The Charm of Cruise Travel自由な旅ができるクルーズ船vol.2
『こんな旅がしてみたかった!』自分に合ったクルーズ旅の見つけ方

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クルーズ旅は「高い」「シニア向け」「船酔いする」「退屈」という誤ったイメージを持っている方が多く存在しますが、一度クルーズ旅を体験すると、約7割の人がリピーターになるといわれています。今回はその理由を紐解きながら、自分に合ったクルーズ旅の見つけ方をご紹介します。

ベストなクルーズ旅は、選ぶときから始まっている

前半の記事では、自分好みの時間を選ぶことができ、しかもコスパに長けた最強の旅であるクルーズ旅がどんなものなのかを知りました。

今回ご紹介するのは、クルーズ旅のベストな選び方です。JTBロイヤルロード銀座の齋藤さんは「クルーズ船選びは、寿司屋選びと同じなんです!」と、またまたおもしろい例えで教えてくれました。

【JTBロイヤルロード銀座 営業推進担当部長 齋藤和宏さん】

齋藤さんは、2019年、JTBがサン・プリンセス全船チャーターによる「世界一周98日間のクルーズ旅」に統括責任者として全日程同行。またプライベートでもクルーズ旅に多く参加。「子どもが小さい頃は家族向けの船で、現在は成人したので妻や友人夫婦と一緒にちょっとリッチなクルーズ船で旅しています」という。クルーズ旅の企画・販売を数多く提案しつづけて20余年。その楽しさを伝えるクルーズマスターのひとりです。

クルーズ船は施設やサービスによって
3つのクラスに分かれています!

クルーズ旅は、誰と行くか、どこに行くか、そして予算に応じてツアーを選ぶ際に、どんな船に乗りたいかを決めるとスムーズだと、齋藤さんは言います。

「クルーズ船は、大きく3つのクラスがあります。カジュアル、プレミアム、ラグジュアリーの3クラスで、この順に料金は高くなります。提供されるサービスや船内の設備も変わります」

3つのクラスの概要は、以下のとおりです。

①子ども向け施設も充実、リーズナブルにクルーズ旅を楽しむ「カジュアル」

5~8泊のクルーズ旅が中心。ドレスコードなどのフォーマル度も高くなく気軽に乗船可能。食事やエンターテインメントの選択肢が多いのも特徴で、スライダーやロッククライミングのボード、ゴーカートまで、子ども向けアミューズメント施設も充実(船によって異なります)。食事はメインダイニングのコース料理からビュッフェまで豊富です。全長300m級の大型客船が多く、乗客数も2,000~6,000人と多め。

料金は客室にもよりますが、1泊1万円から用意。大人と同室のお子さま(18才未満)は2人まで無料という船もあり、ファミリーや三世代家族に人気です。

代表的な客船:MSCベリッシマ

②上質さとコストパフォーマンスを融合した「プレミアム」

7~15泊程度のクルーズ旅が中心。カジュアルクラスに比べて落ちついた船内の雰囲気が特徴。10万トン前後の船が多く、乗客数はカジュアルクラスよりも少なめの1,000~3,000人。食事は、カジュアルクラスに比べてより高品質の食事になります。

料金は客室にもよりますが、1泊2~3万円から用意。日本人がイメージする“豪華客船の旅”に近く、夫婦でゆったりと船旅を楽しみたい方に向いています。

代表的な客船:ダイヤモンド・プリンセス

③優雅で最上級のもてなしを味わえる「ラグジュアリー」

短期間のクルーズに加えて、ときにワールド・クルーズや2週間~3カ月以上に及ぶロングクルーズも設定。プレミアムよりも小型な船が多く、乗客数も少なめで500~900人くらいまで。そのため乗務員一人当たりの乗船客数は2名以下となり、船上では最高級クラスの食事やサービスが提供されます。

