街には、タパスやシーフード、ワインなど、テーマごとにさまざまな種類のバルがあります。フルーティなカヴァを片手に地元民との交流を楽しみ、美味しいスパニッシュや情熱的なフラメンコを満喫する時間は、まさに非日常のひとときです。

中世の趣に満ちたパラドールへ

世界遺産、アート、グルメに加えて、スペインの旅をより贅沢にしてくれるもの。それは、パラドールでの宿泊です。パラドールとは、スペインの観光振興と文化遺産の保護を目的として1928年に設立された国営の高級ホテル。主に中世の宮殿や修道院といった歴史的建造物を改装したもので、100mを超す絶壁を見下ろすヌエボ橋の麓に建つ「パラドール デ ロンダ」や、14世紀の宮殿を改装した「パラドール デ カルモナ」、サンティアゴ大聖堂の近くにある「サンティアゴ デ コンポステーラ」など、現在約90軒のパラドールがあります。

パラドールは、絢爛豪華で快適な客室や共用施設、中庭が魅力で、レストランではスペインの本格料理やワインなども味わえます。まるで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気と極上のサービスは、観光だけでなく、滞在中すべてをスペインならではの特別な時間として演出してくれるでしょう。

気を付けたいのは、パラドールへの宿泊には事前予約が必要であること。夏〜秋のベストシーズンや週末は混み合うことがあり、また、建物の構造上エレベーターやバリアフリー設備には限りがあるため、宿泊する際は事前に情報をチェックしておくのがおすすめです。

ルックJTB スペインツアー オーレエスパーニャ 8日間

トヨタファイナンス トラベルデスクが案内するルックJ T Bの「オーレエスパーニャシリーズ」は、20年以上にわたって多くの旅人が参加してきた人気ツアー。添乗員とともに広大なスペインを効率的に巡りながら、各地の観光スポットやアート、グルメ、ときにはフラメンコショーなども楽しめるうえ、さらには憧れのパラドールに宿泊できるなど、好みに合わせて選べる3コースを用意しています。

オーレエスパーニャ 8日間のPOINT

POINT1「移動時間を短縮してゆとりある旅を」

アンダルシア地方〜バルセロナまでの距離は、東京〜九州までの距離とほぼ同じ約1,000km。ツアーによっては2日かけてバスで移動するものもありますが、このコースでは飛行機を使うことで移動時間を短縮。さらに、高速列車AVEでマドリード〜コルドバ間も効率的に移動します。

POINT2「一般入場開始前のプラド美術館に特別入場」

ルックJTBツアーは、出発日限定で一般入場開始前のプラド美術館に特別入場できる特典付き。世界有数の作品たちを、混雑のない状況でゆったりと鑑賞できるのはうれしいポイントです。

POINT3「憧れのパラドールに宿泊」

人気が高いパラドールに宿泊できるのもオーレエスパーニャシリーズの魅力。フリータイムがあるマドリードとバルセロナでは、快適なA〜Lランクのホテルを利用できます。

旅程イメージ
スペインの主要都市を効率的に巡る8日間コース。ファミリー向けのほか、カップル向けプランも用意しています。

Day 1	羽田（AZ利用） 飛行機でマドリード着
Day 2	マドリード 観光  プラド美術館／国立ソフィア王妃芸術センター
Day 3	コルドバ 観光  メスキータ／ユダヤ人街 フラメンコディナーショー
Day 4	アルハンブラ宮殿 観光  ヘネラリーフェ庭園 など 白い村ミハス 観光 パラドール デ カルモナ または パラドール デ ロンダ 宿泊
Day 5	セビリア 観光  カテドラル／アルカサール／スペイン広場 飛行機でバルセロナ着
Day 6	バルセロナ 観光  サグラダ・ファミリア／グエル公園 自由行動
Day 7	飛行機でバルセロナ～ローマ乗り継ぎ
Day 8	羽田着

※旅程はイメージです。発着地は成田、羽田、関西から選択できます。

スペインツアー掲載のデジタルパンフレットは、こちらからアクセス。2024 月11月以降の日程をご希望のお客さまはトラベルデスクへご相談ください。

ルックJTBスペインツアー

初めてでも安心！ルックJTBならではの充実サポート

「イヤホン」使用で観光情報をわかりやすく

すべてのコースで、ガイド音声を聞くことができる「イヤホン（受信機）」を用意。混雑した観光地でもしっかりと案内してもらえるので、旅の魅力を損なわずに各地を巡ることができます。

スマートフォンアプリ「Trip Loop」でより便利に

スマートフォンアプリ「Trip Loop」をインストールしておけば、添乗員とチャットしたり、参加者同士で写真を共有したりすることも。便利なオーディオガイドも備えています。

「ルックJTB安心パック」で安心サポート

万が一旅に行けなくなった場合のキャンセルサポートやさまざまな質問に答えるタビマエ相談、旅行中の乗り継ぎサポート、緊急電話サービスなどを行ってくれます。

2024年6月20日～2024年8月31日まで！
スペインキャンペーン実施中

上記期間中、トヨタファイナンス トラベルデスクにてスペイン旅行（2025年3月31日までの出発分）をお申し込みいただいた方に、スペイン産エキストラバージンオリーブオイル（250ml）をプレゼントします。ぜひこの機会にお申し込みください。

【対象地域】 スペイン
【対象商品】 ルックJTB、JTBロイヤルロード商品
※オリーブオイルは1グループに1つになります。旅行後〜1カ月の間に発送いたします。ご予約をキャンセルされた場合は対象外となります。

トヨタファイナンス トラベルデスクでは、ゴールドカード会員さまに向けたさまざまなスペイン旅行をルックJTBにてご案内しています。すでに宿泊先が決まっているお客さまはもちろん、宿泊先がお決まりでないお客さまのご希望・ご要望を旅行専任コンシェルジュがお聞きし、最適な旅行プランをご提案いたします。下記のWEBフォームまたはお電話よりお気軽にお問い合わせください。

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