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New Work Styleテレワークとは?リモートワークや在宅勤務との違いやメリット&デメリットを簡単解説

Lifestyle

テレワークとは「tele = 離れた所」と「work = 働く」を合わせた造語。パソコンなどを活用して、場所を選ばずいつでも仕事ができるこのスタイルは、ニューノーマルな時代にふさわしいだけでなく、趣味を楽しむ人たちにとってもポジティブな働き方。ここではそんなテレワークのメリットやおすすめアイテム、導入方法など解説。

リモートワークとテレワークは違う?

働き方の言葉として、「テレワーク」と同じくよく使われるのが「リモートワーク」。何が違うの?と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。しかし正直、大きな意味の違いはない(ほぼ同義語!)、というのが現状の答えです。言葉は違えど、インターネットを使って遠隔で働くことに変わりはありません。ただ、「テレワーク」には明確な定義があるのに対して、「リモートワーク」には明確な定義は存在しないので、会社の方針やシチュエーションによって使い分けてみてもいいかもしれません。

「テレワークします」を英語で言うと?

ちなみにテレワークは和製英語ではなく、英語としてしっかり存在しています。下記の辞書で書かれている通り、「telework」の他に「work from home」と表現できることがわかるでしょう。ビジネスシーンで海外の人とやりとりするときのためにも、心の隅に置いておきましょう。

【telework】
to work at home, while communicating with your office by phone or email, or using the internet

  • He teleworks just two days a week.
  • If you can check your work email from home , it’s likely you can telework.

(Cambridge Dictionary)

テレワークの働き方と種類とは

テレワークの意味を理解したところで、次は種類について解説します。テレワークには主に会社に勤務する「雇用型」と、フリーランスなどの個人事業主や小規模事業者のための「自営型」があり、それぞれに働き方の種類が存在しています。

雇用型テレワーク(企業に勤務する被雇用者が行うテレワーク)

社員として働く雇用型テレワークには、次の3つの種類が挙げられます。

・在宅勤務
自宅を就業場所として、業務に関わるスタイルのテレワーク。会社とはパソコンとインターネット、電話などで連絡をとる。また最近では、「Slack(スラック)」といったチャットツールやWeb会議システム、業務ログを収集して管理できる業務ログ管理システムなどを利用している会社も多い。

・モバイルワーク
移動中やカフェなどで、スマホやタブレットを使って働くスタイルのテレワーク。主に外出が多い営業職などでよく活用されています。

・サテライトオフィス勤務
コワーキングスペース、自社で整備した専用施設、サテライトオフィスといった勤務先以外のオフィススペースで働くスタイルのテレワーク。

・自営型テレワーク(個人事業者・小規模事業者等が行うテレワーク)
企業や団体に雇用されていない自営業型(非雇用型)テレワークには次の2種類が挙げられます。

・SOHO(ソーホー)
「Small Office Home Office」 の略語で、小さなオフィスや自宅を仕事場とする働き方のこと。専業性、独立自営の度合いが高い人の自営型テレワークをSOHOと呼んでいます。

・内職副業型勤務
容易な業務を中心に行うスタイルの自営型テレワークで、副業として行っている人も多い。仕事案件はクラウドソーシングサイトなどから探し、一般的に自宅内で完結するものがほとんど。

こうして細分化してみると、テレワークといってもスタイルはさまざま。しかし、今後企業のテレワーク導入や活用が増えていけば、さらに増えていく可能性があります。大事なのはそれぞれを理解したうえで、柔軟に使い分けていくこと。自分にとってどの働き方がベストなのか、メリットを最大化するためにはどのスタイルを活用するべきなのか。環境とともに検討して、臨機応変に取り組んでいきましょう。

テレワークに向いている職種とは?