一方、カジュアルクラスにある子ども向け施設も少なく、上質な空間づくりのため18歳未満は乗船できない船も存在します。

料金は客室にもよりますが1泊5~6万円からとなり、船によってはアルコールなども含めてほとんどのサービスが料金に含まれるオールインクルーシブが設定されています。

代表的な客船:飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、バイキングクルーズ、ミツイ・オーシャン・フジ

家族で行くか、夫婦で行くかで
クラス選びは変わる

3つのクラスに分かれているクルーズ船の中で、初心者には料金がリーズナブルで、いろいろな体験も楽しめるカジュアルクラスが向いているように思えます。たくさんの客船に乗ってきた齋藤さんのおすすめは、どのクラスなんでしょう?

「お子さまがいらっしゃって、長期休暇を利用してクルーズ旅をされるなら、カジュアルからはじめるとよいと思います。私も子どもが成人する前は、船内のアトラクションが豊富なカジュアルクラスでカリブ海やアジアのクルーズに行きました。

アミューズメント施設が充実していて、ビュッフェは24時間開いていますし、ハンバーガーやピザやアイスクリームなど好きなものをいろいろ食べられるので、子どもたちは大よろこびです。

リゾートホテルは食事代が含まれていませんし、特に円安の現在は、食事代込みのクルーズ船のお得度はアップ。飛行機を使って旅するよりも断然リーズナブルに楽しめます」

「ご夫婦やカップル、または友人同士での旅ならば、二人の時間をゆったりと楽しめるプレミアムがおすすめです。落ち着いた雰囲気の船内で、クルーズ旅の上質さを十分に堪能いただけます。

また、日本発着の客船であれば、外国船であっても簡単な和食を用意していますし、日本語の船やメニューも用意しています。

雰囲気、施設、お食事、サービス、そして料金のバランスは、このプレミアムがもっともよいので、はじめてのクルーズ旅にもぴったりです」

クルーズ船のクラス選びを
お寿司屋さんに例えると

さらに齋藤さんは、クルーズのチョイスをお寿司屋さんに例えます。

「小さな子どもと一緒に寿司を食べに行くときに、高級寿司店は選びませんよね。子どもにとっては楽しくないし、ほかのお客さんに迷惑になることもあります。だから、みなさんも回転寿司を選ぶでしょう。お寿司以外のメニューも豊富にあって、家旅で楽しくワイワイ食事する。もちろん、リーズナブルです。

では、夫婦やカップルが『今日はちょっといいお店で贅沢しよう』というときは、どうでしょう?回転寿司ではなく、街で美味しいと評判のお寿司屋さんに行くのではないでしょうか。

そして、もし家族の特別な記念日や仕事上の接待なら、星が付くような高級寿司店を予約するでしょう」

お寿司屋さんに限らず、宿泊施設やレストランとも同様だと思えました。私たちは、それらを利用し慣れているので、特に迷うこともなく、目的やシチュエーションに応じて、使い分けをしています。

クルーズ旅は利用者が増えているといっても、まだまだ未体験者が多いのが実際です。だから、クルーズ船というだけで、どれもこれも高価と思いがち。または、どれが自分に最適なのかがわからず、迷ってしまいます。でも、クルーズ船も、目的やシチュエーションに応じて選べるものなんですね。なんだか、安心です。

プレミアムクラスで乗るなら
「ダイヤモンド・プリンセス」

夫婦や友人同士のクルーズ旅で選ぶなら、そしてはじめてのクルーズ旅なら、プレミアムクラスが最適ということ。でも、プレミアムクラスの客船は、日本発着のツアーでもいくつかあります。その中で、おすすめはどの客船になるのでしょうか?

