Aurora experience tour究極の絶景旅
神秘のオーロラに包まれる体験ツアーとは

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夜空にひと筋の光が走ったあと、川の流れのようにうねりながら広がり、幻想的なグラデーションのカーテンを描く――。オーロラの魅力は、その圧倒的なスケールと人工的にはつくり出すことができない神秘的な美しさにあります。2024~2025年は、11年ごとに訪れる太陽の「ソーラーサイクル」という活動周期のピークとされ、この期間は、出現するオーロラが大きくなるそうです。今回は、オーロラ体験の基礎知識や実際にオーロラを体験できる国の情報など、体験者の声とともにご紹介します。オーロラ体験ツアーも企画されているので、ぜひ参考にしてください。

知っておきたいオーロラ体験の基礎知識

オーロラの基本情報と観測できる条件とは

ローマ神話の「夜明けの女神」の名前が語源のオーロラ。この現象は、太陽から電気を帯びた粒子が地球に引きよせられ、大気中の酸素や窒素とぶつかり合ったときに発するエネルギーが光となったものとされています。

オーロラがもっともよく出現する地域は「オーロラベルト」と呼ばれ、北緯65~70度付近のエリアが当てはまります。代表的なところでは、カナダのイエローナイフ、ホワイトホース、フィンランドのサーリセルカ、アイスランド、アラスカなどがあります。

オーロラは24時間、365日出現の可能性がありますが、夜が比較的長い8月中旬から4月上旬が出現しやすいといわれています。オーロラ体験のポイントは、まず空に雲がかからず晴れていること。オーロラは雲より遙か上空に出現する現象なので、雲が出ていると肉眼で見ることができません。また、周囲の明るさに邪魔されない「暗い環境」も重要で、新月の頃が見えやすいといわれています。

赤いオーロラは珍しいとされています。

オーロラは一瞬で消えるものから、数時間続くもの、そして突然破裂したかのように幾筋もの光が激しく広がり上空を包む、希少な「オーロラブレークアップ(オーロラ爆発)」などさまざまあります。同じオーロラはふたつとなく、すべて唯一無二の神秘体験となるところが、多くの人々を惹きつけているのです。

オーロラ体験時の服装と撮影ポイント

冬のオーロラ体験時の体感温度は、エリアによってはマイナス40度になることもあるので、防寒対策が必須です。厚手の衣類は動きにくくなるので、薄手の衣類を重ね着するのが基本。下記を参考に、万全の準備を整えましょう。

●帽子
スキー帽、フェイスマスクなど。耳が隠れるタイプか耳当てを装着する。

●上着
風を通さないスキーウェアや腰の下まであるダウンジャケット。ジャケットの中はセーターやフリースなどのスポーツウェアがベター。

●下着
速乾性と保温性の機能があるウールや化学繊維のインナーウェアに、タイツやスパッツの重ね着がおすすめ。

●靴
積雪に備え、くるぶしの上まであるタイプのスノーブーツなどが便利。ソールは厚く底部はギザギザの溝が深いほど滑りにくい。

さらに、ミトン型の手袋やマフラー、使い捨てカイロなど、凍傷にならないようになるべく肌の露出を防ぐのがポイントです。専用の防寒具をレンタルできるツアーもあるので、現地の気温とともに事前にチェックしましょう。

また、せっかくオーロラを体験するなら、一生の思い出に残る写真を撮影したいところ。デジタルカメラで撮影する場合は、大口径の明るいレンズで、長時間の露出でもデジタルカメラ特有のノイズを軽減する機能を備えているものが好ましいです。カメラのブレを防ぐためにしっかり固定できる三脚も用意しましょう。スマートフォンの場合は、同じく三脚を使用するのはもちろん、夜景モードやナイトモードが搭載されている機種なら、積極的に使いましょう。

カメラやスマートフォンでオーロラ体験の思い出を残しましょう。

デジタルカメラは、寒い屋外から暖かい屋内に持ち込むと一気に結露してレンズを傷めるので、屋外では布にくるむなど、冷えないように工夫をしましょう。また、カメラのバッテリーやスマートフォンに布を1枚あて、カイロで温めるとバッテリーの減りが遅くなります。

