Smart Home Appliances02
そんなことまで!? 優秀すぎる「スマート家電」のある暮らし・CHAPTER:02
家電量販店のプロが厳選!
2022年最新スマート家電10選
画像提供:シャープ
Text:Ryosuke Fujitani

Lifestyle

スマートフォンやタブレットと機能が連携し、専用アプリでの操作で私たちの暮らしをより快適にしてくれる「スマート家電」の特集。CHAPTER:01ではスマート家電の基礎知識や魅力について紹介しました。本章では、家電量販店のプロフェッショナルがおすすめする「いま買うべき」最新のプロダクトをお届けします。

「一度使うと離れられない」利便性

今回、お話をうかがったのは、関西圏を中心に全国220店舗(2022年8月現在)を展開する人気家電量販店「Joshin」の商品部 季節家電グループの坂上拓さん。エアコンや冷蔵庫、洗濯機、季節家電のバイヤーを統括するプロフェッショナルです。

上新電機株式会社 商品部 季節家電グループの坂上拓さん

今、現場の最前線でスマート家電はどういった状況なのでしょうか。

「メーカーは、スマート家電という特定のジャンルで売り出しているのではなく、各製品のフラッグシップモデルにスマート機能を付帯していることがほとんど。それらの製品をお持ちの方でも実際に接続されている方は、まだまだ多いとは言えませんが、実際に使用すると離れられなくなるほど本当に便利なスマート機能がたくさんあります。製品によっては企業戦略としてスマート機能を軸にされているメーカーもあるので、年々人気は高まっていますね」

そこで王道の白物家電から意外なプロダクトまで、各ジャンルで坂上さんがリコメンドするスマート家電の魅力を聞きました。
※各製品のアプリに対応するスマートフォンの機種は、各製品のホームページなどでご確認ください。

10の主力家電に搭載された多彩なスマート機能の魅力

01:エアコン/エオリア Xシリーズ[CS-X402D2](パナソニック)

「スマート家電の中で、最も便利なのがエアコン。その中でもパナソニックは頭ひとつ抜けている印象です」と坂上さんがおすすめするのが、「ナノイー」史上最速で有害物質を抑制し、清潔かつ快適な極上冷暖房を実現するハイグレードモデルです。

新「ナノイーX」、エコナビ、一年中快適にする「エネチャージ極上冷暖房」を搭載

「外出先からのON/OFFや切り忘れ通知など定番のスマート機能はもちろん。ウェザーニュース社から提供される天気予報と連動して自動で温度を調整する機能や、GPSがついているので帰宅した時に自動でエアコンをオンにできる機能。そして、外出時に運転したままの時と停止して帰宅後に運転再開した時の電気代を予測し、どちらがお得か分かる『つけっぱなし判定』など、他にはない機能があり、エアコンのスマート機能の中で最もすぐれています」

商品サイト
https://joshinweb.jp/season/52755/2098707931787.html

02:ロボット掃除機/[ルンバ S9+](アイロボット)

ロボット掃除機の中で不動の人気を誇るルンバシリーズの最上位モデル。AeroVac搭載のルンバ600シリーズと比較して40倍にアップした吸引力や、間取りやライフスタイルに合わせた清掃、クリーンベースに自動でゴミを捨てる機能など、製品自体が最高峰の機能を搭載していますが、より利便性を高めてくれるのが「iRobot Home」アプリの機能。

「D型の新しいデザインは部屋の隅や壁際の隙間も徹底的にキレイにしてくれます。カーペットの上で自動的に吸引力を上げる機能も画期的」

「アプリを連携することでユーザーの生活習慣や部屋の状況、季節に合わせた清掃方法を提案し、操作の手間を最小限にするさまざまな機能が使えるようになりますが、特筆すべきは侵入禁止エリア機能。侵入させたくないエリアを設定すると見えない壁をつくり、その場所を避けて清掃してくれます。これは、他にはないワンランク上の機能ですね」

商品サイト
https://joshinweb.jp/kaden/21986/0885155018274.html

03:ドラム式洗濯機/[NA-LX129AL](パナソニック)

水洗いできない衣類やアイテムの消臭や除菌、ウイルスも抑制する「ナノイーX」を搭載し、業界初のおしゃれ着洗剤タンク搭載の「トリプル自動投入」やカラータッチパネルが魅力のフラッグシップモデル。

濃密泡と高浸透バブルシャワーで繊維の奥の汚れもしっかり落とす新機能「スゴ落ち泡洗浄」搭載。コンパクトで12kgの大容量も魅力

「専用の『スマホで洗濯』アプリの機能で便利なのが、まず『わが家流プラス』。一般的な洗濯機に登録できるコースの数は限られていますが、こちらを使用すると洗濯、洗濯〜乾燥、乾燥で各10コースをカスタマイズして登録ができます。さらに洗濯機でトレンドの自動投入機能の設定も、スマートフォンで洗剤や柔軟剤の銘柄を選ぶだけで簡単にできます。それらが少なくなったらアプリ内で購入することも。洗濯時のステータス通知も便利。製品自体の機能も他の洗濯機より数歩リードしています」