「乗客定員約2,700人の大型客船なので船酔いの心配も少なく、外国船ならではの雰囲気と豊富な施設、シックなダイニングが充実していて、コストパフォーマンスもよいダイヤモンド・プリンセスがおすすめです。

プリンセスクルーズは2013年から就航しているので、日本人が求めるものを熟知しています。船内で「コトバ」の心配はありません。

それに数日間に及ぶクルーズ旅で日本人なら食べたくなる和食メニューも豊富です。船内には有料の寿司屋さんや、イタリアンのサバティーニやステーキハウスもあります」

ダイヤモンド・プリンセスには、さらにこんなサービスもあるそうです。

「ダイヤモンド・プリンセスは、コロナ禍に船内で感染者が出たことで有名になってしまいましたが、その経験からデジタル化が進んでいます。それがメダリオン・クラスというサービス。スマホにダウンロードした専用アプリから食事や飲み物を注文すると、直接届けてくれます。船内会計も、アプリに登録したクレジットカードで自動精算されます。だから、飲み物をオーダーするのに出向いたり、電話をしたり、サインをしたりといった手間が一切不要です」

このメダリオン・クラスは、コイン型のルームキー内にGPSも連動しているので、アプリを開けば、登録した同行者が船内のどこにいるかも瞬時に確認できます。

さらに船内は、高速Wi-Fiによってノンストレスで使用可能です。今や老若男女の必須アイテムであるスマホ。動画を見たり、SNSに投稿したり、長期間の旅の最中にしなければならない仕事があるとき、タブレットやPCをストレスなく使えるのは、ありがたいサービスです。

「ダイヤモンド・プリンセスは、展望大浴場があることでも人気です。外国客船で展望大浴場があるのは、日本発着のダイヤモンド・プリンセスだけです」。

屋内にはオーシャンビューの浴場もあって、ドライサウナ、ミストサウナ、打たせ湯、屋外には水着で入る男女共用のスパプール、足湯も完備しているそう。お風呂好き、サウナ好きな日本人が多いことがわかっている客船ならではの施設。雄大な海景色を見ながら入るお風呂、ぜひ体験してみたいですね!

リアルで相談することから
心地よい旅ははじまる!

では、おすすめのダイヤモンド・プリンセスのツアーに参加してみよう!とネットで検索してみると、いろいろなツアーがあるけれど、来春に催行される北海道周遊と韓国 11日間というのがよさそう。ネットでも予約できるから、ポチっとしてみてもよいかも……。
と思っていたら、齋藤さんが一言。

「クルーズ旅をもう何度も経験されているなら、それでもよいかもしれません。でも、はじめてだったり、あまり経験されていないなら、トラベルデスクに電話で詳細を確認したり、誰と、いつ頃、何日開催で、どれくらいのご予算でクルーズ旅をしたいのかを相談してみることをおすすめします。

クルーズに精通したスタッフがお客様のご要望に叶ったクルーズ旅をご提案します。もし、ご希望のクルーズに空きがなかったとしても、取消待ちを含めた代案プランのご提案を受けることができるでしょう。」

世界一周クルーズや南米ワールドクルーズといったツアーでは、全国各地で説明会もあるそうです。ちなみに、2019年にJTBが主催した世界一周クルーズ98日間では、参加者の3割弱がはじめてのクルーズ旅だったといいます。それも説明会やクルーズ・コンサルタントとのきめ細かい説明や親身な相談で、不安なく準備することができ、参加できたからなのでしょう。

クルーズ旅のご予約・ご相談はトヨタファイナンス トラベルデスクから

トヨタファイナンス トラベルデスクでは、ゴールドカード会員さまにおすすめのクルーズ旅をご提案しております。事前予約の必要はなく、旅のご予約・ご相談を承っているほか、WEBでのお問い合わせも受付中です。コストパフォーマンスのよいツアーが多いとはいえ、それなりの金額になるクルーズ旅。よりよい時間にするためには、よりよい情報を得ることが大事です。Harmonyで見つけたクルーズ旅は、ぜひトラベルデスクでのリアルな相談から、ゆったりと上質な時間を過ごしてください。ぜひ、下記のWEBフォームまたはお電話よりぜひお気軽にお問い合わせください。

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前半の「クルーズマスター・齋藤和宏さんに聞く。新時代クルーズ旅の心地よさ」記事はこちら

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