つづいて、オーロラを体験できる国の中から、北欧とカナダのオーロラ体験の魅力や、あわせて楽しみたいアクティビティなどを、体験者の声を交えながらご紹介します。

ビギナーにもおすすめの北欧

北欧では、19時頃からオーロラ体験が可能で、22時~深夜2時頃の間にピークを迎えるといわれています。ここでは、アイスランドとフィンランドの魅力をご紹介します。

大自然に抱かれるアイスランド

アイスランドは前述した「オーロラベルト」に位置しており、レイキャビクに代表されるオーロラ体験スポットが点在します。体験者はこう話します。

「アイスランドの冬は寒い時期でもマイナス10度ほど。日本で着用する冬の服装でも大丈夫なので、ビギナーの方におすすめです。日本でもおなじみの魚介料理など、日本人の口に合う食事も魅力です」

絶景に溶け込む温浴施設「ブルーラグーン」。

また、アイスランドはオーロラ以外のレジャーも充実しています。日中は地熱を利用した世界最大級の露天風呂「ブルーラグーン」を楽しみ、青く輝く神秘的な世界を探検できる「アイスケーブ(氷の洞窟)」や、約5~10分おきに熱湯が高さ約30メートルまでダイナミックに噴出する「ストロックル間欠泉」などもあり、見どころは尽きません。

オーロラ体験ツアーの詳しい情報はこちらから。

“スーパーブルー”と称される「アイスケーブ」。

ファンタジックな世界を満喫するフィンランド

日常のワンシーンが映画のように撮影できる。

フィンランドでは北へ行けば行くほどオーロラを体験できる確率が高くなり、ラップランドでは1年のうち約200日または、空が澄んでいる日の2日に1度の割合でオーロラが現れるといわれています。

ロバニエミではトナカイの引くそりも楽しめます。

夜だけでなく日中もファンタジックな世界に浸れるのがフィンランドの魅力。1年中サンタクロースに会えるというロバニエミの「サンタクロース村」や、幻想的なチャペルやアイスバーを見学できるユッラスの森の「スノービレッジ」、天然の岩山をくりぬいてつくられたヘルシンキの「テンペリアウキオ教会」など、オーロラ体験とともにフォトジェニックなスポットもおすすめです。

氷河期から残る天然の岩山をくりぬいてつくられた「テンペリアウキオ教会」。

オーロラ体験ツアーの詳しい情報はこちらから。

先住民体験もできるカナダ

カナダの北西部に位置するノースウエスト準州の州都・イエローナイフは、オーロラの遭遇率が3日間の滞在で90%といわれ、世界中からオーロラハンターが集まることで有名です。その理由は、オーロラベルトに位置し、北極圏に近く冬の天候が安定しているからです。

イエローナイフのオーロラはクオリティが高いことでも知られ、四方八方に色とりどりのオーロラが現れ、天空で光が破裂したかのようなブレークアップの絶景が見られることもあります。

イエローナイフのオーロラビレッジ。

「イエローナイフでオーロラが出現する時間は、深夜0時から朝方にかけてなので、観賞時間までにしっかり睡眠を取ることが大切です。大自然に抱かれたイエローナイフにはオーロラを体験するための専用施設『オーロラビレッジ』があるので、オーロラ体験に最適です。先住民の伝統的なテント、ティピー内で温かい飲み物が用意されており、郷土料理、伝統工芸品づくりもあるので、オーロラの出現を待つ時間も楽しいですよ」と体験者が教えてくれました。

さらに、顔だけを外に出して体は暖かな「オーロラこたつ」も丘の上に用意されています。こたつは360度回転と180度のリクライニング機能が付いているので、快適に過ごせます。雪原を駆ける犬ぞりも用意され、こちらも人気です。

ホワイトホースの夜空に舞うオーロラ。

そして、カナダの西海岸ユーコン準州の中心都市、ホワイトホースもオーロラ体験で名高いスポット。こちらもイエローナイフ同様、オーロラ体験専用施設『オーロラセンター』でゆったりくつろげます。ダイナミックな山々を背景にきらきらと輝くホワイトホースのオーロラは、生涯忘れられないほどの美しさです。

2024~2025年はオーロラの当たり年といわれています。この記事に興味をお持ちいただけましたら、ぜひトヨタファイナンス トラベルデスクへお問い合わせください。ご希望・ご要望にあったプランをご提案します。

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