商品サイト
https://joshinweb.jp/kaden/21948/4549980504307.html

04:4K有機ELテレビ/[XRJ-55A95K](SONY)

2022年7月に登場したブラビアのフラッグシップモデルは、新しい4K有機ELパネルならではの輝くような色彩を実現する映像美や究極の没入感、映画館のような臨場感あふれる高音質サウンドをリビングで体感できます。

「『BRAVIA CAM』をつなげば、視聴者の位置を認識し、画面の明るさや声のボリュームなどを自動で最適化してくれます」

「今はテレビ自体を無線LANにつなぐのが当たり前になっていますが、こちらはChromecast built-inとApple AirPlayが搭載されているので、スマートフォンで観ている動画や写真、音楽をワンタップで大画面に映せます。さらにブラビア専用の外付けカメラ『BRAVIA CAM』をつなげば大人数を表示しながらのビデオチャットや、リモコンを使わないジェスチャー操作もできるのでテレビの楽しみ方が広がりますよ」

商品サイト
https://joshinweb.jp/av/12409/4548736135871.html

05:BDレコーダー/[DBR-4KZ](レグザ)

4K放送から地デジまでをハイブリッド自動録画できるプレミアムモデル。
「まだ認知されていないですが“全録”は、TVエンタメの楽しみ方を新しい次元に導いてくれるすごい機能です。面倒な予約時のストレスがなくなるだけでなく、たとえば9時からのドラマを15分遅れで視聴したらすべてCMが飛ばせたり、番組表ではなく自分の時間に合わせてテレビが楽しめるようになります。レグザの最上位モデルは、4K対応テレビと合わせると、見慣れたコンテンツも4Kにアップコンバートして出力し、臨場感のある高コントラストな高画質で視聴できるのが魅力です」

時短再生や録画番組の中から観たいシーンにすぐアクセスできるシーン検索機能も魅力。2TB、4TB、6TBの3タイプ

そして、専用アプリの「スマホdeレグザ」と連携することで、その別次元の体験がどこでもできるようになるとか。
「リモコン代わりの使用や録画予約はもちろん、このシリーズの別モデルではスマートフォンで録画番組の視聴や時短視聴もできるので、使わない手はありません。ライフスタイルに合わせた新しい体験が待っています」

商品サイト
https://joshinweb.jp/av/19703/4580652111751.html

06:オーブンレンジ/ヘルシオ[AX-XA20](シャープ)

「水で焼く」過熱水蒸気で最初から最後まで調理し、オーブンレンジの概念を変えたウォーターオーブン「ヘルシオ」のプレミアムモデル。レシピ通りの材料や分量でなくても、角皿に食材を並べるだけで冷凍・冷蔵・常温の食材それぞれに最適な熱を与え、すべての食材をちょうどよく仕上げる画期的な自動調理「まかせて調理」に加えて、余分な脂や塩分を落とし、栄養素をキープする健康管理ができ、毎日の料理作りをサポートしてくれます。

過熱水蒸気での調理だけでなく、耐熱容器などを使い簡単につくれるレンジ調理メニューも充実。カラーはレッドとホワイトの2種類

「シャープのスマート家電と連携した独自のアプリ『COCORO HOME』は暮らしを見える化するサービス。その中のキッチン家電アプリ『COCORO KITCHEN』では、対話を重視し、食材名やカロリー控え目などメニューに関して話しかけるとAIが家族の好みや調理履歴からおすすめのメニューを提案してくれます。そしてクラウド上に日々新しいレシピが追加されるので献立の悩みも軽減。料理の手順も音声でアシストしてくれるなど充実したサポート機能が魅力です」

商品サイト
https://joshinweb.jp/kitchen/383/4974019184463.html

07:炊飯器/おどり炊き[SR-VSX101](パナソニック)

「この炊飯器自体がものすごく優秀。誰でも簡単に極上のお米を炊くことができます」と坂上さんが太鼓判を押すこちらは、最高峰のスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器。パナソニック独自の特許技術「おどり炊き」などの機能で、お米一粒一粒に熱が行き渡り、お米のうまみを最大限に引き出します。

