Fuji Motorsports Forest富士スピードウェイ内の
モビリタで、クルマの限界を体感
Text/Motoki Shimizu
“未来のモビリティとモータースポーツの街”、富士モータースポーツフォレストが誕生。コンセプトは、自動車を愛する大人の遊び場であり、社交場となることです。ここでは、富士スピードウェイを中心に、魅力的な施設を揃え、それぞれの施設での体験を組み合わせることで、さらに、魅力あふれるエリアにすることができます。施設のひとつ、モビリタを紹介しましょう。
非日常の体験が安全意識の向上、クルマを操る楽しさを実感
モビリタは、富士スピードウェイ内に設けられているトヨタ交通安全センターの名称です。クルマを走らせ、曲がり、止まる、という基本動作を繰り返す中で、限界ともいえる非日常を体験し、正しい知識と安全意識を身に付け、運転する環境の変化に素早く対応できるよう人とクルマとのコミュニケーションが上達することを目指しています。
いろいろなステージを体験するための施設を整え、
実践的な実技講習を可能にしています。
10万㎡という国内最大級のフラットコースは、限界を越えたクルマの動きを安全に体験するための広大なスペースです。実技講習のステージを実践するため、さまざまなコースを設定し、急ブレーキやハンドル操作、危険回避などまで体験していただけます。
開発ドライバーが現場で培ったノウハウを凝縮した
クルマの運転がもっと好きになるプログラム
ぜひ、体験することをおすすめしたいのは、“走行データ計測プログラム”と呼ぶ実技講習です。決められたコースを計測器やカメラを装備したクルマを運転することで、ドライビングスキルを可視化しています。走行後すぐに、計測データや映像をもとに、参加したドライバーによる運転の特徴やスキルを確認し、スムーズで、安全、安心な運転になるようレベルアップに向けてアドバイスします。
“走行データ計測プログラム”の受講例、紹介しましょう。
【1】車載映像や操作データを見える化。
【2】G-Gダイアグラムによってクルマの動きを見える化。
“走行データ計測プログラム”のポイントは、お客さまご自身の運転操作をすべて見える化した点。クルマを操作し、加速、減速、旋回させた時に発生するGの動きを診断。受講したドライバーは、加速度Gのかかり具合を感じ取ることで、クルマをコントロールし、安全かつ快適に走らせることができるようになります。
【3】受講したドライバーとインストラクターを比較。
モビリタでは、一般のドライバーのために、短い時間から、半日、1日などをかけて体験できるものまで、豊富なプログラムを用意しています。ぜひ、安全で安心な運転を身に付けるため、参加し、体験してみてはいかがでしょうか。それぞれのプログラムは、年間を通して実施していますが、必ず、プログラムの実施日時と内容を確認してください。
【DATA】
モビリタ
住所:静岡県駿東郡小山町中日向694 富士スピードウェイ内
電話番号:0800-123-0250
URL:https://www.toyota.co.jp/mobilitas/