Harmony Trip 金沢北陸・金沢へ。歴史と文化、美食を巡る冬のドライブ旅
日本屈指の観光地であり、世界的にも有名な「金沢」。絶景、食、文化やアートのほか、ドライブ好きも楽しめるさまざまな魅力があふれるエリアです。そこで、ドライブ、美食、アート、イベントといった、今行きたい金沢のおすすめスポットをご紹介します。1年を通じて楽しめる街ですが、冬だからこそ楽しめるものもたくさん。訪れたことがある人は再び、まだ訪れたことがない人は今こそ、金沢を満喫する旅へ旅立ちましょう。
「能登ドライブ」で大自然を贅沢に味わう
絶対ハズさない「金沢の美食」
街ぶらで見つける金沢の「アート&土産」
一度は見てみたいイチ推しの「金沢イベント」
大自然を贅沢に味わう「能登ドライブ」
いざ、金沢へ! というと、北陸新幹線を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、金沢はドライブ好きにおすすめのエリアです。
日本海に突き出した能登半島は、2011年に「能登の里山里海」として世界農業遺産に認定されたことを機に、有料道路の多くが無料化されました。金沢市内からは「のと里山海道」と「能越自動車道」を利用し、ぐるりと一周して約300km、時間にして約4時間半です。
海岸線の絶景、パワースポットはぜひ訪れてほしいスポット。近くのランプの宿に宿泊して……というプランもいいかもしれません。ぜひ、金沢の自然の力を感じてください。
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「千里浜なぎさドライブウェイ」
日本ではここでしか体験できない砂浜ドライブ。全長約8㎞の波打ち際は、レンタカーでも走行可能。冬は波が高く、走行禁止の日も多いですが、波が穏やかな日のサンセットはまさに絶景! 唯一無二のドライブを。
「禄剛埼灯台」
能登半島の最先端に位置する禄剛埼灯台。明治時代に造られ、近代化産業遺産、日本の灯台50選に選定されているのも納得のたたずまいと美観です。冬の晴れ間には、一層美しい絶景に出合えるでしょう。
「氣多大社」
羽咋市にある縁結びのパワースポットとして知られる神社、氣多大社(けたたいしゃ)。本殿後方の「入らずの森」は神域で、広大な原生林からは、たしかに神秘的な気を感じることができます。ここで旅の安全を願い、能登ドライブを楽しんでみては?
「巌門」
能登半島を代表する奇岩群、能登金剛。その中で、幅6m、高さ15m、奥行き60mもある洞門を開いているのが、この巌門です。春以降は、周辺の奇岩を巡る遊覧船に乗って海上から眺めるのもおすすめです。
「世界一長いベンチ」
増穂浦海岸にある、全長460.9mのベンチ。1989年に「世界一長いベンチ」としてギネスブックに掲載され、現在は世界5位の長さとなりましたが、「日本海に沈む夕日を見てほしい」という地元住民の思いは今も変わりません。夏から秋にかけては、周辺で行われるイルミネーションも見どころです。
「珠洲岬」
能登半島の突端、禄剛崎のすぐ南に位置する珠洲岬。ここは日本海を流れる暖流と寒流、さらに天地を巡る気流がぶつかるパワースポットとしても有名です。岬から約10mも突き出した空中展望台に立ち、流れる気をぜひ全身で浴びてみてください。
絶対ハズさない「金沢の美食」
金沢といえば、日本海の豊かな漁場、清冽な水に育まれた山の幸、食味深いコシヒカリ……と、新鮮な食材が多く集まる食の宝庫でもあります。
いっぽう、江戸時代から続く工芸の街でもあり、「九谷焼」や、「木地の山中」、「塗りの輪島」、「蒔絵の金沢」と称される漆器もあります。そして、食、器が揃えば、腕のよい料理人が集まるのは必然。金沢の美食は、旅の必須項目なのです。
冬に訪れた際は「香箱ガニ」や「加能ガニ」は外せません。さらに、高級魚として知られる「のど黒」や、日本に古くから伝わる魚醤「いしる」も、ぜひ味わいたいところ。ブリや甘エビ、牡蠣などもおすすめですね。ここでしか味わえない絶品を、ぜひご堪能あれ。
「鮨 歴々 近江町店」
金沢の台所、近江町市場の十間町口を入ってすぐにある鮨専門店で、気軽に立ち寄れるロケーションが魅力です。能登・七尾港から直送される魚介類を使った本格江戸前鮨を、ぜひ一度味わってください。
「加賀料理 大名茶家」
