新年最初のドライブ旅は、美しき初日の出とともに始まるご来光ドライブ2026 「初日の出」「ドライブ」「観光」で贅沢旅を満喫
新しい一年の始まりにふさわしい特別な体験が、そこにはあります。ご来光を拝み、自由なドライブを楽しみ、魅力的な観光地を巡る。2026年の元日は、クルマだからこそ叶う贅沢な新年の旅へ。太陽の光に包まれながら、新たな一年の幸運を願いましょう。
Text:Ryoichi Shimizu
Edit:Akio Takashiro(pad inc.)
年が明けて最初の特別な旅には、「初日の出」「ドライブ」「観光」が一体となった贅沢体験がおすすめです。お気に入りの愛車のハンドルを握り、家族や友人とともにご来光を目指す。静かな早朝の道を走り抜け、初日の光に包まれる瞬間は格別です。そのあとは地元の観光地を巡りながら、心ゆくまで新年の空気を味わいましょう。
クルマという自由な移動手段があれば、混雑を避け、夜明け前の静けさのなかへ気軽に出発できます。大切な人たちとともに過ごす時間が、何よりのご利益となるはずです。
ご来光の持つ深い意味と、現代の楽しみ方
もともと「ご来光」とは、山頂など高所から拝む日の出を意味し、仏教では仏の光が現れる神聖な瞬間とされてきました。霊峰の名を冠する山々では、雲海の上に昇る太陽を拝むことで功徳が得られると信じられてきたのです。
一方で近年は、宗教的な背景を超えて「初日の出」とほぼ同義に使われるようになり、純粋に新年の象徴として親しまれています。海辺で水平線から昇る太陽を眺めるもよし、山の高台で雄大な景色とともに拝むもよし。ご来光は今もなお、日本人の心に刻まれた“新年の儀式”として、多くの人びとに感動と希望を与えつづけています。
いざ、ご来光ドライブへ!
水平線から昇る、海辺のご来光を目指して
初日の出を見に行くなら、やはりクルマが最良の選択です。公共交通機関では時間の制約や混雑を避けにくいですが、クルマなら出発もルートも自由自在。
温かい飲み物や防寒具、カメラを積み込んで、夜明け前の静けさのなかを走り出しましょう。小さな子どもや高齢の家族がいても、車内なら快適に過ごせます。
日本各地の海岸線には、太平洋・日本海・瀬戸内海など、絶景のご来光スポットが点在しています。波の音を聞きながら、金色の光が海面を染める光景は息をのむ美しさ。アクセスしやすく、駐車場も整備されたスポットが多い海辺は、はじめてのご来光ドライブにも最適です。
山の高台から望む、雄大なパノラマと荘厳なご来光
一方で、山の高台から拝むご来光もまた格別です。標高の高い展望台や山頂では、街並みや湖、遠くの海を眼下に、連なる山々の向こうから昇る太陽を望むことができます。
冬の澄んだ空気のなかでは、富士山まで見渡せることもあり、自然の偉大さとともに新年を迎える体験は心に残るものとなるでしょう。山間部は冷え込みが厳しいため、防寒対策は万全に。静謐な空気とともに、神聖なひとときを味わえます。
ご来光のあとは初詣へ。新年の願いを込めて
ご来光を拝んだあとは、近くの神社仏閣へ足を運びましょう。新しい一年の幸福を願い、健康や仕事の成功を祈る初詣は、日本の新年を象徴する風習です。
ご来光スポットの近隣には、古くから信仰を集める神社や寺院が点在しています。海の神を祀る社や、霊場として知られる寺院など、それぞれに独自の歴史があります。クルマなら複数の社寺を巡る“初詣ドライブ”も可能です。
冷えたからだを癒す、絶景露天風呂の温泉へ
冬の早朝に外でご来光を待つ時間は、想像以上に冷え込むもの。だからこそ、温泉でからだを温めれば至福の時間が過ごせるでしょう。
初日の出を拝んだあと、近隣の温泉地で湯に浸かり、心とからだをほぐす——。その贅沢なひとときが、新しい年の始まりをより豊かなものにしてくれます。
温泉地と隣接している来光スポットも多くあり、露天風呂から朝日を望むことも可能。湯上がりには、地元の海の幸・山の幸に舌鼓を。旅の締めくくりにふさわしいご褒美の時間が待っています。
2026年版おすすめご来光スポット
銚子・犬吠埼(千葉県)
