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気になるトヨタ車タフで無骨! 国内唯一のピックアップトラック ハイラックスの魅力 Text:Daisuke Katsumura

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1968年の登場以来、農業や林業などの分野で圧倒的な支持を集め、国内のみならず海外でも愛され続けてきたピックアップトラック「ハイラックス」。2017年の日本市場への再投入以降、国内唯一の個性を持つタフな一台の魅力や歴史を紹介します。

世界中がハイラックスを愛してやまない理由?

1968年のデビュー以来、現行モデルは8代目となるハイラックス。日本向けには4ドアのダブルキャブ、ディーゼルエンジン搭載車が販売されています。

ハイラックスは、国内では13年のブランクを経て、2017年に再デビューを果たしたピックアップトラックですが、世界では1968年のデビュー以来生産が続いているロングセラー車です。さらに、世界で販売されているトヨタ車の中で、1位のカローラに次ぐ累計販売台数を誇るトヨタの超安定的人気車種でもあります。

四輪駆動のピックアップトラックなので、オフロード走破性は非常に高く、未舗装路や砂漠のような道なき道など走る場所を選びません。デビュー以来、農場や山林、採掘場や自然保護区など、文字通り“世界のあらゆる場所”で活躍し、愛され続けているのです。

初代モデルから輸出され、北米市場では独自に進化

「眉毛」の愛称を持つ初代ハイラックス。写真の北米輸出仕様車はフェンダー上に巨大なウインカーが備わるのが大きな特徴です。

ハイラックスは、初代モデルから北米市場にも輸出され、トヨタ・ピックアップの名前で販売されました。日本国内では荷物を積むためのライトトラックとして誕生したハイラックスに、豪華装備やパワフルなエンジンを設定し、レジャーユースを想定した若者の乗り物として北米市場に売り込んだのです。

北米市場ではレジャーの相棒として雑誌などでアピール。写真は3代目ハイラックス。実際に若者が憧れるクールな乗り物として定着しました。

この戦略は見事成功し、北米市場でのハイラックスは、若者が乗るレジャービークルとして定着します。1985年、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公マーティ憧れの一台として漆黒のハイラックス4x4 SR5 Xtra Cabが登場するのには、そんな背景があるのです。

その後北米市場は、ニーズに合わせて車体が大型化したタコマやタンドラが登場。北米市場専売モデルとして、ハイラックスとは異なる独自の発展を遂げていきます。

国内での販売終了、そして世界戦略車へ

世界140カ国以上の市場に導入することを前提に作られた7代目ハイラックス。日本国内の販売は一旦終了したが、その実用性から世界で根強く愛され続けました。

タフで荷物が積めるハイラックスは、アジアや中東などの国々で根強い人気を誇ります。2004年に登場した7代目モデルからは、主要生産国をタイに移し、世界戦略車「IMVシリーズ」として日本と北米以外の市場で販売が継続されます。

また近年は、継続して世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーにランドクルーザーとともに参戦。2019年は見事四輪部門総合優勝、2020年も2位を獲得。常に世界トップクラスのオフロード性能をアピールし続けています。

2019年には、念願のダカールラリー四輪部門総合優勝を果たしました。高いオフロード走破性は世界中に知られることとなります。

2017年、国内で復活したハイラックスは、これらの歴史を経て、タイで生産されていた8代目モデルを逆輸入したものです。北海道などの広大な農地や牧場で使われてきたハイラックスが古くなり、その買い替えを見込んだといわれています。

しかし、フタを開けてみるとアウトドアユースを目的とした若い世代の新規購入が目立ち、当初の年間販売目標2,000台を初月で達成してしまうほどの大盛況となったのです。

フロントグリルの意匠変更でよりスタイリッシュに

フロントグリル周りの印象が大きく変わった2020年8月のマイナーアップデートで、より力強い印象になりました。

そんなハイラックスも国内での販売再開から3年が経過し、初の大型マイナーアップデートを果たしました。アイドリングストップの追加やサスペンションの仕様変更といった見えない部分の進化はもちろん、フロントグリル周辺の意匠が大きく変わりました。

これまでは独自路線のグリルデザインだったものを、北米専売車種であるタンドラやタコマ、さらにはここ最近人気のRAV4といったトヨタのSUVを彷彿させる力強い六角形グリルとすることで、トヨタのSUVらしさを強調。国内外問わず、これまで以上にSUVとしての人気が高まりそうです。

HILUX Specifications

サイズ
全長5,340mm×全幅1,855mm×全高1,800mm
乗車定員
5名
燃料消費率
2.4L 2GD-FTVエンジン・4WD
11.7km/L(WLTCモード)国土交通省審査値
エンジン
型式:2GD-FTV
総排気量:2.393L
最高出力(ネット):110kW(150PS)/3,400r.p.m.
最大トルク(ネット):400N・m(40.8kgf・m)/1,600~2,000r.p.m.
価格

X 4WD
347万1千円(税込み)

Z 4WD
387万6千円(税込み)

詳しい情報・お問い合わせ

トヨタ自動車株式会社 お客様相談センター
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