待ち遠しい海外旅行気になるハワイのトレンド事情 photo:Hawaii Style

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日本人にとってハワイは永遠の楽園であり、魅力あふれるデスティネーション。2019年の日本人渡航者数はおよそ155万人にも及びます。ずっと変わらない定番スポットも愛され続ける一方、次々にトレンドを生み出すハワイではいつも新しい魅力に出会えます。次のハワイ旅に役立つ情報を、ぜひここでアップデートしましょう。

  • ハワイスタイルで楽しむ
    個性豊かなクラフトビール

    マイクロブリュワリーで醸造されるクラフトビールは、世界的に話題を集めています。ハワイでも、ここ数年で深く浸透。さまざまなスタイルでビールを提供するブリューパブ(醸造所に併設したバー)やガストロパブ(本格的な料理を提供するバー)、レストランが急増し、ムーブメントはさらに進化し続けています。

    パイナップルやココナッツ、ハチミツなどのハワイ産食材を使ったフレーバービール、乳酸を発酵・熟成させて造ったハワイの気候に合う酸っぱいサワービールなど、ユニークで個性的なハワイの地ビールは多彩。なかには、日替わりや期間限定で提供される種類もあるので、まさに一期一会です。

    店舗で最初にオーダーするなら、数種類の飲み比べができるテイスターがおすすめ。ビールや料理が時間限定でおトクに楽しめるハッピーアワーを狙うのも賢い方法です。ホテルの部屋でゆっくり飲みたい場合は、生ビールを持ち運ぶための専用容器、グラウラーを使えばテイクアウトできます。

  • 身近に感じる本物志向
    “メイド・イン・ハワイ”をお土産に

    ハワイの素材で作られた、もしくは製造工程がハワイ州内である、いわゆるメイド・イン・ハワイのアイテム。以前はなかなか見つけることができなかったこれらのアイテムですが、今やコスメから生活雑貨まで多く登場するようになりました。

    最近、若い世代のロコ(ハワイで生まれ育った在住者)たちの間で、ハワイにある伝統的な植物などを素材として使い、今時のスタイルに作り上げたものを自分で身に付けたり、人に贈ったりすることが増えています。

    ハワイの生活の中にある素材や、ハワイを感じられる手作りのアイテムは、ここ数年で注目されています。例えば、ニイハウ島で採れる希少価値の高いことで知られる貝殻「ニイハウシェル」を使った長いストリングタイプのイヤリングも最近のトレンドのひとつです。

    また、ラウハラ(ハラの木の葉)で作られた、てっぺん部分のない帽子「クラウンレス・パーパレ」は今や女性に大人気で、大きなお団子やポニーテールにしたヘアスタイルをその帽子に合わせています。

    ハワイにいる多くのクリエイターたちが手掛けたアイテムは、ひとつひとつがユニークで、一点物も多数あります。ハワイのライフスタイルをより身近に感じられるアイテム群は、お土産の新定番として必見です。

  • 伝統にシェフのアレンジ!
    ハワイの食がレベルアップした秘密

    近年ハワイのグルメシーンを語るうえで欠かすことのできないキーワード、「ハワイ・リージョナル・キュイジーヌ(HRC)」。これは、アラン・ウォンやロイ・ヤマグチ、ジョージ・マブロなど12人のシェフによって1991年に創設された、ハワイで確立した独自の料理スタイルの名称で、ハワイ産の新鮮な食材を使用しているのが特徴のひとつです。

    同時に、ハワイ産の農産物や加工食品に対して州政府が品質と安全性を認証するプログラム「ハワイ・シールズ・オブ・クオリティ」がスタート。最近では、地元のスーパーマーケットでもこの認証シールが貼られた食品が多く並んでいます。ハワイでお土産を購入する時には、ぜひこのシールをチェックしてみてください。

    HRC創設シェフたちがハワイのグルメシーンを象徴する第一世代とした場合、今、ハワイのグルメシーンを牽引しているのは第二世代の若きシェフたち。HRCの影響でメジャーになった地産地消の流れと伝統をくみながら、肩ひじ張らず、よりカジュアルに楽しめる新しい食のスタイルを提案しています。

    それは例えば、HRC流のハワイ産の食材を使った調理をベースに、味噌や柚子胡椒などの日本風の味付を利かせた料理だったりもします。その土地で採れたものをシェフたちのアレンジで楽しむ一皿を、ハワイでぜひ味わってみてください。

  • ワイキキのホテルの新潮流
    ブティックホテルに注目

    “ワイキキのホテル”と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、オーシャンビューが望める老舗ホテルや大型リゾートホテル。でも、ここ数年増えているのが、古いホテルを改装したお洒落なブティックホテルなのです。

    小規模ながらこだわりが細部にちりばめられ、全面的にスタイリッシュな空間にアップグレード。オーシャンビューではなかったり、海から距離がある少し奥まった場所にあったりする分、価格帯はリーズナブル。しかもハワイらしさを感じられるデザイン性の高いホテルに泊まれると話題です。

    また、隠れ家的な雰囲気で居心地よく過ごせるという宿泊客の口コミも多数寄せられています。今も既存の古いホテルをブティックホテルに改装し直す動きが見られることから、今後しばらくはこの潮流が続いていく様子です。

    一方、定番人気ホテルに目を向けると、改装工事を行っていた客室がグレードアップして続々と完成を迎えています。2020年3月に休館をして改装を進め、結果約1年以上の改修工事を発表した名門ホテル「ハレクラニ」は、2021年夏頃にリニューアルオープン予定。この先もワイキキのホテルの動向から目が離せません。

  • 腕利きバーテンダーに会いに行く
    大人のためのハワイナイト

    広大な青い空に、澄みわたる青い海。昼間の雰囲気はもちろん魅力ですが、ロマンティックかつディープに楽しめるハワイの夜こそ、大人の醍醐味です。

    そこで、ハワイの夜の楽しみのひとつとしてぜひ訪れて欲しいのが、名物バーテンダーのいるバー。ハワイの地産地消のグルメムーブメントから、ローカルやオーガニックなどが注目されはじめ、巷には食材にこだわったクラフトバーが生まれはじめました。

    そして今や、ハワイのバー文化として島に定着しているほどです。腕利きのバーテンダーによる、ハワイの食材を使ったオリジナルカクテルは、まさに唯一無二の存在感。島内には、ロンドンで発祥し、ニューヨークで火のついたミクソロジー(旬のフルーツや野菜、ハーブなどナチュラルな素材を取り入れ、混ぜて作る新しいスタイルのカクテル)を作るスペシャリスト「ミクソロジスト」のいるバーもあります。

    “バーに行くのではなく、バーテンダーに会いに行く”スタンスは、まさにハワイの夜のツウな楽しみ方。そのバーテンダーにしか作れない特別な一杯に、今宵も酔いしれてみてください。

2021 Autumn

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