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NAGOYA GRAMPUS EVENT街とスタジアムがひとつになる!「鯱の大祭典」2年ぶりに開催 Text:Hiroko Yokozawa Photo:Ryo Nakagomi

Lifestyle

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「今こそスポーツに、サッカーにできることがないか?」そんな思いのもと、この夏、名古屋グランパスの一大イベント「鯱の大祭典」が開催されました。2年ぶりとあって、クラブにとってもサポーターにとっても熱い展開に。まちとスタジアムをつなぐ工夫も見られ、特別な思いが込められたイベントとなりました。その様子をレポートします。

ホームタウン愛知県のお祭りが集結。期間中は小中高生無料招待も実施

豊田スタジアムの西イベント広場では、さまざまなステージイベントを開催。「イベントの成功はみなさんの協力あってこそ」という、やぐらMCからの呼びかけに、サポーターたちはマスクの着用、ソーシャルディスタンスを徹底して催しは展開されました。

もともと鯱の大祭典は、「ホームタウン愛知県が、名古屋グランパスをきっかけにひとつになれたら」と、2019年夏に産声を上げたイベントです。この志に愛知県内の自治体も協力し、第二夜(8月22日)は愛知県豊橋市が手筒花火の紹介などを、愛知県一宮市はご当地キャラクターと街の紹介を行い、特産品じゃんけんも実施。

スタジアムのコンコースには「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」の七夕飾りを施すなどして、来場者の目を楽しませました。

地元の豊田大谷高校は、豊田市「おいでんまつり 総踊り」を披露。今夏の豊田おいでんまつりは中止となりましたが、「大好きなお祭りの舞がここで披露できてうれしい」とステージ上で顔を輝かせ、はつらつと踊る姿が印象的でした。

会場を盛り上げたのが、名古屋グランパスの公式盆踊り「シャチほこれ!グランパス音頭」です。ステージ上では、織田信長などに扮した名古屋おもてなし武将隊やチアグランパス、とよたPR大使、そしてイベントのために金鯱バージョンとなったグランパスくんらと盆踊りを披露。サポーターも一緒になって踊り、夏祭りムードを満喫しました。

イベント時に目を引いたのが、子どもたちのハツラツとした姿。期間中3試合にて「小中高生、合計10,000人無料招待」といった取り組みが行われていたのです。招待を受けた子どもたちが、楽しそうにスタジアムを見学する様子がほほえましく、周囲までうれしい気分になれました。

キックインセレモニーにはドアラが登場!スペシャルユニフォームにも注目を

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鯱の大祭典 第一夜(8月15日)のキックインセレモニーには、中日ドラゴンズマスコットのドアラが、グランパスのスペシャルユニフォームを着てキックイン。同じ愛知を応援する同志の登場に、スタジアムはさらに盛り上がりを見せました。

ここで注目いただきたいのが、BEAMS JAPANがプロデュースしたスペシャルユニフォーム。日本遺産に認定された「有松絞り」がモチーフになっており、柄は闘いに向かう選手たちにふさわしい「鎧段絞り」が取り入れられているのだとか。そんなエピソードに、地域の伝統工芸にも興味がそそられますよね。このユニフォームのレプリカを、期間中4試合の来場者にプレゼントする企画を実施。入場ゲートで配布され、さっそく着用して応援するサポーターの姿も多く見られました。

本拠地・名古屋市からも豊田スタジアムにエール

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2年ぶりの鯱の大祭典ですが、コロナ禍とあって困難は多々あります。そのひとつがサポーターの安全を確保するための人数制限。スタジアムに足を運べないサポーターは少なくありません。そのためお祭りムードを楽しんでもらうための取り組みが行われました。

名古屋駅前に立つナナちゃんや、大須に鎮座する巨大招き猫はスペシャルユニフォ―ムを着用。さらに、イベント開催時は名古屋市営地下鉄の職員がスペシャルユニフォームを着用して業務。また、東山動植物園のシンボル・東山タワーはグランパスカラーにライトアップするなど、各方面でお祭りムードを伝えるとともに、名古屋市内から豊田スタジアムにエールを送ってくれました。

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スタジアムでは大声援を送れず、手拍子だけの応援となっている状態です。しかし、鯱の大祭典では、サポーターの手拍子をはじめ、各地から送られるエールがひとつになり、クラブを勢いづけているようです。第一夜(8月15日)、第二夜(8月22日)の試合結果はともに1-0で勝利。この夏新加入した選手たちも大きな結果を残しており、今後のさらなる活躍への期待も高まります。

出典

名古屋グランパス・鯱の大祭典(https://nagoya-grampus.jp/campaign/shachi2021/)

2021 Autumn

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