60,000円台で非日常の世界へMSCベリッシマが広げる、クルーズ旅の選択肢

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かつては“一部の富裕層やシニア層のためのもの”といったイメージだったクルーズ旅。昨今、落ち着いた空間+ホスピタリティを重視する日本船が高い人気を誇る一方で、圧倒的なスケールとエンターテインメント性を備えた外国船が存在感を高めています。その筆頭格といえるのが、ヨーロッパ生まれの大型客船・MSCベリッシマです。なぜ、MSCベリッシマがこれほどまでの支持を集めているのか、その謎をひも解いていきます。

Text:Komaki Kubo
Edit:Yasumasa Akashi(pad inc.)

海に浮かぶ巨大な遊び場! 大人も子どもも楽しめる「洋上のテーマパーク」

港に停泊するMSCベリッシマを初めて目の当たりにしたとき、まず圧倒されるのはその大きさです。全長315.83メートル、全幅43メートル、高さ75.5メートル、総トン数171,598トン。東京タワーを横に寝かせたのとほぼ同じ長さの建造物が海に浮かんでいる姿を想像してみると、その巨大さがイメージできるのではないでしょうか。乗客定員は最大5,654名。これはもはや単なる移動手段ではなく、ひとつの「動く街」と呼ぶにふさわしい規模です。

近くに寄るとその大きさに圧倒されます。船の全体を写真に収めるのは遠くからでないと困難。

船の中心部には、全長96メートルに及ぶ屋内プロムナード「ガレリア・ベリッシマ」が広がっています。頭上を覆うのは、80メートルにも及ぶ巨大なLEDスカイドームです。時間帯によって青空や星が瞬く夜空、あるいは壮大なアート映像やステンドグラスへと表情を変え、通りを歩くゲストを飽きさせません。このプロムナードには、一流ブランドのブティック、ジェラートショップ、カフェ、アイリッシュパブなどが軒を連ねており、ヨーロッパの洗練されたアーケード街を散策しているかのような錯覚に陥ります。

「ガレリア・ベリッシマ」はまるでヨーロッパの街を散歩している感覚になる空間。
にぎやかなパーティが開かれることもあります。

さらに、MSCベリッシマのシグネチャーともいえるのが、船内中央部のアトリウムに設置されたスワロフスキー・クリスタルの階段です。一段あたり幾千粒のクリスタルが敷き詰められたこの階段は、きらびやかな船内を象徴するフォトスポット。ドレスアップしてこの階段に一歩足を踏み出せば、誰もが非日常の主役になれる。そんな魔法にかけられる空間です。

乗船すると最初に目に飛び込んでくる豪華なアトリウム。
一段ごとにスワロフスキーが敷き詰められていて階段の上り下りが楽しくなります。

1週間60,000円台から楽しめる! 圧倒的コストパフォーマンス

「クルーズ旅=セレブの旅」というイメージは過去のもの。時期や客室カテゴリーによっては、60,000円台からという驚きの価格で乗船が可能なプランが存在します。この価格設定こそが、クルーズ旅の敷居を劇的に下げ、新たなバカンスの選択肢として注目を集めている最大の理由です。

例えば、「沖縄・台湾クルーズ」は、冬の寒さを逃れて温暖な南国を巡る人気のルートですが、こうしたハイシーズンの魅力的な日程であっても、圧倒的なコストパフォーマンスの恩恵を受けることができます。

重要なのは、この金額が「移動費」「宿泊費」「食費」「エンターテインメント費」のほぼすべてを含んだオールインクルーシブ(アルコール飲料や一部有料サービスを除く)であるという点です。夜、豪華なディナーやショーを楽しんでベッドで眠りにつけば、翌朝には荷づくりの手間なく次の新しい寄港地へと到着している、まさに「動くホテル」です。この「移動のストレスからの完全な解放」だけでも、計り知れない価値があります。

そして子ども連れの旅行で嬉しいのが、なんといっても11歳以下の子どもの料金が無料※であること。MSCベリッシマは、子ども2人までが対象で家族4人(大人2名+子ども2名)なら大人2名分の料金(港湾税・登録料・保険料などは別途必要)だけで乗船できるのです。
※一部の航路を除く。

17歳以下の子どものクルーズ代金が無料になる「Kids Sail Free」キャンペーンも頻繁に実施されています。詳細は予約時に確認してみてください。

さまざまな世代がそれぞれに楽しめる! ファミリーでの旅行にも最適

MSCベリッシマがこれまでの国内旅行のスタイルと一線を画す大きな要素が、ファミリー層、とりわけ3世代旅行への圧倒的な適性です。これまでの3世代旅行では、祖父母・親・子ども、それぞれの世代ごとの体力や興味の違いから、全員が心から満足するプランを立てることは至難の業でした。観光地を歩き回ればシニア世代は疲れ、落ち着いた旅館では子どもたちが退屈してしまう。しかし、MSCベリッシマではそれぞれの世代が楽しめるという理想の形が実現できます。

まず、子どもたちにとってはまさに“洋上の遊園地”です。最上階にあるウォーターパーク「アリゾナアクアパーク」には、3本の巨大なウォータースライダーや、海抜60メートルの高さを渡るスリル満点の「ヒマラヤンブリッジ」があり、一日中遊び尽くすことができます。

