How to choose a smartwatchスマートウォッチで何したい?
新型人気モデル&クルマと連携する未来を予測

Lifestyle

運転中にスマホを見ることなく着信などを確認できるスマートウォッチ。導入を検討しているドライバーも多いのではないでしょうか。今回は、今さら聞けないスマートウォッチの基本機能をおさらい。ユーザーに特に人気の最新5モデルを徹底紹介するほか、現在開発中のクルマとの連携機能をレポートします。時計が車のキー代わりになるかも? スマートで便利な未来は、すぐそこまでやってきています。

常に最先端であり、未来への憧れ
「腕時計型コンピューター」からスマートウォッチへ

「ウェアラブル端末」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? Wearable(=身に着けることが可能)という意味で、手首や腕、頭などに情報端末を付けることで、スマートフォンを取り出すことなく情報を得ることができるというものです。その中でも代表的なのが、腕時計として身につけられるスマートウォッチ。時計の文字盤部分がタッチディスプレイになっていて、スマートフォンと連携させることでさまざまなアプリを使うことができます。

スマートウォッチの歴史は40年以上前まで遡ります。1977年に登場したヒューレット・パッカードの『HP-01』は、LED式のデジタル表示にキーボードを配置した、当時としては画期的なデジタルウォッチでした。電卓機能やストップウォッチ機能、タイマー機能やカレンダー表示などが搭載されており、腕時計の概念を覆したのです。しかし価格が695ドルと高額だったことから、一般に普及はしませんでした。

その後、CASIOやSEIKO、EPSONなどからも「腕時計型コンピューター」というコンセプトで発売され、少しずつ「ウェアラブル端末」の存在が認識されていきます。小さなボディからは考えられないほど大きなことができるというスマートウォッチは、未来を感じさせる端末として、いつの時代も憧れをもって迎えられてきたのです。

そして2015年、Apple Watchが発売されます。日本のスマートフォン市場で最もユーザーの多いiPhoneと連携し、通信機能だけでなく健康サポートやフィットネスツールとしても使える画期的な端末として注目を浴びました。

今、各社からさまざまなスマートウォッチが発売され、まさに群雄割拠という状況です。選択肢は無数にありますが、それぞれに特色があり、選びきれないというのも事実。そこで、スマートウォッチを選ぶ際にチェックしておくべきことをご説明します。

スマートウォッチで何ができるの?
TOYOTA Walletの活用含む代表的な7つの機能をご紹介

それでは、スマートウォッチはどんなことができるのでしょうか?

1.通知機能
スマートフォンへの着信やメール、SNSで受信したメッセージが通知されるので、見逃すことがありません。

2.健康管理
歩数計、消費カロリー計、移動距離記録などで運動データを計測。心拍数や睡眠を測れるタイプもあります。

3.電子マネー決済
アプリをインストールすれば電子マネーの決済ができます。モバイルSuica対応であれば、時計をかざすだけで改札を通過可能。またQUICPayなど電子マネーを紐付ければTS CUBIC CARDやTOYOTA Walletも活用できます。

4.音声操作・音声アシスタント
音声アシスタント対応モデルでは、話しかけるだけで端末を操作できます。

5.音楽再生
音楽をストリーミング再生するだけでなく、端末本体に音楽を保存して再生できるタイプもあります。その場合、スマートフォンがなくとも音楽が再生できます。

6.スマート家電との連携
自宅の照明やエアコン、スマート家電が音声操作に対応している場合、「明かりを消して」などと声をかけるだけで家電を操作できます。

7.見守り機能
着用者の転倒を検知して緊急通報サービスに連絡する機能や、現在地を正確に判断できるGPS機能を備えたものも。スマートウォッチで命を救われたという人もいます。

スマートフォンの拡張デバイスとして使用するのか、フィットネスツールや健康管理を主な目的にするのかでも、スマートウォッチの選び方は変わってきます。自分に必要な機能を第一に考えて選ぶことがポイントです。

スマートウォッチを買うなら外せない!
最新&厳選5モデルを徹底紹介

それでは、スマートウォッチユーザーに特に最新の人気5モデルをご紹介します。

■Apple Watch(Apple)

https://www.apple.com/jp/watch/

iPhoneやMacでおなじみのApple社が販売しているスマートウォッチ。iPhoneとの連携は抜群です。Apple Payに電子マネーやクレジットカードを紐付けておけば、財布を出すことなく決済を行えます。またスピーカーとマイクが内蔵されているため、運転中など手が離せないときの着信にも対応が可能です。

