Harmony Trip 北海道北海道の風を感じる旅へ。絶景と芸術に出合うリトリートドライブ

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アクセルを踏めば、車窓から流れ来る心地よい夏風。どこへ行こうとも、北海道ドライブは爽快そのものです。しかし、ようやく訪れた旅のひとときを過ごすのであれば、少しだけゆっくりと、視点を変えて巡りたいもの。北の大地でしか出合うことのできない、絶景とアートに思いを馳せて。

・心と目に刻む宝石のような「夜の絶景」
・息をのむほどの感動に出合う「雄大な大自然」
・今という時を考える「芸術と文化」

心と目に刻む宝石のような「夜の絶景」

広大な北海道の中でも、今回おすすめするのは「小樽」です。なぜかというと、アクセスの多様性、そして絶景スポットが充実しているからです。

飛行機や鉄道で札幌へアクセスすれば、小樽まではレンタカーで約1時間。フェリーであれば新潟または舞鶴から小樽に直行することができ、こちらはマイカーを持ち込んで旅するというスタイルも楽しめます。小樽運河はもちろん欠かせない観光スポットですが、ここではゆっくりとしたひとときを楽しめる、おすすめの夜景スポットをご紹介しましょう。

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「旭展望台」

小樽港や市街地中心部、石狩湾や暑寒別岳も望むことができる標高190mの展望台。空がロイヤルブルーに染まるトワイライトタイムは必見で、某漫画の聖地巡礼スポットとしても知られています。総延長14kmの散策コースがあり、周辺には小樽ゆかりのプロレタリア作家、小林多喜二の文学碑なども。クルマでのアクセスがおすすめです。

旭展望台

「天狗山 展望台」

「北海道三大夜景」のひとつとも呼ばれる美しい夜景を一望できる、小樽のシンボル的存在。標高532.4mの天狗山には5つの展望台があり、中でも「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に一つ星として掲載されている山頂展望台は必見です。小樽市街や日本海、積丹半島や対岸の暑寒別連峰の山並みといった大パノラマを目に焼き付けて。

天狗山 展望台

息をのむほどの感動に出合う「雄大な大自然」

そして、小樽周辺の絶景スポットとして忘れてはいけないのが積丹半島。小樽からクルマで1時間ほどなので、日中は芸術やグルメを楽しんで、ドライブがてら絶景を満喫し、ゆっくりと宿に戻る……という過ごし方もおすすめです。

それぞれのスポットには、美しい絶景やサンセットが待っているだけでなく、さまざまな伝説などもあるとか。事前に調べてから訪れれば、感動がさらに増すはずです。

「神威岬」

積丹半島北西部から、日本海に突出した岬です。遊歩道「チャレンカの小道」を20分ほど行けば、300度を見渡す水平線と、透き通るように美しい「積丹ブルー」で絶景が広がります。初夏には、午前中に開いて夕方に閉じる一日草「エゾカンゾウ」が咲き、黄色い花と青い空による素晴らしいコントラストを見ることができます。

神威岬

「雷電刀掛岩(雷電海岸)」

弁慶が雷電峠で休息したときに岩をひねって大刀を置いたという伝説や、海岸で釣りをする際に大刀をかけたというさまざまな伝説が伝えられています。この岩がある雷電海岸は、壮大な断崖絶壁が続き、美しい夕日スポットとしても有名です。

雷電刀掛岩(雷電海岸)

「島武意海岸」

「日本の渚百選」のひとつであり、断崖絶壁が続く積丹半島の中でも、唯一波打ち際まで下りられるスポット。歩行者用トンネルを抜けた後、突如眼下に現れる鮮やかな海はインパクト大! 神秘的な積丹の魅力をしっかりと味わうことができます。

島武意海岸

「黄金岬」

美国港の先から海へ突き出した岬です。410mの遊歩道が整備されており、3カ所の入り口から展望台を目指すことができます。展望台からは、積丹ブルーと断崖絶壁が続く海岸線、そして美国の街並みまでもが一望できます。

黄金岬

余市の道の駅「スペース・アップルよいち」へ

小樽から積丹半島へ向かう日本海沿いのルートでは、唯一の道の駅「スペース・アップルよいち」。国道229号と国道5号の分岐点に近い余市川河畔にあり、余市ならではの旬のフルーツと……なんと、宇宙の不思議を体験できるというユニークな道の駅です。

というのも、余市宇宙記念館「スペース童夢」を併設し、宇宙記念館では郷土出身で日本人初の科学者宇宙飛行士・毛利衛さんの業績を紹介していたり、宇宙での衣食住を感じる「きぼう」や3Dシアター「2041年宇宙エレベーター」などがあったりと、大人から子どもまで楽しめるスポット。

道の駅ショップでは10種類以上の「宇宙食」などが手に入るほか、地元水産加工品、農産品をはじめ「フルーツのまち余市」ならではの旬の味覚を提供しています。フルーツやワインを使用したこだわりの手作りアイスクリームやアップルパイも人気です。

道の駅「スペース・アップルよいち」

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今という時を考える「芸術と文化」

小樽といえば、北海道の商都として古くから貿易や漁業で栄えた街。明治時代や大正時代には銀行や商社、倉庫などが立ち並び、それが今なお形を残しているという珍しい街でもあります。

その中でも、小樽の歴史や文化を色濃く感じられるスポットが「小樽芸術村」。旧三井銀行小樽支店をはじめとした名建築物と貴重な美術作品を多数所蔵し、近代アートを間近で堪能することができるのです。

また、小樽にゆかりのある文学者の著作や原稿を展示しているのが「市立小樽文学館」です。名作が生みだされた地での読書時間は、ほかのどこであっても体験できない貴重な体験になるでしょう。

「ステンドグラス美術館」

歴史的建造物を活かし、国内外の多彩なアート作品を展示する小樽芸術村。その中にある「ステンドグラス美術館」は、19世紀後半~20世紀初めにかけて制作された、イギリスの教会の窓に飾られていたステンドグラスを展示しています。見るものを圧倒する、美しい歴史的作品を間近で観ることができます。

ステンドグラス美術館

「市立小樽文学館」

小林多喜二や伊藤整をはじめとした、小樽ゆかりの小説家や詩人、歌人、俳人の著書や資料を収蔵、展示しています。特別展や企画展を開催するほか、館内にはカフェスペースもあり、偉人たちの作品に思いを馳せながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

市立小樽文学館

せっかくの北海道旅だから、遠くのエリアに足を延ばすのも、ドライブファンとしては有意義でしょう。しかし、旅の時間には限りがあります。非日常の時間を楽しむのであれば、あえてゆっくりと、目の前の景色や時の流れを存分に味わいたいですね。束の間の一瞬に心を向ければ、きっと思っていたよりも美しく、素晴らしい記憶として胸に刻まれることでしょう。

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