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SUMMER CAMP Three STYLE今夏、キャンプデビューで
知っておくべき3つのスタイルとは?

Travel

密にならないレジャーとして、ますます人気を博しているキャンプ。雄大な山々や美しい水辺に囲まれ、満天の星空の下で焚き火のゆらめきに浸る――。その非日常体験は、心にひとときのやすらぎをもたらしてくれますが、ビギナーにとっては、どんなキャンプスタイルが楽しめるか気になるところ。そこで今回、アウトドアのスペシャリストであり、焚き火マイスターとして各メディアで活躍する猪野正哉さんに、今おさえておきたいキャンプスタイルの魅力やおすすめスポットを教えていただきました。

シチュエーション別キャンプスタイルの魅力

■ファミリーで楽しみたい定番の「オートキャンプ」

和製英語の「オートキャンプ」は、クルマを使用したキャンプ全般のことを指します。日本では1990年代のバブル景気で爆発的なブームとなり、現在もファミリーキャンプの定番となっていますが、一番の魅力は、クルマをテントなどに横付けできるという利便性です。
猪野さんにオートキャンプの魅力を聞きました。

「専用駐車場から自分たちのサイトまで距離があると、荷物の搬出入だけで気力と体力が奪われますが、オートキャンプはクルマをサイトに横付けできるので楽。サイト内に収まればいくらでもキャンプ道具を持っていけるだけでなく、山など移り変わりの激しいキャンプ場の天候が急変した際も車内なら安心安全。すぐ買い出しにいけるのも魅力です」

「電源のあるサイトが便利。クルマは周りからの目隠しにもなります」

注意点としては、事前にキャンプ場のサイトをしっかりチェックしておくことだとか。

「キャンプ場によっては決められた時間しか場外に出られなかったり、クルマが大きいとサイト内に収まらない場合があります。また、フリーサイトの場合は場所を確保できなかったり、区画サイトでも場所を指定できないこともあるので、キャンプ場の詳細や行きたい時期の混み具合をチェックして予定を組むのが無難です」

猪野さんのおすすめは、トイレや水場が綺麗な高規格キャンプ場で鈴鹿山脈に囲まれた景色が美しい「青川峡キャンプパーク(https://www.aogawa.jp/)」や、1区画が100㎡のゆったりした広さで大型のテントやキャンピングカーにも対応している「ライジングフィールド軽井沢(https://www.rising-field.com/)」です。

■手軽に始められて快適な「車中泊キャンプ」

最初からテント泊のキャンプにハードルを感じる人におすすめなのが「車中泊キャンプ」です。

「手間のかかるテント設営と撤収作業がないので時間に余裕ができるだけでなく、高額なテントにかかるコストを他のアイテムにかけられるのがメリット。布団やマットレスで寝られて、サンシェードで窓を塞げば外からの光と視線をシャットアウトできるので快適かつ、ロックできるので防犯性も高い。オートキャンプも同様ですが、基本的なマナーとしてエンジンは切ること。また、閉めきった車内でのガスバーナーの使用は一酸化炭素中毒の危険があるので絶対にやめてください」

車中泊は座席がフルフラットになるので大きい車ほど快適に過ごせる

車内を自分好みにカスタムし、全国を旅しながら暮らす「バンライフ」が一部でブームになっている今、キャンピングカーだけでなく車中泊用にカスタムされたミニバンや軽自動車のレンタカーもあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

「今、オートキャンプ場でも車中泊はNGの場合があり、道の駅やサービスエリアは一部を除いて原則的に禁止されているので、「全国車中泊マップ(https://pcam.mobi/category/michinoeki/)」「日本RV協会公式サイト(https://rv-park.jp/)」で、車中泊が可能な施設を調べ、事前に問い合わせてから行くのがベターです」

■何にも縛られない自由を堪能できる「ソロキャンプ」

新型コロナウイルス禍で最も増えたのが「ソロキャンプ」です。その何よりの魅力は自由なこと。

「たとえ仲の良いファミリーや親友であろうと“誰かと行く”こと自体にストレスが生じますが、ソロキャンプでは、キャンプ場のチェックイン・チェックアウト以外は人や時間に縛られない。好きなものを自分のタイミングで心ゆくまで飲食できて、焚き火を眺めながらぼーっとするなど自由に行動できるので、本当のリフレッシュになります」

その特別な時間は、ソロキャンプ専用サイトならより深く堪能できるとか。

「ソロキャンプの道具はファミリーキャンプに比べて安価に揃えられるのも魅力です」

「おすすめは、“ソロキャンプの聖地”と言われている「道志の森キャンプ場(https://doshinomori.jp/)」。予約不要なので思い立った時に行けます。駅から近く、ソロキャンプ専用サイトのある「フォレストサンズ長瀞(http://forestsons.jp/)」も人気ですね

ただ、ソロキャンプを楽しむ上で最も気をつけたいのが「距離感」と「防犯」。

「ソロキャンパー同士、仲良くなることもありますが、昔と違ってアットホームではないので、むやみに声をかけるのはやめましょう。また、サイトを離れる時は貴重品を携行し、特に女性がSNSで発信する場合は慎重になってください」

【取材協力】

猪野正哉さん

焚き火マイスター。雑誌をはじめテレビやYouTubeで焚き火のディレクションやライティングを行っている。TBS「マツコの知らない世界(焚き火の世界)」、フジテレビ「VS魂」に出演し、フジテレビ「石橋、薪を焚べる」の監修を務めた。著書に『焚き火の本』、最新刊『焚き火と道具』(共に山と渓谷社)がある。https://www.instagram.com/inomushi75/

キャンプ場で楽しみたい最新アクティビティ

仕事やスマートフォン、PCから離れ、都市部ではできない大自然のアクティビティが楽しめるのもキャンプならではの魅力。陸の上では、森林浴をしながらの散歩やトレッキング、MTBなどが定番ですが、いまファミリーキャンプで人気なのがスラックラインです。

スラックラインとは、「ウェビング」と呼ばれる細いベルト状のラインの上に乗り、バランスをとって歩くスポーツ。専用のラインと養生用ツリープロテクターがあれば、子どもから大人まで気軽に楽しめます。

「歩く瞑想」と呼ばれているスラックラインは、集中力やバランス感覚が楽しく養える

湖畔や海辺のキャンプ場では釣りやカヌー、カヤックなどが人気ですが、ここ数年、注目を集めているのが、ハワイのビーチボーイが生み出したSUP(スタンドアップパドルボード)。サーフィンのロングボードのような大きめのボードに乗り、立った状態で水面を進んでいく新感覚ウォーターアクティビティは初心者でも簡単。ゆったりクルージングをしながら美しい光景と一体化する時間は、心からのリラックスをもたらしてくれます。

水辺のアクティビティでは必ずライフジャケットを着用しよう

各種アクティビティができる施設やオプションのあるキャンプ場も多いので、事前にチェックしてみてください。

キャンプアイテムは「サステナブル」が主流

すべてのキャンプ場、キャンプスタイルで心がけたいのは、自然を慈しむ心。自分たちのゴミは持ち帰るのが基本マナーですが、今はキャンプ道具にもSDGsマインドを取り入れたものが主流です。たとえば天然植物油を使用したmont-bellのエコソープや、使えなくなった後に埋めれば数年で土に還る天然素材のテーブルウェアEcoSouLifeなど、地球に優しいアイテムを選ぶことで、クオリティ・オブ・ライフが向上します。

土に還るテーブルウェアのEcoSouLifeと天然植物性油が原料のエコソープ

この夏、自分に合ったスタイルでキャンプデビューしてみてはいかがでしょうか?

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