次に、どんな職業がテレワークに向いているのか紹介しましょう。

テレワークにおすすめといわれる職種
・事務
・システムエンジニア
・プログラマー
・WEBデザイナー&ライター
……など

上記のように、テレワークにおすすめといわれる職業の条件としては、「一人でできる業務」というのが大きなポイント。1人で完結する業務、あるいは分担制でも誰かと対面して行う必要がない業務は、自宅などでテレワークできるため、テレワークやリモートワークにおすすめ。デザイナーなどのクリエイティブ職はとくに、自分のペースを崩さずに業務に集中できるので、むしろテレワークのほうが生産性が上がるという声もあります。

テレワーク最高!といえるメリットと魅力

オフィスからどんな遠くにいても、環境さえあれば働けるのがテレワーク最大のメリット。しかし、そんな魅力以外にも、テレワークには他にもさまざまなメリットがあります。ここでは従業員側と会社側、それぞれのメリットを紹介します。

テレワークする従業員のメリット

・ワークライフバランスの向上
まず最初のメリットとして、仕事と生活の調和である「ワークライフバランス」の向上があります。つまり、私生活と仕事の両方をより充実させることができる。通勤時間がなくなることで「時間」や「ゆとり」が増え、家族や友人たちと一緒に過ごす時間や趣味をこれまで以上に楽しめます。さらに海外生活や田舎暮らしなど、憧れのライフスタイルの実現も可能。

・ストレスの軽減
通勤ラッシュや満員電車が好きな人はまずいないでしょう。昨今の時世であれば、なおさら。テレワークによって通勤の必要がなくなれば、精神的・身体的ストレスもが軽減されたという声は多いです。そして、ランチや休憩時間、服装も比較的自由にコントロールできるのもテレワークの魅力。ストレスフフリーで仕事に臨むことで、モチベーションも生産性もあがること間違いなし。

・育児・介護・病気治療と仕事の両立
出産や育児、介護により仕事の継続がむずかしい場合でも、テレワークなら仕事との両立が可能になります。実際、出産、転勤、介護などの事情により退職せざるを得なかった人たちが、テレワークによって退職せずに働き続けることができます。

テレワークを導入する会社のメリット

・コスト削減
会社にとっての最大のメリットは、コスト削減。社員が出社しなくていいので、通勤定期代などの通勤に関わるコストや、業務で必要な資料や書類などの管理コストを削減できます。また、出社する社員が減ることで個々の作業スペースを設けなくて済むなどの理由から、ワークスペースの削減も期待できます。

・非常時の事業継続性の確保
テレワークは事業継続においてリスクヘッジの役割も担う。昨年から新型コロナウイルス感染症によってテレワークを導入する企業が急増しています。このようにテレワークを予め導入しておけば、在宅勤務やモバイルワークを活用し、自然災害や感染症流行というシチュエーションでも混乱することなく事業を継続できるようになるでしょう。

・優秀な人材獲得
テレワークを推奨することで、さまざまな事情を抱えた人に就業機会を提供できるというメリットも。個々の事情に囚われることなく、優秀な人材を確保できることも。

さらに「ワーク・ライフ・バランス」が重視される昨今、テレワークを実施しているというだけで、従業員視点では魅力的な職場環境に映ることが多いと言えるでしょう。また、従業員のライフスタイルが変化したときにも、退職以外のオプションが発生し、離職防止にも繋がるのもポイントです。

デメリットは工夫次第で解決できる!

テレワークには、メリットもあればデメリットもある。注意すべきテレワークの問題点と、その解決策を解説していきましょう。

テレワークのデメリット

・コミュニケーションが取りづらい
テレワークのデメリットとして注意すべきは、何よりもコミュニケーションの問題。コミュニケーション・ディスタンスともいいます。テレワークではオフィスに出勤するわけではないので、社内の様子や雰囲気が把握できなくなったり、仕事上必要な情報共有に不足が生じたりすることがあり、また、仕事上必要な相談がしづらくなって孤立しやすい点にも注意が必要。

・時間の自己管理が難しい
テレワークでは場所を選ばず働けるというメリットがある代わりに、始業時間や終業時間を自分で管理する必要があります。成果を出すためについ働き過ぎてしまうなど、気を付けないと仕事がプライベートを浸食していく可能性も考えられます。また、人の目がないことで怠けてしまったり、リラックスしすぎてしまったり……今一度自分を厳しく管理する必要があるという面も意識しておきたいところです。