カメラの起動やシャッター、マスクをしたままiPhoneのロックを解除できるなど、生活のちょっとしたことを便利にしてくれる機能が充実しています。

Apple Watch Ultra

■Instinct 2(Garmin)

https://www.garmin.co.jp/products/wearables/instinct-2-graphite/

アメリカ発・GPS機器のパイオニアであるGarmin社のタフネスアウトドアGPSウォッチ製。アメリカ国防総省が定める標準規格であるMIL-STD-810G(耐熱、耐衝撃、耐水)をクリアした頑丈さを誇り、水深100メートルまで防水対応。耐熱性と耐衝撃性に優れています。

「デイリーユースのスマートウォッチ機能や健康管理機能だけでなく、登山や釣り、スノースポーツやバイクなど、さまざまなアウトドアアクティビティを楽しむ人におすすめで、30種類以上のアクティビティ機能に対応しています」(ガーミンジャパン株式会社 広報 谷口朋子さん)。最大65日間のロングバッテリーを実現し、スポーツ・アウトドアアクティビティはもちろん、アクティブなライフスタイルのすべてをスマートにサポートします。

■Falster Gen 6(SKAGEN)

https://www.skagen.com/ja-jp/スマートウォッチ/詳細/falster-gen-6/

デンマークのデザインやライフスタイルにインスパイアされたプロダクトを展開するスカーゲン。4タイプのケースカラーに、ストラップはブランドのアイコンであるステンレススティールメッシュ、シリコン、レザーを組み合わせた6種類のモデルを展開。ダイアルやストラップはファッションに合わせて、自分好みにカスタマイズが可能です。スタイリッシュな外観で、女性の細い手首にも違和感なく溶け込むデザインといえます。

心拍センサーがアップグレードされ、カーディオフィットネスレベルのトラッキングや、血中酸素飽和度の測定が可能。また、高速充電ができるうえに24時間以上のバッテリー駆動に対応しています。

■GSW-H1000(CASIO)

https://gshock.casio.com/jp/products/g-squad/gsw-h1000/

熱狂的なファンが多いG-SHOCK。GSW-H1000は初のWear OS by Google™搭載スマートウォッチで、耐衝撃+20気圧防水のタフネスボディに、GPS機能+マルチセンサーを搭載した高機能モデルです。

「トレーニングからバイクまで、15種類のアクティビティと24種の屋内ワークアウトに対応しています。サイズは比較的大きい部類に入りますが、専用アプリ『G-SHOCK MOVE』と連携することでトレーニングログの管理をサポートします」(カシオ計算機株式会社 時計マーケティング部 金井洋介さん)。

また、専用アプリでは撮影した動画・静止画と時計で計測したセンサー情報をレイヤー合成して、オリジナルの動画・静止画が作成できるセンサーオーバーレイ機能も搭載しています。

■CITIZEN CONNECTED Eco-Drive W510(CITIZEN)
https://citizen.jp/smartwatch/special/index.html

太陽光や室内のわずかな光を電気に換え、時計を動かしつづけるシチズン独自の技術『エコ・ドライブ』を搭載。一度フル充電すれば、約7カ月間連続で稼働します。ビジネスシーンにも違和感のないシンプルなデザインです。

応援しているプロ野球チームが勝っているかどうかを、ボタンを押して針の動きで確認したり、位置情報や帰宅メールをボタンで送ったりすることが可能です。「スマートフォン、スマートウォッチは便利な反面、常にオンラインでいることに疲れてしまう方も多いようです。受け取る通知を自分で選択できるこのモデルは、オンラインと程よく距離を保ちたい方にお勧めです」(シチズン時計株式会社 時計事業本部 事業企画センター 宣伝部 国内宣伝課 志村奈津子さん)

BZ7014-06L

ドライバーのマストアイテムになる?
スマートウォッチとクルマの未来を予測!

着信を確認したり、音楽を操作したりと、運転時に特に便利なスマートウォッチ。気になるのはクルマとの連携です。スマートウォッチメーカーでありながら、車載機器の開発も行うガーミンジャパンに、今後の見通しについて伺ってみました。

「スマートウォッチをキーの代わりに使用したり、乗り込む前に車内温度やナビの目的地を設定したりすることが考えられます。また運転中には、ドライバーの健康状態の検出や監視を行い、安全走行をサポートします。車を降りた後は、最終目的地への案内や車の駐車位置の確認、料金支払いもスマートに行うことができるようになるのではないでしょうか」(ガーミンジャパン株式会社 広報 谷口朋子さん)。

現在はまだ開発段階とはいえ、スマートウォッチとクルマとの連携は着実に進んでいます。数年後には、ドライバーには欠かせないアイテムとなるかもしれません。

快適でスマートなライフスタイルを実現するために、スマートウォッチの導入を考えてみませんか。

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