「ダイヤモンド竈(かまど)釜」は、お米の芯まで大火力をベストなタイミングで伝える。1.0L 0.5〜5合。カラーはホワイトとブラックの2種類

「全国63種類の銘柄別にそれぞれの個性を引き出した『銘柄炊き分け』をはじめとした炊き分け機能も魅力ですが、キッチンアプリ『KitchenPocket』と連携することでより便利になります。特にその年の新米の出来映えに合わせた炊き方にアップデートしてくれる機能は唯一無二。自分にあった銘柄を提案してくれる『銘柄コンシェルジュ』や運転状況のプッシュ通知機能なども搭載しています」

商品サイト
https://joshinweb.jp/kitchen/11074/4549980470084.html

08:冷蔵庫/VEGETA[GR-U600FZS](東芝ライフスタイル)

うるおい冷気で約10日間鮮度をキープする「もっと潤う 摘みたて野菜室」や冷蔵室全体をチルドルームのような低温・高湿度状態にキープする「うるおい冷蔵室」など、保存性能や使い勝手に優れ、インテリアと美しく調和するフラッグシップモデル。

凍らせないで保存する「氷結晶チルド」は、生の美味しさのまま長期保存を可能にする。容量600L、本体幅685mm。カラーはフロストグレージュとフロストホワイトの2種類

「東芝のスマートフォン対応『IoLIFE』アプリを使用すれば、毎日の家事に関わる負担が軽減されます。音声で冷蔵庫にある食材を登録することで毎日の食材管理が楽になり、給水タンクの水切れなど運転状態もスマートフォンで確認できて、家庭ごとの省エネ運転もAI学習技術で実現。ぜひ接続してみてください」

商品サイト
https://joshinweb.jp/kaden/11519/4904530109850.html

09:加湿空気清浄機/[KI-PX75](シャープ)

もはや空気清浄機の代名詞となった シャープ独自の空気浄化技術「プラズマクラスター」の最高峰の空気浄化力「プラズマクラスターNEXT」を搭載。家庭用加湿空気清浄機の中で業界トップクラスの900mL/hのパワフルな加湿、フィルター自動掃除など、トップクラスの機能性と利便性が融合したハイグレードモデルです。

外出先で空気清浄機の運転状況や部屋の明るさ、お部屋の空気の状態まで確認することができる。18畳。カラーはホワイトとブラウンの2種類

「シャープの空気清浄機とエアコン専用の『COCORO AIR』アプリの機能は非常に多彩。部屋に人がいない時は無駄な加湿を自動で抑制してくれるので、給水の手間が低減されるのは本当に便利。部屋の温度や湿度、PM2.5濃度やホコリ、臭いを見える化し、空気がきれいになっていく様子がスマートフォンで見られるのも画期的です。他にもクラウドのAIが分析し、日々の天気や生活シーンに応じて運転を最適化し、好みの運転を同じ曜日や時間で自動に切り替え、フィルター交換時期をお知らせするなど独自の機能が見逃せません。コロナ禍もあいまって非常に注目されているモデルです」

商品サイト
https://joshinweb.jp/season/9798/4974019203874.html

10:電動歯ブラシ/オーラルB[iO9](ブラウン)

世界の歯科医推奨No.1ブランドとして美容家電業界をリードするブラウンの次世代電動歯ブラシ。オーラルB独自の丸型回転に、ブラシ1本1本まで振動させる革新的テクノロジー「遠心マイクロモーション™」を搭載することで、歯科クリーニングのような磨き上がりと高い歯垢除去力を実現しています。

7つのスマートモードが選べ、3時間の急速マグネット式充電で約12日間使用可能(1日2回、各2分)

「電動歯ブラシにスマート機能は意外に思われるかもしれませんが、オーラルBに搭載された『人工知能ブラッシング認知機能』は知られざる画期的な技術です。こちらは本体のモーションセンサーがブラシの持ち方や動かし方、スピードを検知。その情報をAIが数千人分のブラッシングデータとパターンから照合し、スマートフォンを通してリアルタイムにガイドしてくれます。約8割の人にあると言われている磨き残しがないか確認できるので、より健康的なオーラルケアに導いてくれます。口内16カ所を検知するのは最上位モデルのiO9だけですね」

人口知能が外側、内側、かみ合わせ面まで立体的に磨き残しを教えてくれる

商品サイト
https://joshinweb.jp/health/5907/4210201328209.html

「今回ご紹介した10製品は最先端のスマート機能はもちろん、すべて製品自体の機能もトップクラスに優れたものです。ぜひ一度、店頭で手に取って試してみてください」

もはや近未来の世界とも言えるスマート家電の世界。最後のCHAPTER:03では、スマート家電の今後やスマートフォンと連動することで快適になるカーライフの魅力、そしてスマートホームやAI、ロボット、自動運転など先端技術を人々のリアルな生活環境の中に導入し検証できるトヨタの実験都市「ウーブン・シティ(Woven City)」について迫ります。

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【取材協力】

Joshin
https://joshinweb.jp/top.html

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