・IT端末による情報漏洩のリスク
テレワークでは、IT端末を使って自宅やコワーキングスペースだけでなく、カフェや図書館などのパブリックスペースで業務を行うこともしばしば。つまり、個々のIT端末のセキュリティ対策が成されていなければ、社内の機密データが漏洩してしまう可能性があるというリスクがあります。公共のWi-Fiを使うことでウィルスに感染したり、IT端末を紛失したりするリスクにも注意してなければいけません。

デメリットに対する解決策

・テレワーク用ツールの導入
コミュニケーション不足や時間の自己管理という課題の解消には、WebexやZOOMといったオンライン会議システム(Web会議/テレビ会議システム)の導入や、Slackなどのチャットツールの導入が有効。チャットツールに関してはLINEなど日常で使うSNSを使うこともできますが、仕事とプライベートは切り離したいと考える人は多いです。会社(あるいは取引先など)とのやりとりは、専用ツールを用意するのがおすすめです。また時間管理については、残業時間の管理や休暇申請・承認をオンライン上で行えるようなツールによる環境整備が、課題解決のカギとなるでしょう。

・万全なセキュリティ対策(ガイドライン参照)
セキュリティ対策に関しては、総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」で、テレワークの方法に応じた対策の考え方など細かく解説しています。

このようにテレワークには確かにデメリットもありますが、様々なICTツールを導入したり、テレワークで行える業務の範囲を定めたりするなど、それぞれの問題に対して解決策は必ずあります。実際にテレワークツールを導入して解決した企業の成功例など、参考にしてみるのもおすすめです。

テレワーク初心者へ3つのアドバイス

テレワークを導入する中小企業に交付する助成金など、総務省が主体となってテレワークの導入支援を実施しています。しかし導入にあたっては、会社側は労務管理の見直しやICT環境の整備、セキュリティ対策などが必要。そして働く社員側は、家などの働く環境を整える必要があります。必要なことはたくさんあるように感じますが、最初の一歩をエイっと踏み出せるように、ここでは導入のための簡単なアドバイスを紹介しましょう。

まずは「テレワーク導入手順書」を確認

初めて導入を考えている、急にテレワークになった、そもそもテレワークの基本的な概要が知りたい!という人は、総務省が公開している「テレワーク導入手順書」を読んでみましょう。基本的なステップを理解すれば、テレワーク初心者もスムーズに導入できるはずです。

「実際のテレワーク導入プロセス」
1)導入目的の明瞭化
2)対象範囲の決定
3)現状把握
4)導入計画の策定
5)実施環境の整備
6)研修等説明会の開催
7)テレワークの試行・実施の開始
8)テレワーク推進のための評価と課題

使いやすいテレワーク用ツールの検討

テレワークを導入する際に意識しておくべきことは、場所にとらわれない働き方を実現すること。つまり、職場と同じ環境を社外で整える必要があります。円滑なコミュニケーションをとるためのツールや、データ共有ツールというように、それぞれの用途に合わせたツールを検討しましょう。

上手に使い分けながらニューノーマル時代に打ち勝とう!

テレワークをはじめとして、従業員にとっての「働き方」は一つではありません。むしろ一つに絞り込む必要はなく、育児をサポートしながら自宅で「テレワーク」、もっと家族との時間を楽しみたい!と思ったら「ワーケーション」など、それぞれの違いを理解した上で自分にとっての最善策を状況によって判断していきましょう。

また「テレワーク」は政府の働き方改革のひとつ。新型コロナウイルスという難しい状況であり、中小企業など「テレワーク」を導入できている企業もまだまだ少ない。しかし、ここで解説したように、コスト削減や助成金制度など、メリットやサポートもたくさんある。ピンチはチャンスというように、この難しい状況の中でも制度をうまく活用して、今こそ従業員の働き方を最優先した「テレワーク」に積極的に挑戦していきましょう。そして会社側は柔軟な働き方を再度検討し、従業員の「ワーク・ライフ・バランス」を最優先に考えられるのが、アフターコロナでも生き残るカギといえるでしょう。

出典:趣味の時代に読むメディア「FUNQ」

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