富士スピードウェイホテル静岡県の厳選食材にこだわった、総料理長の一皿が魅力です。 Text/Motoki Shimizu
Photos/Masaru Suzuki

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日本へ初めて進出する“アンバウンド コレクション by Hyatt”としてオープンした、富士スピードウェイホテル。ラグジュアリーで、クオリティが高いだけのホテルではありません。唯一無二の際立った個性と、きめ細かなホスピタリティで、ゲストをお迎えすることを心がけています。

富士モータースポーツフォレストは、“未来のモビリティとモータースポーツの街”を目指して誕生しました。富士スピードウェイホテルも、クルマを愛する大人たちの遊び場であり、社交場として、富士モータースポーツフォレストを盛り上げていきます。

サーキットと富士山という、絶景に包み込まれる富士スピードウェイホテルですが、モータースポーツの熱狂と極上のやすらぎに加え、地元である静岡県産の食材にこだわった、総料理長の一皿にも期待していただけます。

ホテルの総料理長自ら、静岡県産食材の情報を集め、探し出し、厳選しました。

ハイアットが世界展開する、“アンバウンド コレクション by Hyatt”。例えば、ナポレオン3世の命により1855年に建設されたパリの「ホテル デュ ルーブル」、エルビス・プレスリー主演の映画「ブルー ハワイ」のロケ場所となったカウアイ島の「ココパームス リゾート」など、歴史的な建造物とか、斬新な建築物など、富士スピードウェイホテルと同様、唯一無二の個性をもったホテルばかりです。

富士スピードウェイホテルは、“アンバウンド コレクション by Hyatt”に相応しい、国際的なサーキットに隣接し、モータースポーツミュージアムと一体となった世界でも例のないコンビネーションで展開され、個性を主張する存在となっています。モータースポーツの魅力ばかりか、ラグジュアリー感覚にあふれるホスピタリティまで満喫できることはもちろんですが、静岡県での実績と経験も豊富で、地元産の食材にも詳しい、総料理長の存在も見逃せません。

総支配人 吉川 源太/よしかわ げんた

1996年、パークハイアット 東京に入社以来、ハイアット リージェンシー グアム、グランド ハイアット 福岡などを経て、富士スピードウェイホテル総支配人として着任。

総支配人である吉川 源太さんは、斬新なアイデアとホスピタリティーに自信がある、と語ってくれました。

【吉川】
“モータースポーツとホスピタリティの融合”をコンセプトに、ラグジュアリーで、個性的なホテルであることを目指しております。モータースポーツファンの方々にミュージアムは興味深いと思いますし、客室からのレース観戦にも期待していただけます。

もちろん、レースに関心のないお客さまも、別棟の大きなウエルネス棟で、スパトリートメント、屋内プール、温泉施設などを楽しんでいただけます。また、ヴィラと一部の客室では、愛犬と一緒に滞在することも可能です。ぜひ、ホテルの地元である静岡県産の豊かな食材にこだわっている、総料理長の一皿にも期待していただきたいと思っております。

総料理長 石井 順/いしい じゅん

パークハイアット 東京のニューヨークグリル、ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ 料理長などを経て、富士スピードウェイホテル総料理長として着任。

総料理長は、静岡県に愛着を感じてしまうほど、経験も情報も豊かです。

【石井】
静岡県は、東西に長いという地理的なポテンシャルもあって、食材も、豊富なばかりか、とても多彩です。これまで、東京都内などの著名ホテルで経験を積んできましたが、最近では、静岡県内のホテルやレストランで料理長として勤めた経験もあり、静岡県というエリアに強い愛着を感じているのです。

おかげで、静岡県に縁のある大勢の人びととの出会いやつながりもあり、皆さんからいただいた情報を大切にし、富士山の清冽な水で育った山の食材から駿河湾を背景とした海の幸まで、さらに、静岡県の食文化まで取り込んだ一皿を工夫していきたいと考えております。

ホテルのごく近隣でも、素晴らしい生産者や食材との出会いがあったと伺いました。

【石井】
新しく、静岡県でスタートするホテルですから、食材探しにも、かなりチカラを入れました。静岡県産の食材を全面に押し出したイタリアンのために、地元の情報を求めて東奔西走したおかげもあり、いろいろ見つけることができました。

ホテルのすぐ側で見つけたのが、高糖度トマトである“アメーラ”と、地元の清流で育てている“金太郎マス”です。また、“アメーラ”と絶妙なコンビを発揮する七富チーズ工房のモッツァレラとか、知人でもある自然薯で知られた静岡の有名店である丁子屋さんが手がけるとろろ汁とか、お茶をベースにしたドリンクなど、広く情報を発信するという意味も込め、積極的に採用し、提案していく予定です。
高糖度トマト “アメーラ”の生産者と石井総料理長
“金太郎マス”の生産者と石井総料理長

さて、富士スピードウェイホテル館内の、レストランやバーを紹介しましょう。まず、メインとなるのは、富士山を眺めながら活気ある雰囲気の中でくつろいでいただけるイタリアンレストラン「TROFEOイタリアン」ですが、ここは開放的なオープンキッチンとなっています。そして、徹底してコーヒーと軽食にこだわったロビーラウンジがあります。

さらに、カウンターを挟んでシェフとの会話を楽しみながら、モダンでスタイリッシュな中で厳選した和食材を味わう炉端ダイニング「Robata OYAMA」、また、モータースポーツを熱く語り尽くすため、富士スピードウェイのコース全長4563mに因んでネーミングされた「BAR 4563」もありますので、思う存分、食文化を通じての気配りやホスピタリティを堪能していただくことができます。

イタリアンレストラン「TROFEOイタリアン」

【DATA】
富士スピードウェイホテル

住所:静岡県駿東郡小山町大御神645
アクセス:東名高速道路・
御殿場I.C.から約20分
JR「御殿場駅」からタクシーで約20分
駐車場:あり
電話番号:055-020-1234
http://fujispeedwayhotel.com

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