TOYOTA MUSEUM  Special exhibitionこの夏、トヨタ博物館で学ぶSDGs Text:Daisuke Katsumura

愛知県長久手市にあるトヨタ博物館では数カ月ごとにテーマを変えて行われる企画展が人気です。7月29日から10月30日まで、昨年も開催され好評だった「トヨタ博物館でSDGsを考える」の第二弾が行われます。今年の内容はズバリ「食もクルマもカーボンニュートラル」。印象的なタイトルに秘められた内容や楽しみ方を紹介します。

食とクルマの二面からSDGsを学ぶ

今回開催される企画展「トヨタ博物館でSDGsを考える」は「食もクルマもカーボンニュートラル」と題したテーマで深掘りします。

まず食に関しては、食品ごとの1kgあたりの温室効果ガス排出量の比較や、食品ロスや日本の温室効果ガス排出量の現状などについてわかりやすく展示します。クルマに関しては、自動車リサイクルの現状やリサイクル方法、さらには実際にヤリスを題材に各部品の具体的なリサイクル状況などを紹介しています。

また、災害時に自動車を避難場所として使うためのポイントを、実際に給電もできるハイブリッド車アクアを例に車中泊避難の方法やポイントをわかりやすく解説。いざという時に役立つ実例を多数紹介します。昨今増えている豪雨による避難や停電などの際にこれを覚えておけば、災害対策としても有効です。

企画展と連動して
夏休みは親子で楽しめる関連イベントを開催

この企画展は、夏休み期間中の開催ということもあり、親子連れの来場も想定し、大人だけでなく、こどもにもわかりやすい展示となっています。ちなみに夏休み（7月15日〜8月31日）期間中は、小学生の入場料が無料となるため、こどもの夏休みの課外学習にもぴったりな企画展示となっています。

また今回の企画展に連動するように、親子で楽しめる関連イベントも多数開催されています。そのひとつが、7月16日から9月4日まで開催されている「消えたトハックマを探せ！！」です。こちらはトヨタ博物館オリジナル謎解きの第3弾で、館内に隠されたトハックマを謎解きしながら探していくイベントです。小学生向けのイベントですが、幼児から大人まで楽しめる内容となっています。

もうひとつの関連イベントは7月16日から8月31日まで開催される小学生を対象とした「クルマ博士になろう！こどもガイドツアー」です。スタッフからのクイズや実演を交えて子供でもわかりやすいように現代とは異なる形状のクルマを紹介します。紹介する内容はおおよそ2週間ごとに変わるため、何度訪れても楽しめるようになっています。ツアーは午前（10：00～10：30）と午後（14：00～14：30）の2回開催されているので、訪れる時間に合わせて参加することができます。

この他、日にち限定で行われる夏休みおすすめのイベントはこちらです。
・7月30日／「ダンボール　コンポスト　はじめてみよう！」
・8月6日／「あったらいいな、こんなせかい　～みんなの未来を絵にしてみよう～」
・8月27日／「科学のびっくり箱！なぜなに　レクチャー　空力ボディ（リニモツアーズ主催）」
・9月3日／「見る・知る・動かす、燃料電池！　～MIRAIと考える未来～」

それぞれの詳しいイベント内容に関しては、下記のウェブサイトを参照ください。
https://toyota-automobile-museum.jp/news/detail/4521.html

トヨタ博物館メンバーズクラブ「トはくらぶ」がおすすめ

夏休みも含めて年間に何度もトヨタ博物館を訪れるなら、新しくなった年間パスポート「トはくらぶ」がおすすめです。常設展、企画展ともに無料で入場できる他、館内ショップでの割引なども受けられます。年に3回以上訪れるなら毎回入場料を払うよりお得です。個人で使用できる黒いカードの個人会員と、同居の家族5人まで使用できる白いカードのファミリー会員があります。家族で頻繁に訪れるなら、ファミリー会員が断然オススメです。