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Alpine flowers八方尾根トレッキングで
出会える高山の花図鑑

Travel

3000m級の山々が連なる長野県北西部の北アルプスで、気軽に絶景トレッキングを楽しめるのが、白馬八方尾根。夏季は標高1,500mの黒菱ライン乗り場まで車で行けば、リフト1本で人気の八方尾根自然研究路にたどり着けます。300種類以上の高山植物が自生する八方尾根で、ぜひ探したい高山の花を、季節順に紹介します!

花の季節の始まりを告げる初夏の花

ユキワリソウ

分類:サクラソウ科サクラソウ属
開花時期:5月末~7月
山地の湿った岩場などに自生し、雪解け間もない時期に、いち早く生長し咲く花。高さは10cmほどとかなり小型で、淡い紅紫色の花をつけます。「ユキワリソウ」という名前は、キンポウゲ科のオオミスミソウなど他の花の別名にもなっていますが、正式にはこの花のこと。

タテヤマリンドウ

分類:リンドウ科リンドウ属
開花時期:6月中旬~7月中旬
高さは10cmほどで、ろうと状の淡青紫色の花をつけます。花は日が当たっているときだけ開き、くもりや雨のときはつぼみ状態に閉じます。ハルリンドウの高山型変種で、ハルリンドウに比べて花の色が淡く、ミヤマリンドウと比べると花の内部に斑点があります。花が白いシロバナタテヤマリンドウは希少。

八方尾根が花であふれる盛夏の時期の花

ニッコウキスゲ

分類:ユリ科ワスレグサ属
開花時期:6月下旬~7月下旬(年により変動するので要確認)
直径7cmほどのラッパのような形をした、ユリ科の黄色の花で、朝開いて夕方にはしぼむ一日花。北海道から本州の中部地方にかけて分布し、八方尾根の他では長野県の霧ヶ峰や福島県・新潟県・群馬県にまたがる尾瀬などの高原で見られます。八方尾根では自然遊歩道一帯で見られますが、特に黒菱平に群生しており、一面に咲き誇る姿は圧巻。

ハッポウタカネセンブリ

分類:リンドウ科センブリ属
開花時期:7月~8月中旬
煎じた液を千回振りだしても(煎じても)なお苦いことから「センブリ」と名付けられた薬草の高山型「タカネセンブリ」の変種で、八方尾根周辺にだけ生育する固有種。1cm弱のかわいらしい青い花に、よく見ると濃い色の斑点があります。小さくて見落としがちですが、八方尾根では多数生育しています。

シモツケソウ

分類:バラ科シモツケソウ属
開花時期:7月中旬~8月
八方尾根のいたるところで、群落を作って鮮やかに咲いている、紅色の花。多数の茎が株立ちになり、直径5~10cmの花房をつけます。花の色には鮮やかな紅色から白花まであります。秋になると、茎も赤色になり、花の色よりさらに赤く鮮やかに見える実をつけます。

秋の始まりを感じさせる晩夏の花

ハッポウワレモコウ

分類:バラ科ワレモコウ属
開花時期:8月
1966年に、カライトソウとワレモコウの交雑種として八方尾根で発見された固有種。高さは60~100cmほどで、八方池周辺で観察できます。ワレモコウに比べて、花穂が長く色も赤めです。また、おしべが長く萼片(がくへん)から突き出している点が、カライトソウに似ています。

タカネマツムシソウ

分類:スイカズラ科マツムシソウ属
開花時期:7月下旬~9月中旬
東北地方南部から中部地方の高山帯の、草地や礫地に生える日本の固有種。マツムシソウの高山型で、背丈は30~50cmとより低く、頭花は直径5cm程度とより大きいのが特徴です。八方尾根では、花の季節の終わりかけである7月下旬~9月中旬に薄紫色の花を咲かせ、秋の始まりを感じさせます。

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