Tohoku DRIVE in Autumn Vol.01東北道をいざ北上!
名物宿と絶景、グルメを巡る秋ドライブVol.01
~初秋の東北で秘湯の趣を堪能 旅情あふれる名宿へ~

Travel

いよいよドライブシーズン本番がやってきました。初秋の東北自動車道は、木々も色づき始め、とても心地よい季節。首都圏からのアクセスが抜群なのに、別天地にいるような感覚でリフレッシュすることができます。今回は東北道おすすめのドライブコースと、温泉好きならば必ず体験しておきたい有名温泉地をセレクト。あわせて、心からのもてなしを供してくれる名宿をご紹介します。3回にわたって、東北ドライブの魅力をお届けします。

首都圏からも好アクセス
別天地で最高の週末を叶える

磐梯吾妻エリアで絶景を楽しみ、温泉を求めて山形県南陽市へ

暑さもひと段落し、いよいよドライブシーズン本番。どこにお出かけしようかと、わくわくしている方も多いのではないでしょうか。

初秋の東北自動車道は、早くも秋景色が広がっています。色づき始めた木々に高い空。清らかな渓流のもと、車を降りて深呼吸をしてみてもよいでしょう。東北の秋は一瞬、だけどそのぶん美しい。瞬く間の絶景を、記憶のファインダーに長くとどめたいものです。

東北道のなかでも、福島県の磐梯吾妻(ばんだいあづま)エリアは福島県福島市〜北塩原村に広がる1,000mを超える高原地帯。秋は紅葉スポットが多く、福島県を代表する観光エリアのひとつです。

この地域には、日本風景街道に登録されている磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークライン、磐梯吾妻スカイラインの三つの観光道路(無料)があります。磐梯山ゴールドラインから望む磐梯山の噴火口や猪苗代湖、磐梯吾妻レークラインの湖沼群や渓谷は、一度は見ておきたいもの。

なかでも磐梯吾妻スカイラインは「日本のアリゾナ」と話題になるほど、日本とは思えないスケールの絶景が楽しめる山岳道路。全長約29km、最高標高1,622m(平均標高1,350m)の観光道路で、「日本の道100選」にも選ばれています。

磐梯吾妻スカイラインには、「つばくろ谷(不動沢橋)」と呼ばれる渓谷や、紅葉の絶景スポット「天狗の庭」、磐梯朝日国立公園の一部で、標高約1,600mに位置する「浄土平」など、見どころがたくさんあります。

磐梯吾妻スカイラインへは、福島市内からアクセスするのが一般的です。東北道福島西ICから約15km、約25分でスタート地点の高湯口に到着します。裏磐梯で宿を取り、翌日は会津若松などの観光地を巡るのもよいでしょう。

もうひとつのおすすめは、福島県の桧原湖から白布峠を越え、山形県米沢を結ぶ「西吾妻スカイバレー」のドライブを楽しむこと。全長17.8kmの山岳道路で、白布峠の展望台からは桧原湖と磐梯山の絶景を味わえます。途中にある「東鉢山七曲り(とうばちやまななまがり)」には駐車場もあり、絶好のビュースポットとして知られています。

山形に到着したら、少し足を伸ばして南陽市の赤湯温泉郷を訪れてみませんか。

赤湯温泉は、開湯930年以上の歴史を誇る温泉地です。戦で傷を負った武士が湯に浸かるとたちまち傷が癒え、温泉が血で赤く染まったことに由来して「赤湯」と呼ばれるようになりました。その後米沢藩の時代では、殿様が入浴する箱湯として知られ、藩の湯治場として栄えました。

赤湯温泉には数多くの温泉宿があります。ここでは、そのひとつ『櫻湯 山茱萸』をご紹介します。

全7室、専用露天風呂付き。プライベート感あふれる『櫻湯 山茱萸』

JR赤湯駅から車で5分ほどの場所にたたずむ、黄色い外観が特徴の『櫻湯 山茱萸』。山茱萸(さんしゅゆ)とは別名ハルコガネバナともよばれるミズキ科の植物で、春先に愛らしい黄色い花を咲かせます。素朴ながら温かみのあるこの花は、気さくで和やかなもてなしを供する宿の名にぴったりです。

客室はわずか全7室で、プライベート感あふれる滞在が楽しめます。

主室、寝室、リビングの3間から成る広々とした客室は居心地よく、静かな時間が流れる様子はまさに「和みの私邸」。全室に趣の異なる専用露天風呂が完備されており、風情のある庭を望みながら源泉かけ流しの湯を楽しめます。