落ち着いた和のたたずまいの店内には先々代の骨董コレクションが飾られ、ちょっとした大名気分を楽しめます。地元野菜や漁船から直接買い付けた鮮度のいい魚にこだわっており、見事なのど黒焼きはとにかく絶品です。
「魚匠庵」
北陸・能登の地魚を豪快かつリーズナブルに味わえるという、国道8号線沿いにある寿司割烹です。冬はカニもいただけますが、北陸の魚醤いしるに漬けた、匠のいかいしるバター焼きもおすすめ。ぜひ地酒とともに味わいたい郷土料理です。
買いすぎに注意? 「輪島朝市」に行ってみよう
1000年以上も前から続いているという「輪島朝市」は、通称“朝市通り”と呼ばれるところに約250点の露店が軒を連ね、にぎわいを見せています。輪島塗りなどの民芸品から、魚介類や地元野菜なども買うことができ、お土産探しにもうってつけ。ぜひ早起きして、訪れてみましょう。
街ぶらで見つける金沢の「アート&土産」
ドライブ、美食とくれば、アートです。ぶらりと街歩きをしてみると、金沢らしい文化や伝統を大切に守りながらも、センスのいいアートが上手く調和していることに気付くでしょう。
その代表のひとつが、金沢駅。海外の旅行誌から「世界で最も美しい駅」14選に選ばれたほと、一度は訪れてみたいスポットです。そのほかにも、「兼六園」や「ひがし茶屋街」など、歴史と芸術を感じられるところがたくさんあります。
そして、お土産を買うなら、そんな“金沢らしさ”を感じられる一生モノの金沢アートがおすすめです。この土地の空気や人の温もりを感じながら、一つひとつ手に取ってじっくり選んでみてください。
「鼓門(JR金沢駅)」
雨や雪が多い金沢。駅を降りた人に傘を差しだす“おもてなしの心”を具現化したもてなしドームを支えるのが、存在感のあるこの「鼓門」です。夜のライトアップも美しいので、ぜひ訪れてみてください。駅内の通路や待合室などにはさまざまな伝統工芸品が設置されており、そちらも必見です。
「加賀てまり 毬屋」
古くから伝わる加賀ゆびぬきは、緻密な文様となめらかな絹糸が輝く裁縫道具のこと。代々受け継がれてきた美しい技術で、最近ではアクセサリーとして愛用する人も多くいるそうです。
「LINE」
北陸の作家やメーカーの日用品やアクセサリー、衣類などが並ぶセレクトショップです。ガラスの豆皿(写真左)や銀製の透かしのブローチ(写真右)など、プレゼントにも自分用にもおすすめのアイテムがたくさん。
「金沢・クラフト広坂」
金沢のさまざまな伝統工芸品を販売している金沢・クラフト広坂。写真は、草木染めした竹ヒゴを網代編みにして、その角や内側に漆を施したという「茶籠」。使い込むほどに深くなっていく、色の変化も楽しめます。
「金沢九谷ミュウジアム」
創業200年の九谷焼最初の商家、鏑木商舗は、オリジナルの九谷焼を販売、作家による美術品も展示しています。色彩豊かな九谷焼は自宅の食卓を華やかにしてくれるだけでなく、ギフトにもおすすめです。
「和菓子の老舗 中島」
明治14年創業の老舗による銘菓「加陽金府 おぼろ月」は、表面に粉糖をかけて“月にかかる雲”を表現した一品。餅米でつくった最中の種に、醤油で風味をつけたほんのり甘じょっぱい白あんを挟んでおり、絶品です。
「金沢の味 風土菓 板屋本店」
金沢に古くある、屋敷の土壁を雪害から守る伝統的な風物詩「こも掛け」を表現した和菓子「こもかぶり」。蜜漬けにした栗をまるごと一粒、つぶあん(北海道産小豆)と特製の芳ばしい外皮で包んで香ばしく焼き上げました。
一度は見てみたいイチ推しの「金沢イベント」
「あぜのきらめき(白米千枚田)」
世界農業遺産に日本で初めて認定された能登半島。そのシンボルが「白米千枚田」です。毎年10月中旬から翌年3月中旬まで開かれるイルミネーションイベント「あぜのきらめき」は、約25,000個のソーラーLEDライトによって、白米千枚田が四季を表すピンク、グリーン、ゴールド、ブルーに輝く冬の風物詩。日没から4時間点灯しているので、ドライブの最後に立ち寄って、冬の金沢でしか見ることのできない絶景を目に焼き付けてください。
いかがでしたか? 金沢へ訪れたことがある人も、そうでない人も、きっと素敵な旅を楽しむことができるはず。今だからこそ、今しか出合えない金沢へ、最高のドライブをしに出かけましょう。
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