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「アプローチ=58度、じゃなくていい」プロキャディが語る、ゴルフ偏差値を上げるための考え方

Lifestyle

スコアをまとめるためにアプローチが重要になるが、「クラブ選択でもったいないミスをしているケースがあると思う」とプロキャディ・伊能恵子はいう。いったいどういうことか、詳しく話を聞いてみよう。

私はスコアを作るために技術以上にマネジメントや考え方も大事だと考えています。なかでも「クラブ選択」は柔軟に考えることでゴルフの幅が広がるし、ゴルフ偏差値が上がると私は思います。

たとえば、30ヤードのアプローチが残っている状況でどのクラブを選びますか? 私の経験上、100切りを目指しているゴルファーは58度(サンドウェッジ)の1本だけを選ぶことが多いという印象ですが、それでは状況に対して柔軟な選択ができません。だって1本しかないんですから(笑)。

カートからはボール地点の芝や傾斜などの状況がわからないですし、ディボットに入っている可能性もある。だからこそ、“状況を想定”してクラブを2~3本選ぶ必要がありますよね。そして、柔軟な選択をするためには「寄るイメージを持てるクラブ」を見つけることが第一条件だと私は思うんです。

たとえば、砲台グリーン周りからパターで転がす選択をする上級者ゴルファーを見かけることはありますが、これは寄るイメージがいちばん出るのがパターというだけのこと。同じシチュエーションだとしてもゴルファーによって「寄るイメージを持てるクラブ」は違うんです。

全英オープンのように芝が薄く、障害物がないときにUTやFWで転がす選手もいますし、私の場合はパターより7番アイアンのほうが寄るイメージがあるように、人それぞれ。だからこそ、自分にとって一番「寄るイメージがもてるクラブ」を見つけることがなにより大事なことだと思いますよ。

そのためには練習場でヤード杭の看板を狙ってイメージを持てるクラブはどれかな?と探してみることも1つの方法。また、スコアを作るのはゴルフ場ですから、ラウンドで試して、失敗や成功を繰り返して経験をすることで自然と「寄るイメージを持てるクラブ」を見つけられるかもしれません。

「アプローチ=58度(サンドウェッジ)」と決めずに、14本すべてのクラブを見たときにどれが寄るかな? と考えられるとゴルフ偏差値がグンと上がるはずです! 時間はかかりますが、スコアを作りたいというゴルファーは「寄るイメージを持てるクラブ」を探してみてはいかがでしょう?

出典

みんなのゴルフダイジェスト(https://www.golfdigest-minna.jp/)

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