泉質はさらりとした質感で、肌触りがとても柔らかいのが特徴。「温まりの湯」と言われている赤湯温泉だけあり、体の芯からポカポカと温まります。日常の煩わしさから解放され、癒しの時間に浸ることができます。

食事は、美食の宝庫・山形の特産を使用した料理が並びます。山形のブランド牛や日本海の新鮮な魚介類、米どころ自慢の炊き立てご飯、春の山菜に秋のきのこ……旬に出合う喜びを味わえることでしょう。

トヨタファイナンス特別プランでは、夕食は米沢牛のローストまたは特選しゃぶしゃぶよりチョイスが可能。特典として、食材やメインに合わせたお酒またはワインを1杯サービスいたします。※画像はイメージです

夕朝食ともに部屋食なのも嬉しいところ。家族でゆっくりと、くつろぎの時間を過ごせます。
中庭でひとり木々のざわめきに耳を澄ませるなど、思うままに過ごせる空間。真心のこもったもてなしにも、心からの安らぎを覚えるはずです。


【トヨタファイナンス オリジナル宿泊プラン】
■期間

2023年7月7日(金)~2024年3月31日(日)

■部屋タイプ
露天風呂付客室

■料金
1泊2食付(税サ込)

区分 2~5名1室(円)
宿泊料金
(おひとり様)
38,500~60,500円

※入湯税、宿泊税が掛かる場合はチェックアウト時にお支払いが必要となります。
※設定除外日がございます。詳しくはトラベルデスクへご確認ください。
※喫煙可能な客室となります。

■優待
・その日の食材やメインに合わせたお酒またはワインを1杯お付けします。
夕食は日本三大和牛の一つ「米沢牛」のローストまたは特選しゃぶしゃぶより選択できます。

<櫻湯 山茱萸>
山形県南陽市赤湯740
アクセス:南陽高畠ICから車で約5分
https://sansyuyu.jp

問い合わせ先 トヨタファイナンス トラベルデスク

TEL:0800-700-8160から承ります
通話料無料 9時~17時
(土日祝・年末年始は除く)

東北自動車道で旅したい二つの温泉地
秋保温泉と遠刈田温泉

篝火に湯の音が響き渡る。自然に抱かれる露天風呂が魅力の『篝火の湯 緑水亭』

せっかくの東北道、名高い「日本三御湯」を訪ねてみたい……という方は、ぜひ「秋保温泉(あきうおんせん)」へ。

秋保温泉の歴史は古く、古墳時代には第29代欽明天皇が秋保の湯で皮膚病の一種を癒やしたと伝えられています。このときに「名取の御湯」という称号が贈られました。順徳天皇が編纂した『八雲御抄』に記載されている九つの名湯のうち、別所温泉(信濃御湯)、野沢温泉(犬養御湯)とともに「日本三御湯」に数えられています。また、同じ宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉とともに奥州三名湯のひとつとしても親しまれています。

仙台南ICまたは仙台宮城ICから車で15分とアクセスもよく、宿泊はもちろんのこと日帰り入浴で訪れる人も多くいます。

名取川の清流に湧く秋保温泉。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、リウマチ、腰痛、神経痛、関節痛などへの効能が期待できます。

秋保温泉において、3万坪という広大な敷地を擁する温泉宿が『篝火の湯 緑水亭』です。秋保の自然を借景に、移りゆく四季の魅力を凝縮した広大な庭園は、見どころが満載。散策路「花小径(はなこみち)」からは、春の桜、新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の風景を楽しめます。秋はどんぐりや松ぼっくりが足元に転がり、風情がたっぷりです。

敷地の広さを活かして設けられた露天風呂「篝火の湯」は、あえて大浴場から距離をとっているため、まるで大自然に抱かれたような感覚に誘われるはず。周囲をほのかに照らす篝火に、湯音だけが響き渡り、幻想的な空間が広がります。

客室は、部屋タイプごとに趣が異なります。特に好評なのは、特別室和モダンスイート・月物語。竹取物語をコンセプトに、平安時代の衣裳の襲の色が施されています。そのうちの一室「嘉月」は、窓から見える開放感あふれる景色が素晴らしく、旅の高揚感を高めてくれるはず。シモンズのベッド、エアウィーヴのマットレスパッドが、快適な眠りを約束してくれるでしょう。