関東最東端に位置する犬吠埼は、山頂や離島を除けば日本でもっとも早く初日の出を拝める場所として知られています。地軸の傾きの関係で、元日前後の約10日間は北海道・納沙布岬よりも早く日の出を迎えるという特別な地。白亜の灯台と太平洋の大海原が織りなす景観は圧巻で、毎年約6万人が訪れる人気スポットです。近隣には「犬吠埼温泉」があり、絶景を望むホテルも充実。新鮮な海の幸も楽しめます。
犬吠埼灯台
住所:千葉県銚子市犬吠埼
電話番号:0479-25-8239
開館時間:
【3月~9月】8時30分~17時
【ゴールデンウィーク・8月10日~8月19日】8時30分~17時30分
【10月~2月】8時30分~16時
※入場は参観終了時刻の30分前までにお願いします。
休館日:無休(荒天時または業務の都合により休館あり)
料金:大人300円、小学生以下無料(保護者同伴)
アクセス:東関東自動車道・大栄I.C.から約60分
駐車場:なし(周辺に無料の駐車場があります)
URL:https://www.choshikanko.com/kankoDB/犬吠埼灯台/
志賀島・潮見展望台(福岡県)
志賀島の中央部、標高約170メートルの高台に位置する展望台。博多湾と玄界灘を一望する360度のパノラマが広がり、水平線から昇る朝日はまさに息をのむ美しさです。島の入り口付近には海の神を祀る志賀海神社があり、初詣と合わせての参拝もおすすめ。島内唯一の天然温泉「金印の湯」でからだを温め、福岡市街地のグルメを楽しむこともできます。
住所:福岡県福岡市東区志賀島潮見
電話番号:092-645-1058(東区役所維持管理課)
アクセス:福岡都市高速・香椎浜出入口から約30分
駐車場:あり
URL:https://www.crossroadfukuoka.jp/spot/10809
伊勢志摩・横山展望台(三重県)
標高約140メートルの横山展望台からは、英虞湾(あごわん)のリアス海岸が織りなす絶景を一望。幾重にも重なる島々を朝日が染め上げる光景は、ミシュラン・グリーンガイドジャポンでも星を獲得しています。伊勢神宮参拝と組み合わせた「初詣+ご来光ドライブ」に最適。混雑を避けたい場合は、早朝に二見興玉神社を訪れるルートもおすすめです。
住所:三重県志摩市阿児町鵜方875-20
電話番号:0599-44-0567(対応時間:9時~16時30分/横山ビジターセンター)
アクセス:第二伊勢道路・鳥羽南・白木I.C.から約25分
駐車場:あり
URL:https://chubu.env.go.jp/nature/yokoyama/
淡路島・海上ご来光(兵庫県)
明石海峡大橋や大鳴門橋を渡る“海の道”をドライブしながら向かう淡路島。東海岸からは、水平線の彼方から昇る初日の出を拝むことができます。淡路サービスエリアや淡路ハイウェイオアシスなど、展望や休憩に適したスポットも多く、家族連れにも安心。島内最大の温泉地「洲本温泉」で心身を温め、淡路牛や新鮮な海の幸を堪能するのもおすすめです。
URL:https://www.awajishima-kanko.jp/
草津・草津温泉スキー場(群馬県)
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津字白根国有林158林班(草津温泉スキー場)
電話番号:0279-88-8111(代表)※受付時間9時~17時
営業時間:9時〜16時(パルスゴンドラ天狗)
※パルスゴンドラ天狗はペットも乗車可能
※1月1日(木・祝)ご来光ゴンドラ運行イベントは6時15分から営業を開始。(料金は通常価格/日の出予想時刻は6時50分)
料金:大人:片道800円、往復1,500円、子ども:片道600円、往復1,000円
アクセス:関越自動車道・渋川伊香保I.C.から80分(草津温泉スキー場)
駐車場:あり
URL:https://www.932-onsen.com/winter/course/
2026年の新年は、「初日の出」「ドライブ」「観光」をつなぐ贅沢旅へ。太陽が昇る瞬間に立ち会い、温泉と美食に心を委ねる。その体験こそが、新しい一年を豊かに生きるための最初の贈り物になるはずです。
※画像はすべてイメージです。