「アリゾナアクアパーク」は1日あっても遊びきれないほど目一杯楽しめます。

そのほかにも、南国のリゾートを思わせるメインプール「アトモスフィアプール」や、天候を問わず楽しめるガラス屋根付きの「グランドキャニオンプール」など、船内には複数のプールエリアが点在しており、171,598トンというスケールメリットを最大限に活かした贅沢な空間設計がなされています。

「アトモスフィアプール」。船上プールはクルーズ旅の醍醐味のひとつ。
海風にあたりながら夜のプールデッキを散歩するのもおすすめ。デッキのバーでお酒を楽しむ人たちも多いです。

また、子どもたちは年齢別に分けられたキッズクラブに無料で預けることができます。それぞれのクラスごとに専門のスタッフがついており、LEGO(R)との提携プログラムなど毎日たくさんの楽しいプログラムが用意されています。

年齢別に分かれているので友だちをつくりやすいです。入り浸って帰ってこない子も・・・。

子どもたちをキッズクラブに預けている間、親世代はスパエリアで日頃の疲れを癒したり、カジノやラウンジで大人の時間を楽しむことができます。そして、体力的な負担を避けたいシニア世代にとって、重い荷物を持ち歩いて移動しなくていいのは大きなメリットです。疲れたときはすぐに自室に戻って休憩できます。

食の充実度も特筆すべき点です。船内には毎晩異なるコース料理を楽しめるメインダイニングに加え、1日20時間営業しているビュッフェレストランが完備されています。広大なビュッフェエリアには、本格的なピッツァや船内で毎日手づくりされるモッツァレラチーズをはじめ、世界各国の料理がずらりと並びます。長時間の営業と圧倒的な品数によって、好きなときに好きなものを楽しめる自由度の高さが魅力です。

夕食の時間には、家族がメインダイニングに集結し、その日の別々の思い出を語り合いながら豪華なディナーをともにする。3世代がそれぞれのペースでバカンスを満喫できるのが、大型客船の旅行での醍醐味といえるのではないでしょうか。

メインダイニングは、ディナーの時間と座席が指定されています。
毎夕食はフルコースのディナーが楽しめます。毎日変わるメニューから好きなコースを選ぶことができます。
ビュッフェレストランの一角でモッツァレラチーズをつくっていて、できたてが食べられます。日本語表記も嬉しい。

“船の中の船”「MSCヨットクラブ」

ここまでは「動くテーマパーク」としてのにぎやかな雰囲気をお伝えしましたが、MSCベリッシマにはまったく異なるもうひとつのエリアが存在します。それが上級客室エリア「MSCヨットクラブ」です。

ここは、専用のカードキーを持つゲストだけがアクセスできる特別なエリアです。ラグジュアリーな日本船に親しんできた方や日常的に質の高いサービスを受けている層にも、十分に満足できる極上のホスピタリティが約束された空間です。

「MSCヨットクラブ」のデラックススイート(一例)。

「MSCヨットクラブ」最大の魅力は、24時間対応の専任バトラー(執事)とコンシェルジュサービスにあります。数千人が乗船する大型客船において、乗船時の専用ゲートでの優先案内から始まり、荷解きのサポート、エクスカーション(寄港地で開催されるオプショナルツアー)の手配、スパの予約に至るまで、あらゆる要望にきめ細かに、そして迅速に応えてくれます。

また、ヨットクラブの乗客専用の「トップ・セイル・ラウンジ」では、パノラマの絶景を眺めながら、無料のプレミアムドリンク※や優雅なアフタヌーンティーを楽しむことができます。専用のレストランでは、メインダイニングのように食事の時間が固定されておらず、自分の好きなタイミングで、上質な食材を使ったフルコースを静かな環境で堪能できます。さらに、専用のプールデッキも完備されており、大型客船とは思えないプライベートな空間を堪能できます。
※14€/16USDまでのドリンクは無料(2026年6月現在)。

絶景を楽しめる「トップ・セイル・ラウンジ」。

大型客船ならではのにぎやかさも楽しみながら、小型ラグジュアリー船のような静かな空間も楽しめる。この両極を自由に使い分けられることこそが、「MSCヨットクラブ」を選ぶ最大の価値であり、真の贅沢といえます。

日本船か外国船か? これからのクルーズの選び方

中型の日本船籍の魅力が、細やかなおもてなし、本格的な和食、そして大海原を眺めながら浸かる大浴場に代表される高級旅館のような安心感にあるとすれば、一方で、MSCベリッシマのような大型の外国船の魅力は、圧倒的なスケールと多様性、そして非日常のエンターテインメント性にあります。

日本船が提供する“癒しと安心”と、外国船が提供する“刺激と感動”。これらは競合するものではなく、旅行者の目的や気分、あるいは同行者に合わせて使い分けるべき異なるジャンルの体験です。例えば、これまで日本船に多く乗船されてきた方も、外国船がもつ規格外のパワーと多様性を体験することで、クルーズ旅のさらなる奥深さや新しい楽しみ方を知ることができるでしょう。

171,598トンというスケール、60,000円台から楽しめるコストパフォーマンス、3世代旅行やファミリーを満足させる多様な施設、そして最上級のホスピタリティを誇る「MSCヨットクラブ」。MSCベリッシマは、これまでの「クルーズ旅は高額」という固定観念を打ち砕き、誰もが気軽に楽しめるリゾートとして急速に乗客を増やしています。

次の旅行の選択肢に “クルーズ旅”を加えてみてはいかがでしょうか。日常の延長線上にある旅行ではなく、日常を完全にリセットするような圧倒的な非日常の体験、堅苦しさは一切ない自由な海上の空間があなたを待っています。

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