地産地消と旬を追求した料理は、眺めのよいレストランにていただきます。仙台牛や三陸のアワビなどの特選素材に加え、料理長一押しの厳選素材、さらに緑水亭の庭園で採れたタケノコや季節の山菜が彩りを添えます。山から湧き出でる清流で育てられた「秋保米」も味わいたいところ。

館内のビールカウンターは、イギリス・ウェールズ地方の名門セントラルホテルで、約100年前に使われていたというバーカウンターが移築されています。当時の面影が残るカウンターで味わうオリジナルビールは格別でしょう。また日頃の疲れが溜まっているという方は、エステルームでマッサージを受けてみてはいかがでしょうか。

滞在をさまざまに楽しみながら、贅沢な時間が過ぎていきます。

<篝火の湯 緑水亭>
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字上原27
アクセス:仙台南IC、仙台宮城ICから車で15分
https://www.ryokusuitei.co.jp

問い合わせ先 トヨタファイナンス トラベルデスク

TEL:0800-700-8160から承ります
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素朴ながら最高に贅沢な休日。自然に囲まれた『温泉山荘だいこんの花』

宮城県蔵王町から山形県上山市までを結ぶ「蔵王エコーライン」は、蔵王連峰を東西に横断する山岳道路です。9月下旬から10月下旬までは、美しく色づいた紅葉を愛でながらドライブを楽しめる季節です。

蔵王町の西側、蔵王連峰屏風岳の麓、標高330mの高原に位置する温泉地といえば遠刈田(とおがった)温泉。岩崎山の金を掘って財を成した金商人が霊泉を発見したのが始まりと伝えられており、およそ400年の歴史を有する古い温泉地です。刈田岳山頂には神社があり、その信仰登山の宿場町や湯治場として栄え、江戸時代後期には宿屋が軒を連ねました。

泉質は、ナトリウム、カルシウム、硫酸塩、塩化物泉。神経痛や筋肉痛、関節痛によいとされています。

蔵王連峰の雄大な自然を、存分に体感できる温泉宿が『温泉山荘だいこんの花』です。約1万坪という広大な森に点在するのは、わずか18室のコテージ風の離れ。散策路や自家農園、川や池など、自然の回廊に囲まれています。カエルの鳴き声や虫の大合唱が、訪れる者を温かく迎えてくれます。

離れは5つのエリアに分かれており、メゾネットタイプの客室や、高床式の部屋などそれぞれに趣が異なります。せせらぎの水音に耳を澄ませたり、月明かりを観察したりと、部屋から楽しめる自然も異なるので、好みに応じて選べるのが嬉しいところ。また、露天風呂付きの客室もあります。

敷地内には貸切風呂が4つ用意されています。お湯はすべて源泉かけ流しで、湯あたりが柔らかく肌を整えてくれる「美肌の湯」。木立の中を駆け抜ける蔵王のすがすがしい風を感じたり、満天の星空を眺めたり……。開放感たっぷりのひとときになるはずです。

母屋でいただく夕食は、自家菜園や地元の採れたて野菜が主役の「里山料理」。新鮮な野菜は味が濃く力強い味わいで、何よりのごちそうです。そこに、野菜や山菜を食べて育つ健康な肉や、山の恵みで育った魚介類を脇役として組み合わさり、芸術的なコースメニューが生まれます。スタッフが選んだ東北の地酒、地元産ワイン、地ビールとの相性も抜群です。

朝食は野菜たっぷりの和食膳。夕食、朝食ともに、旬ごとに変わる料理が楽しみで、度々訪れたくなります。

湯上がりに「小とりサロン」で火照った体を休め、時折遊びに来るリスを写真に収めたり、「どんぐりコテージ」のウッドテラスでは、夕暮れ時にビールを味わったりと、時間の過ごし方はさまざま。素朴だけれど、このうえなく贅沢な休日となることでしょう。

<温泉山荘だいこんの花>
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字遠刈田北山21-7
アクセス:白石ICから車で約30分
https://www.daikon-no-hana.com

旅行のご予約・ご相談はトヨタファイナンス トラベルデスクへ

トヨタファイナンス トラベルデスクでは、ほかにもゴールド会員さま限定のトヨタファイナンスおすすめ宿泊プランを多数ご用意しております。お客様のご要望に合わせたプランのご相談も承りますので、下記のWEBフォームまたはお電話よりお気軽にお問い合わせください。

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東北道をいざ北上!名物宿と絶景、グルメを巡る秋ドライブVol.02の記事はこちら
東北道をいざ北上!名物宿と絶景、グルメを巡る秋ドライブVol.03の記事はこちら

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