New year movies話題の続編が目白押し!
今冬注目の大作映画を劇場で体感
『マトリックス レザレクションズ』© 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
昨春から全世界で蔓延している新型コロナウィルスのパンデミックは、エンターテインメント界に大きな変革をもたらしました。欧米でのロックダウン、日本では緊急事態宣言の影響で映画館は軒並み休館に追い込まれましたが、感染拡大収束の兆しがみえた今秋より、公開が待ち望まれていたハリウッド大作の続編が遂に日本に上陸。そこでこの冬、劇場で体感したい話題の大作映画を紹介します。
※作品の公開情報などは2021年12月10日現在のものです。
人生に潤いをもたらす劇場での映画体験
昨年より度重なる緊急事態宣言の発出で映画館は不要不急のサービスとみなされ、時短営業や休業を余儀なくされました。その一方、ステイホーム期間が長期化する中で、NETFLIXやAmazon Prime Video、Huluなどの動画配信サービスの需要が拡大。ディズニー・スタジオをはじめ、ワーナー・ブラザーズやマーベル・スタジオといったハリウッドの大手配給会社が新作を劇場公開と同時に配信をはじめるように。また、公開後から短期間で配信されるなど、映画の公開スタイルにイノベーションが起こり、ニューノーマルなライフスタイルにおける鑑賞方法に新潮流が生まれました。
そういった中でも、劇場での「体感」に特化した作品は後を絶ちません。昨年、最も注目を集めた『TENET テネット』の監督であるクリストファー・ノーランは「映画とは、映画館の椅子に座り、何ものにも邪魔されずに数時間没頭することで生まれる特別な体験なのだ」と予告編のインタビューで発言。IMAX専用カメラが多用された未曾有の映像美と迫力の音響が堪能できる本作は、全世界で360億円超の大ヒットとなり、人生を豊かにする「未知なる映像体験」という映画本来の魅力を示しました。つまり、映画の在り方も二分していて、パソコンやタブレットで楽しめる作品と、大スクリーンで見るべき作品が製作段階から大別されるようになったのです。今回紹介する続編の作品は、いずれもダイナミックな演出やアクションが魅力の大スクリーンで観るべき映画です。
映画史に燦然と輝く傑作シリーズのみどころ
『マトリックス』シリーズ最新作が満を持して登場!
この12月から来年にかけて見逃せないハリウッド大作が続々と公開されます。情報解禁とともに早くも話題沸騰となっているのがSFアクション大作『マトリックス』シリーズの新章『マトリックス レザレクションズ』(2021年12月17日公開)です。1999年、1作目が公開されると同時に誰も観たことのない斬新な映像体験は、全世界を熱狂の渦に巻き込みました。
『マトリックス レザレクションズ』© 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
4作品目にあたる『マトリックス レザレクションズ』では、ネオ役を務める主演のキアヌ・リーブスをはじめトリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスらが同じ役で続投が決定。さらに、ネオの宿敵スミス役には、Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』で主役を演じるジョナサン・グロフやネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え、彼を導くモーフィアス役に『アクアマン』の強敵ブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。『スターウォーズ/フォースの覚醒』での活躍も記憶に新しいジェシカ・ヘンウィックなど、新キャストに注目株が多数出演することでも話題を集めています。
監督は、『マトリックス』シリーズ全作品を手がけたラナ・ウォシャウスキーが担当。解禁された予告編では、不穏な雰囲気に包まれる中、主人公ネオがマトリックス・コードで形作られた街の中を闊歩し、見知らぬ敵と戦い、得体の知れない機械に体を繋がれているカットがフラッシュバックするなど、観ればみるほどミステリアスなシーンばかり。最新のVFX技術を駆使した映像美も見どころです。
新たな世代に受け継がれる『ゴーストバスターズ』
1984年に公開されたSFホラーコメディ映画『ゴーストバスターズ』は、全米年間興行収入No.1を記録。翌年公開された日本でも年間配給収入No.1に輝いた歴史的大ヒット作品です。公開後、軽快なテーマソングは連日ヒットチャートを賑わし、「No Ghost」のシンボルマークはグッズ化して世界中を席巻。1989年には続編となる『ゴーストバスターズ2』が公開され、80年代の映画文化を象徴するSFアクションシリーズとなりました。
この冬に公開される『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021年2月4日公開予定)は、オリジナル版の監督の息子ジェイソン・ライトマンがメガホンをとった“正統な続編”です。
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
今作は新世代の物語で、主人公は都会での生活が苦しく、母と兄の3人で田舎町に引っ越してきた少女フィービー。30年にわたり原因不明の地震が頻発する街で暮らし始める中、祖父が遺した古びた屋敷の地下研究室で、彼女は見たことのないハイテク装備を発見。そして祖父がゴーストだらけだったニューヨークを救った“ゴーストバスターズ”の一員だったことを知ると同時に、街中に溢れかえるゴーストたちの復讐に立ち向かう……、というストーリーです。
あの伝説のミュージカルが完全映画化!
また、注目すべきは続編だけではありません。世代を超えて人々を魅了し続ける珠玉のミュージカル作品『ウエスト・サイド・ストーリー』が、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督によって完全映画化(2022年2月11日公開予定)。
『ウエスト・サイド・ストーリー』© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
物語の舞台はニューヨークのウエスト・サイド。夢や自由を求めて世界中から多くの人々が集まる中、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、仲間たちと集団を作り激しく敵対し合う……。青年期の苦悩や禁断の恋、そして必死に“今”を生きる若者たちの姿を描きながら、数々の名曲や躍動感あふれるダンスとともに「異なる立場を超えて、私たちは手を取り合えるのか?」という普遍的なメッセージを問いかける感動のミュージカル・エンターテインメントは、スティーブン・スピルバーグ監督初のミュージカル作品という話題性もあいまって、世界中で公開に期待が寄せられています。
初夏には名作『トップガン』の続編も公開!
さらに、初夏には名優トム・クルーズを一躍スターダムへと押し上げた、スカイアクション映画『トップガン』の35年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』が封切られます(2022年5月27日公開予定)。主人公マーヴェリックが今作では教官として新たなミッションに挑戦。今回も飛行シーンはCGを使わずトム自ら飛行機に乗り込み撮影し、リアルを追求した大迫力のスカイ・アクションが見どころです。
『トップガン マーヴェリック』© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
映画は非日常の映像体験だけでなく、時には人生のヒントをもたらしてくれるもの。お出かけしやすくなった今こそ、劇場で体感してみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
●マトリックス レザレクションズ<SFアクション>
https://wwws.warnerbros.co.jp/matrix-movie/
●ゴーストバスターズ/アフターライフ<SFホラーコメディ>
https://www.ghostbusters.jp
●ウエスト・サイド・ストーリー<ミュージカル>
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/westsidestory
●トップガン マーヴェリック<スカイアクション>
https://topgunmovie.jp
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